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Oracle® Databaseリファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71292-14
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9.72 V$SQLSTATS

V$SQLSTATSは、SQLカーソルに関する基本的なパフォーマンス統計情報を示し、SQL文ごとに1行ずつ(つまり、SQL_IDの一意の値ごとに1行ずつ)表示します。V$SQLSTATSの各列の定義は、V$SQLビューおよびV$SQLAREAビューと同じです。ただし、V$SQLSTATSビューは、V$SQLおよびV$SQLAREAに比べて、高速かつスケーラブルで、データ保存の仕組みも優れています(カーソルが共有プールで無効になった後でも、統計情報を表示できます)。V$SQLSTATSは、V$SQLおよびV$SQLAREAに表示される列のサブセットを含みます。

データ型 説明

SQL_TEXT

VARCHAR2(1000)

カレント・カーソルのSQLテキストの最初の1000文字

SQL_FULLTEXT

CLOB

CLOB列として公開されるSQL文の全テキスト。SQL文の全テキストは、V$SQLTEXTビューと結合するかわりに、この列を使用して取出し可能。

SQL_ID

VARCHAR2(13)

ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子

LAST_ACTIVE_TIME

DATE

関連カーソルの統計情報が最後に更新された時刻

LAST_ACTIVE_CHILD_ADDRESS

RAW(4 | 8)

これらの統計情報が最後に更新された関連カーソルのアドレス

PLAN_HASH_VALUE

NUMBER

このカーソルに対する現在のSQLプランの数値表現。PLAN_HASH_VALUEの値を別の値と比較すると、2つのプランが同じかどうかを(2つのプランを行単位で比較するより)容易に識別できる。

PARSE_CALLS

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対する解析コールの数

DISK_READS

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するディスク読取りの数

DIRECT_WRITES

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するダイレクト書込みの数

BUFFER_GETS

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルに対するバッファ取得の数

ROWS_PROCESSED

NUMBER

解析されたSQL文が戻す行数の合計

SERIALIZABLE_ABORTS

NUMBER

トランザクションをシリアライズできずにORA-08177エラーとなった回数(カーソルごと)

FETCHES

NUMBER

SQL文に関連するフェッチ数

EXECUTIONS

NUMBER

このオブジェクトがライブラリ・キャッシュに入れられた後で行われた実行数

END_OF_FETCH_COUNT

NUMBER

カーソルがライブラリ・キャッシュに入れられた後で、このカーソルが完全に実行された回数。カーソルが正常に実行されなかったか、カーソルがクローズまたは再実行される前にこのカーソルによって生成された先頭の数列のみフェッチされたため、カーソルが部分的に実行された場合、この統計の値は増分されない。END_OF_FETCH_COUNT列の値は、EXECUTIONS列の値以下に定義される。

LOADS

NUMBER

オブジェクトがロードまたは再ロードされた回数

VERSION_COUNT

NUMBER

このSQLテキストと計画があるキャッシュ内のカーソルの数

INVALIDATIONS

NUMBER

この子カーソルが無効にされた回数

PX_SERVERS_EXECUTIONS

NUMBER

パラレル実行サーバーで処理された実行の合計数(文がパラレル実行されなかったときは0)

CPU_TIME

NUMBER

このカーソルが解析、実行およびフェッチのために使用するCPU時間(マイクロ秒)

ELAPSED_TIME

NUMBER

解析、実行およびフェッチに対してこのカーソルで使用される経過時間(マイクロ秒)です。カーソルがパラレル実行を使用する場合、ELAPSED_TIME_TOTALは、問合せコーディネータへの時間にすべてのパラレル問合せスレーブ処理を加えた累積時間です。

AVG_HARD_PARSE_TIME

NUMBER

このカーソルで使用中のハード解析時間の平均(マイクロ秒)

APPLICATION_WAIT_TIME

NUMBER

アプリケーションの待機時間(マイクロ秒)

CONCURRENCY_WAIT_TIME

NUMBER

同時実行性待機時間(マイクロ秒)

CLUSTER_WAIT_TIME

NUMBER

クラスタの待機時間(マイクロ秒)。この値はOracle RAC固有。待機イベントのクラスタ・クラスにカテゴライズされているすべての待機に費やされた合計時間を示す。この列の値は、Oracle RACのクラスタ・リソースに費やされた累計待機時間。

USER_IO_WAIT_TIME

NUMBER

ユーザーI/O待機時間(マイクロ秒)

PLSQL_EXEC_TIME

NUMBER

PL/SQL実行時間(マイクロ秒)

JAVA_EXEC_TIME

NUMBER

Java実行時間(マイクロ秒)

SORTS

NUMBER

子カーソルに対して実行されたソート数

SHARABLE_MEM

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルによって現在占有されている共有メモリーの合計量(バイト)

TOTAL_SHARABLE_MEM

NUMBER

このSQLテキストと計画がある全カーソルがすべて共有プールにロードされた場合、これによって現在占有されている共有メモリーの合計量(バイト)。(つまり、カーソル・サイズ)

TYPECHECK_MEM

NUMBER

タイプ・チェック・メモリー

IO_CELL_OFFLOAD_ELIGIBLE_BYTES

NUMBER

Exadataストレージ・システムによるフィルタリングが可能なI/Oのバイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

IO_INTERCONNECT_BYTES

NUMBER

Oracle Databaseとストレージ・システムの間で交換されたI/Oのバイト数。通常、Cache Fusionまたはパラレル問合せに使用される。

PHYSICAL_READ_REQUESTS

NUMBER

監視対象のSQLによって発行された物理読取りI/O要求の数。リクエストはディスク読取りに限定されない。

PHYSICAL_READ_BYTES

NUMBER

監視対象のSQLによってディスクから読み取られたバイト数

PHYSICAL_WRITE_REQUESTS

NUMBER

監視対象のSQLによって発行された物理書込みI/O要求の数

PHYSICAL_WRITE_BYTES

NUMBER

監視対象のSQLによってディスクに書き込まれたバイト数

EXACT_MATCHING_SIGNATURE

NUMBER

CURSOR_SHARINGパラメータがEXACTに設定されたときに使用されるシグネチャ

FORCE_MATCHING_SIGNATURE

NUMBER

CURSOR_SHARINGパラメータがFORCEに設定されたときに使用されるシグネチャ

IO_CELL_UNCOMPRESSED_BYTES

NUMBER

Exadataセルにオフロードされる非圧縮バイト数(解凍後のサイズ)

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

IO_CELL_OFFLOAD_RETURNED_BYTES

NUMBER

通常のI/Oパスを通してExadataセルから戻されるバイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

DELTA_PARSE_CALLS

NUMBER

最後の自動ワークロード・リポジトリ(AWR)スナップショット以降にカーソルに対して行われた解析コールの数

関連項目: AWRの概要は、『Oracle Database概要』を参照してください。

DELTA_DISK_READS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われたディスク読取りの数

DELTA_DIRECT_WRITES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われた直接書込みの数

DELTA_BUFFER_GETS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われたバッファ取得の数

DELTA_ROWS_PROCESSED

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルから戻された行の数

DELTA_FETCH_COUNT

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われたフェッチの数

DELTA_EXECUTION_COUNT

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われた実行の数

DELTA_PX_SERVERS_EXECUTIONS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にパラレル実行サーバーによって行われた実行の数

DELTA_END_OF_FETCH_COUNT

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルが完全に実行された回数

DELTA_CPU_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降のカーソルのCPU時間(マイクロ秒)

DELTA_ELAPSED_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降のカーソルのデータベース時間(マイクロ秒)

DELTA_APPLICATION_WAIT_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にApplication待機クラスに対してカーソルで費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_CONCURRENCY_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にConcurrency待機クラスに対してカーソルで費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_CLUSTER_WAIT_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にCluster待機クラスに対してカーソルで費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_USER_IO_WAIT_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にUser I/O待機クラスに対してカーソルで費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_PLSQL_EXEC_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルでPL/SQLの実行に費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_JAVA_EXEC_TIME

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルでJavaの実行に費やされた時間(マイクロ秒)

DELTA_SORTS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われたソートの数

DELTA_LOADS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルがロードされた回数

DELTA_INVALIDATIONS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルが無効にされた回数

DELTA_PHYSICAL_READ_REQUESTS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われた物理読取りI/O要求の数

DELTA_PHYSICAL_READ_BYTES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソル用にディスクから読み取られたバイト数

DELTA_PHYSICAL_WRITE_REQUESTS

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソルに対して行われた物理書込みI/O要求の数

DELTA_PHYSICAL_WRITE_BYTES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソル用にディスクに書き込まれたバイト数

DELTA_IO_INTERCONNECT_BYTES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソル用にOracle Databaseとストレージ・システムの間で交換されたI/Oバイト数

DELTA_CELL_OFFLOAD_ELIG_BYTES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソル用にExadataストレージ・システムでフィルタできるI/Oバイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

DELTA_CELL_UNCOMPRESSED_BYTES

NUMBER

最後のAWRスナップショット以降にカーソル用にExadataセルにオフロードされる未圧縮バイト数

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

CON_DBID

NUMBER

PDBのデータベースID

OBSOLETE_COUNT

NUMBER

親カーソルが廃止になった回数

関連項目: