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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成
12c (12.2.1)
E69957-02
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5 Oracle Business Process Managementドメインの構成

Oracle Business Process Managementをインストールすると、ドメインを構成できます。これは、高可用性になるように拡張することもできます。

ここで示される構成手順では、次に説明するインストール手順を完了していることが前提になります。

次の項を参照して、データベース・スキーマの作成、WebLogicドメインの構成および構成のテストを行います。

5.1 データベース・スキーマの作成

Oracle Business Process Managementドメインの構成を開始する前に、このリリースのOracle Fusion Middlewareで使用する動作保証済のデータベースに必要なOracleスキーマをインストールしておく必要があります。

「データベース・スキーマの作成」の手順に従って、スキーマをインストールします。

スキーマのインストールが完了したら、Oracle Business Process Managementドメインの構成」に移動して、ドメインの作成と構成に進みます。

5.2 Oracle Business Process Managementドメインの構成

構成ウィザードを使用して、ドメインを作成します。

ドメイン作成に使用可能なその他の方法の詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のWebLogicドメインの作成、拡張および管理のための追加ツールに関する項を参照してください。

5.2.1 構成ウィザードの起動

構成ウィザードを起動して、ドメインの構成を開始します。

ORACLE_HOME/oracle_common/common/binディレクトリに移動して、WebLogic Server構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./config.sh

Microsoft Windowsオペレーティング・システムの場合:

config.cmd

5.2.2 ドメインを作成および構成するための構成ウィザード画面のナビゲート

構成ウィザードを使用して、トポロジのドメインを作成および構成します。

注意:

この手順を使用して既存のドメインを拡張できます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで詳細を参照してください。

次の項では、構成ウィザードの手順を段階的に示します。

5.2.2.1 Oracle Business Process Managementのドメイン・タイプおよびドメイン・ホームの場所の選択

ドメイン・ホーム・ディレクトリの場所(Oracleホーム・ディレクトリの外部が最適)を選択する必要があります。

ドメイン・ホームの場所は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項のディレクトリ構造に従って、Oracleホーム・ディレクトリの外に配置することをお薦めします。このディレクトリ構造は、ソフトウェアのアップグレードや再インストールが必要になった場合に問題が発生しないようにするのに役立ちます。

ドメイン・タイプおよびドメインのホーム・ディレクトリを指定する手順:

  1. 「構成タイプ」画面で、「新規ドメインの作成」を選択します。

    注意:

    「既存のドメインの更新」を選択して、BPMを含めるように既存のOracle SOA Suiteドメインを拡張することもできます。ドメインの拡張の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。
  2. 「ドメインの場所」フィールドで、ドメイン・ホームのディレクトリを指定します。

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成タイプに関する項を参照してください。

5.2.2.2 Oracle Business Process Managementの構成テンプレートの選択

「テンプレート」画面で、必要なテンプレートを選択します。

「テンプレート」画面で、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle BPM Suite - 12.2.1.0 [soa]

    このテンプレートを選択すると、次の項目が依存関係として自動的に選択されます。

    • Oracle SOA Suite

    • Oracle Enterprise Manager

    • Oracle WSM Policy Manager

    • Oracle JRF

    • WebLogic Coherenceクラスタ拡張

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のテンプレートに関する項を参照してください。

5.2.2.3 アプリケーション・ホームの場所の選択

「アプリケーションの場所」画面では、ドメインに関連付けられたアプリケーションの格納場所(アプリケーション・ホーム・ディレクトリとも呼ばれる)を選択します。

アプリケーション・ホームの場所は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項のディレクトリ構造に従って、Oracleホーム・ディレクトリの外に配置することをお薦めします。このディレクトリ構造は、ソフトウェアのアップグレードや再インストールが必要になったときに問題を回避するために役立ちます。

ヒント:

アプリケーション・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のアプリケーション・ホームの選択に関する項を参照してください。

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のアプリケーションの場所に関する項を参照してください。

5.2.2.4 管理者アカウントの構成

「管理者アカウント」画面では、ドメインに対するデフォルトのWebLogic管理者アカウントのユーザー名とパスワードを指定します。

この画面で入力したユーザー名およびパスワードを書き留めておくことをお薦めします。これらの資格証明は後でドメインの管理サーバーを起動して接続する際に必要になります。

5.2.2.5 ドメイン・モードとJDKの指定

「ドメイン・モードおよびJDK」画面を使用して、ドメイン・モードおよびJava Development Kit (JDK)を指定します。

「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、次の操作を実行します。

  • 「ドメイン・モード」フィールドで、「本番」を選択します。

  • 「JDK」フィールドで、Oracle HotSpot JDKを選択します。

ヒント:

この画面上のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のドメイン・モードとJDKに関する項を参照してください。

5.2.2.6 データベース構成タイプの指定

「データベース構成タイプ」画面を使用して、データベースとデータベース・スキーマの詳細を指定します。

「データベース構成タイプ」画面で、「RCUデータ」を選択します。このオプションでは、構成ウィザードに対して、データベースおよびサービス表(STB)スキーマに接続し、ドメインの構成に必要なスキーマのスキーマ情報を自動的に取得するように指示します。

注意:

この画面で「手動構成」を選択した場合は、「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面でスキーマのパラメータを手動で入力する必要があります。

「RCUデータ」を選択してから、次の各フィールドに入力します。

フィールド 説明

DBMS/サービス

データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。

例: orcl.exampledomain.com

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

例: examplehost.exampledomain.com

ポート

データベースがリスニングするポート番号を入力します。

例: 1521

スキーマ所有者

スキーマ・パスワード

データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これは、RCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに入力したスキーマのユーザー名とパスワードです(「スキーマ・パスワードの指定」を参照)。

デフォルトのユーザー名はprefix_STBです。prefixは、RCUで定義したカスタム接頭辞です。

データベース接続情報の指定を完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。

Connecting to the database server...OK
Retrieving schema data from database server...OK
Binding local schema components with retrieved data...OK

Successfully Done.

ヒント:

「RCUデータ」オプションの詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のデータソースのデフォルトに関する項を参照してください。

5.2.2.7 JDBCコンポーネント・スキーマ情報の指定

「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面を使用して、データベース・スキーマの詳細を確認または指定します。

「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面に示される値が、すべてのスキーマに対して適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表はすでに適切に移入されている必要があります。

ヒント:

高可用性環境の場合は、Oracle RACデータベースのデータ・ソース構成に関する追加情報について、『高可用性ガイド』の次の項を参照してください。

  • Oracle RACでのGridLinkデータ・ソースの構成

  • マルチ・データ・ソースの構成

この画面のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の「JDBCコンポーネント・スキーマ」に関する項を参照してください。

5.2.2.8 JDBC接続のテスト

「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、データ・ソース接続をテストします。

「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。

デフォルトでは、各スキーマ・コンポーネントのスキーマ・パスワードは、スキーマの作成時に指定したパスワードです。異なるスキーマ・コンポーネントで異なるパスワードを使用する場合は、各行の「スキーマ・パスワード」列に目的のパスワードを入力して、それらを手動で編集します。パスワードを指定した後、パスワードを変更したスキーマに対応するチェック・ボックスを選択し、再度接続をテストします。

ヒント:

この画面上のその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のJDBCコンポーネント・スキーマのテストに関する項を参照してください。

5.2.2.9 詳細な構成の選択

「拡張構成」画面を使用して、ドメイン構成を完了します。

「拡張構成」画面で、次を選択します。

  • 管理サーバー

    管理サーバーのリスニング・アドレスを適切に構成するために必要です。

  • ノード・マネージャ

    ノード・マネージャを構成するために必要です。

  • 管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence

    Oracle Business Process Management管理対象サーバーを構成する場合に必要になります。

5.2.2.10 管理サーバーのリスニング・アドレスの構成

「管理サーバー」画面を使用して、ホストのIPアドレスを選択します。

「管理サーバー」画面で、「リスニング・アドレス」の横にあるドロップダウン・リストを選択し、管理サーバーが存在するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」を使用しないでください。

管理サーバーにサーバー・グループは指定しないでください。

IPv6でGoogle Chromeを使用する場合、グローバルIPv6アドレスを入力する必要があります。ローカルIPv6アドレスは使用できません。

5.2.2.11 ノード・マネージャの構成

「ノード・マネージャ」画面を使用して、構成するノード・マネージャのタイプおよびノード・マネージャ資格証明を選択します。

「ノード・マネージャ・タイプ」に「ドメインごとのデフォルトの場所」を選択し、ノード・マネージャ資格証明を指定します。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のノード・マネージャに関する項を参照してください。

ノード・マネージャ・タイプの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャの概要に関する項を参照してください。

5.2.2.12 Oracle Business Process Managementの管理対象サーバーの構成

「管理対象サーバー」画面を使用して、管理対象サーバーを構成します。

「管理対象サーバー」画面には、bpm_server1という管理対象サーバーがすでに作成されています。

  1. 「リスニング・アドレス」ドロップダウン・リストで、管理対象サーバーを配置するホストのIPアドレスを選択します。「すべてのローカル・アドレス」を使用しないでください。
  2. 「サーバー・グループ」ドロップダウン・リストで、SOA-MGD-SVRSを選択します。これらのサーバー・グループによって、SOAとOracle Web Services Manager (OWSM)のサービスが、作成中の管理対象サーバーにターゲット設定されます。

    SOAのみをターゲットに設定するSOA-MGD-SVRS-ONLYという別のサーバー・グループがありますが、Oracle Web Services Manager (OWSM)からサーバーからサーバーにターゲット設定するものではありません。これは、通常、SOAサーバーとは別のサーバーにOracle Web Services Manager (OWSM)を含める場合に使用します。

    サーバー・グループは、定義済アプリケーション・サービス・グループを各定義済サーバー・グループにマップすることにより、Fusion Middlewareアプリケーションおよびサービスを1つ以上のサーバーにターゲット指定します。必要に応じて、特定のアプリケーション・サービス・グループを複数のサーバー・グループにマップできます。特定のサーバー・グループにマップされた任意のアプリケーション・サービスは、そのグループに割り当てられたすべてのサーバーに自動的にターゲット指定されます。詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』のアプリケーション・サービス・グループ、サーバー・グループおよびアプリケーション・サービス・マッピングに関する項を参照してください。

  3. この手順を繰り返して、bpm_server2という2台目の管理対象サーバーを作成します。

    2番目の管理対象サーバーの構成は、高可用性の標準トポロジを構成するために必要な手順の1つです。高可用性環境を作成しない場合、この手順はオプションになります。

    高可用性の標準トポロジの詳細は、『高可用性ガイド』のFusion Middleware標準HAトポロジの理解に関する項を参照してください。

    ドメインを構成した後、高可用性の準備のための次のステップの詳細は、「高可用性のための環境の準備」を参照してください。

これらのサーバー名は、このドキュメント全体の例で引用されます。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。

5.2.2.13 Oracle Business Process Managementのクラスタの構成

「クラスタ」画面を使用して、新規クラスタを作成します。

「クラスタ」画面で、次のように実行します。

  1. 「追加」をクリックします。
  2. 「クラスタ名」フィールドでbpm_cluster1を指定します。
  3. 「クラスタ・アドレス」フィールドは空白のままにします。

デフォルトでは、クラスタのサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して互いに通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。

また、Oracle Fusion Middleware Controlを使用してクラスタを作成することもできます。この場合、クラスタ作成手順を実行するときに、クラスタ通信(ユニキャストまたはマルチキャスト)を構成できます。詳細は、『Oracle WebLogic Server Administration Consoleオンラインヘルプ』のクラスタの作成と構成に関する項を参照してください。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のクラスタに関する項を参照してください。

5.2.2.14 クラスタへのOracle Business Process Management管理対象サーバーの割当

「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用して、管理対象サーバーを新しいクラスタに割り当てます。

「サーバーのクラスタへの割当」画面で、次のように実行します。

  1. 「クラスタ」ペインで、管理対象サーバーを割り当てるクラスタ(ここではbpm_cluster1)を選択します。
  2. 「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、bpm_server1bpm_cluster1に割り当てます。
    • シングルクリックでbpm_server1を選択し、右矢印をクリックすることで、「クラスタ」ペインで選択済のクラスタ(bpm_cluster1)の下に移動します。

    • bpm_server1をダブルクリックして、「クラスタ」ペインで選択済のクラスタ(bpm_cluster1)の下に移動します。

  3. bpm_server2からbpm_cluster1への割当てを繰り返します。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のサーバーのクラスタへの割当てに関する項を参照してください。

5.2.2.15 Coherenceクラスタの構成

「Coherenceクラスタ」画面を使用して、Coherenceクラスタを構成します。

Coherenceクラスタのリスニング・ポートとして、デフォルトのポート番号の0をそのまま使用します。構成後、Coherenceクラスタがドメインに自動的に追加されます。

注意:

ユニキャスト・リスニング・ポートを0に設定すると、管理対象サーバー・ポート番号のオフセットが作成されます。オフセットは5000で、管理対象サーバー・ポート番号に割り当てられる最大許容値が65535ではなく60535であることを意味します。

Coherence構成の詳細と次の手順については、表8-2 を参照してください。

注意:

Coherenceのライセンス情報については、ライセンス情報のOracle Coherenceに関する項を参照してください。

5.2.2.16 Oracle Business Process Managementマシンの新規作成

「マシン」画面を使用して、ドメイン内に新規マシンを作成します。ノード・マネージャがサーバーを起動および停止するには、マシンが必要です。

ヒント:

高可用性環境を作成する計画があり、ターゲット・トポロジに必要なマシン・リストを把握している場合は、この項の指示に従って、ここですべてのマシンを作成できます。詳細は、『高可用性ガイド』のオプションのスケール・アウト手順に関する項を参照してください。

  1. 新しいマシンを作成するには、「マシン」タブ(Windowsの場合)または「Unixマシン」タブ(UNIXの場合)を選択し、「追加」をクリックします。
  2. 「名前」フィールドでbpm_machine1を指定します。
  3. 「ノード・マネージャ・リスニング・アドレス」フィールドで、管理対象サーバーを構成しているマシンのIPアドレスを選択します。

    localhostではなく、特定のインタフェースを選択する必要があります。 これにより、Coherenceクラスタのアドレスが動的に計算されます。

  4. 「ノード・マネージャ・リスニング・ポート」フィールドのポート番号を確認します。

注意:

既存のドメインを拡張する場合、サーバーを既存のマシンに割り当てることができます。その必要がないかぎり、新しいマシンを作成する必要はありません。

ヒント:

この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のマシンに関する項を参照してください。

5.2.2.17 Oracle Business Process Managementマシンへのサーバーの割当

「サーバーのマシンへの割当」画面を使用して、作成したばかりの新しいマシンに管理サーバーと管理対象サーバーを割り当てます。

「サーバーのマシンへの割当」画面で次の操作を実行します。

  1. 「マシン」ペインで、サーバーを割り当てるマシンを選択します。この場合、bpm_machine1になります。
  2. 「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、AdminServerbpm_machine1に割り当てます。
    • シングルクリックで「AdminServer」をして選択し、右矢印をクリックすることで、「マシン」ペインで選択済のマシン(bpm_machine1)の下に移動します。

    • 「AdminServer」をダブルクリックして、「マシン」ペインで選択済のマシン(bpm_machine1)の下に移動します。

  3. これらの手順を繰り返して、bpm_server1およびbpm_server2の両方をbpm_machine1に割り当てます。

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のサーバーのマシンへの割当てに関する項を参照してください。

5.2.2.18 構成の指定内容の確認とドメインの構成

「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。

画面の各項目を見直して、情報に間違いがないか確認します。変更を行うには、「戻る」ボタンをクリックするか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することにより、画面に戻ります。ドメイン作成は、「作成」をクリックするまでは開始されません。

ヒント:

この画面上のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。

5.2.2.19 ドメイン・ホームと管理サーバーURLの記録

「構成に成功しました」画面には、構成したばかりのドメインの情報が表示されます。

後で必要になるため、次の項目をメモします。

  • ドメインの場所

  • 管理サーバーURL

ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーを起動するスクリプトへのアクセスで必要になります。また、URLは管理サーバーへのアクセスで必要になります。

「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。

5.3 サーバーの起動

構成の完了後、ツールを使用してドメインを管理できます。

構成の完了後、ツールを使用してドメインを管理できます。

注意:

ドメイン管理に使用する追加のツールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの管理ツールの概要に関する項を参照してください。

次の項の手順に従います。

5.3.1 ノード・マネージャの起動

ドメインごとのノード・マネージャを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は、次に示すように、nohupとサンプル出力ファイルnm.outを使用してノード・マネージャを起動します。

nohup ./startNodeManager.sh > $LOG_DIR/nm.out&

このコマンドのLOG_DIRは、ログ・ファイルを格納するディレクトリの場所になります。

Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

startNodeManager.cmd

注意:

Windowsオペレーティング・システムでは、ノード・マネージャをスタートアップ・サービスとして、ノード・マネージャを構成することをお薦めします。これによって、システムが再起動されるたびに、ノード・マネージャが自動で起動されます。

詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』の起動サービスとしてのノード・マネージャの実行に関する項を参照してください。

ノード・マネージャの追加の構成オプションの詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』を参照してください。

5.3.2 管理サーバーの起動

管理サーバーを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

./startWebLogic.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

startWebLogic.cmd

「ドメイン・モードとJDKの指定」の「ドメイン・モードおよびJDK」画面で「本番モード」を選択した場合、「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面に表示されたように、管理者ユーザーのログイン資格証明のプロンプトが表示されます。

ヒント:

管理サーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』で管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

本番モードでは、起動アイデンティティ・ファイルを作成することで、管理サーバーの起動時に必要なユーザー名とパスワードの指定を省略できます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の管理サーバー用の起動アイデンティティ・ファイルの作成に関する項を参照してください。

管理サーバー・コンソールにアクセスすることで、管理サーバーが稼働中であることを確認できます。URLは、「ドメイン・ホームおよび管理サーバーURLの記録」の「構成に成功しました」画面に表示されています(http://administration_server_host:administration_server_port/console)。デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001です。

注意:

製品スキーマをホストしているデータベースが稼働中であり、管理サーバーからアクセスできることを確認してください。

管理コンソールの使用方法については、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの使用のスタート・ガイドを参照してください。

5.3.3 管理対象サーバーの起動

管理サーバーを起動するには:

  1. Oracle Fusion Middleware Controlにログインします。
    http://administration_server_host:administration_server_port/em
    

    管理サーバーのホストおよびポート番号は「構成に成功しました」画面のURLにありました(「ドメイン・ホームおよび管理サーバーURLを書き込む」)。デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001です。

    ログイン資格証明は「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面で指定されました。

  2. Enterprise Managerのランディング・ページには、このドメインに構成されているサーバーのリストと、それらのステータスが表示されます(「実行中」または「停止」など)。新しく構成したドメインの場合、AdminServer(admin)のみが実行中となります。
  3. 1つ目の管理対象サーバーを選択します。
  4. 「WebLogic Server」メニューの横にある「起動」を選択します。
  5. 手順3と4を繰り返して、すべての管理対象サーバーを起動します。
  6. メインのランディング・ページで、すべての管理対象サーバーが起動して実行していることを確認します。

5.4 構成の確認

構成手順がすべて完了したら、ドメインが適切に構成されていることを検証する手順を実行できます。

ドメインが適切に構成されていることを確認するには、「追加ドメイン構成タスクの実行」を参照してください。