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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JSPタグ拡張の開発
12c (12.2.1.1.0)
E79376-01
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5 管理と構成

次のトピックでは、JSPタグ拡張を使用するための管理タスクと構成タスクの概要を示します。

JSPタグ・ライブラリの構成

JSPタグ・ライブラリを構成し、タグ・ライブラリをJARファイルとしてパッケージ化できます。

次を参照してください。

JSPタグ・ライブラリを構成するには、次のようにします。

  1. タグ・ライブラリ記述子(TLD)を作成します。

    詳細は、「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  2. このTLDを、web.xmlで参照します。次に例を示します。
    <taglib>
      <taglib-uri>myTLD</taglib-uri>
      <taglib-location>WEB-INF/library.tld</taglib-location>
    </taglib>

    この例では、タグ・ライブラリ記述子はlibrary.tldという名前のファイルです。tldの場所は、常にWebアプリケーションのルートを基準として相対的に指定します。

  3. タグ・ライブラリ記述子ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INFディレクトリに配置します。
  4. JSPページでタグ・ライブラリを参照します。

    JSPで、JSPディレクティブを使用してタグ・ライブラリを参照します。例:

    <%@ taglib uri="myTLD" prefix="mytaglib" %>
    
  5. タグ・ハンドラのJavaクラス・ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INF/classesディレクトリに配置します。
  6. WebアプリケーションをWebLogic Serverにデプロイします。詳細は、『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』分割開発ディレクトリからのデプロイとパッケージ化に関する項を参照してください。

JSPタグ・ライブラリのJARファイルとしてのパッケージ化

JSPタグ・ライブラリは、JARファイルとしてもパッケージ化できます。

JSPタグ・ライブラリをJARファイルとしてパッケージ化するには、次のようにします。

  1. TLD (タグ・ライブラリ記述子)ファイルをtaglib.tldという名前で作成します。

    詳細は、「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。

  2. タグ・ライブラリで使用されるコンパイル済みJavaタグ・ハンドラ・クラスのファイルを格納するディレクトリを作成します。
  3. 手順;2で作成したディレクトリのサブディレクトリを作成し、META-INFという名前を付けます。
  4. 手順;1で作成したtaglib.tldファイルを、手順;3で作成したMETA-INFディレクトリにコピーします。
  5. 手順;2で作成したディレクトリから次のコマンドを実行して、コンパイルされたJavaクラス・ファイルをjarファイルとしてアーカイブします。
    jar cv0f myTagLibrary.jar

    (myTagLibrary.jarはユーザーが指定する名前です)

  6. Jarファイルを、タグ・ライブラリを使用するWebアプリケーションのWEB-INF/libディレクトリにコピーします。
  7. JSPでタグ・ライブラリを参照します。

    例:

    <%@ taglib uri="taglib.tld" prefix="wl" %>

    柔軟性を高めるには、手順1 - 6を実行してから、Webアプリケーション・デプロイメント記述子web.xmlでタグ・ライブラリ記述子を参照します。

    例:

    . . .
    <taglib>
    ;;;<taglib-uri>myjar.tld</taglib-uri>
    ;;;<taglib-location>
    ;;;;;;/WEB-INF/lib/myTagLibrary.jar
    ;;;</taglib-location>
    </taglib>
    . . .

    その後、JSPでタグ・ライブラリを参照できます。

    例:

    <%@ taglib uri="myjar.tld" prefix="wl" %>