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Oracle® Application Express管理ガイド
リリース5.1
E83811-02
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2.5.1 機能構成の管理

「機能構成」ページを使用して、アプリケーション開発環境、SQLワークショップ機能、データベース監視、アプリケーション・アクティビティのロギング、およびファイル・アップロードに対するインスタンスレベルのサポートを構成します。

2.5.1.1 インスタンスに対するPL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化

「機能構成」ページで、インスタンスでPL/SQLプログラム・ユニットの編集を使用可能にするかどうかを制御します。

デフォルトでは、開発者はオブジェクト・ブラウザでデータベースのプロシージャ、パッケージおよびファンクションを参照しているときに、PL/SQLソース・コードを変更およびコンパイルできます。インスタンス管理者の場合、Oracle Application ExpressインスタンスでPL/SQLプログラム・ユニットの編集を使用可能にするかどうかを制御できます。

PL/SQLプログラム・ユニットの編集を無効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。
  5. 「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可」で、「いいえ」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.2 新規ワークスペースでのデモンストレーション・オブジェクトの作成の有効化

「機能構成」ページで新規ワークスペースを作成するときに、デモンストレーション・オブジェクトの作成を有効にします。

新規ワークスペースを作成するときに、インスタンス管理者は「新規ワークスペースにデモンストレーション・オブジェクトの作成」属性を有効にすることで、デモンストレーション・オブジェクトを作成できます。この属性を「はい」に設定すると、新規ワークスペースにデモンストレーション・アプリケーションとデモンストレーション・データベース・オブジェクトが含まれます。

新規ワークスペースでのデモンストレーション・データベース・オブジェクトの作成を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。
  5. 新規ワークスペースの作成時にデモンストレーション・アプリケーションとデモンストレーション・データベース・オブジェクトを含めるには、「新規ワークスペースにデモンストレーション・オブジェクトの作成」「はい」を選択します。デモンストレーション・アプリケーションの作成を無効にするには、「いいえ」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.3 新規ワークスペースでのWebシート・オブジェクトの作成の有効化

「機能構成」ページで新規ワークスペースを作成するときに、Webシート・オブジェクトの作成を有効にします。

新規ワークスペースを作成するときに、インスタンス管理者は「新規ワークスペースにWebシート・オブジェクトを作成」属性を有効にすることで、Webシート・オブジェクトを作成できます。この属性を「はい」に設定すると、新規ワークスペースにサンプルのWebシート・アプリケーションとその他のサンプル・データベース・オブジェクトが含まれます。  

新規ワークスペースでのサンプルのWebシート・オブジェクトの作成を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。
  5. 「新規ワークスペースにWebシート・オブジェクトを作成」で、「はい」を選択します。Webシート・オブジェクトの作成を無効にするには、「いいえ」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.4 WebシートでのSQLアクセスの有効化および無効化

「機能構成」ページで、WebシートでSQLタグを使用する機能およびSQLレポートを作成する機能を制御します。

インスタンス管理者は、WebシートでSQLタグを使用する機能およびSQLレポートを作成する機能を制御できます。無効にすると、インスタンス内のすべてのワークスペースのすべてのWebシート・アプリケーションでSQLタグを使用したりSQLレポートを作成することができなくなります。

WebシートでのSQLアクセスを制御するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。
  5. 「WebシートでのSQLアクセスの有効化」で、「はい」または「いいえ」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.5 パッケージ・アプリケーションのインストール・オプションの構成

「機能構成」ページで、パッケージ・アプリケーションをインストールするときに、特定の認証スキームのサポートを有効または無効にします。

パッケージ・アプリケーションのインストール・オプションを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 新しいパッケージをインストールするときに認証スキームをサポートするには、「パッケージ・アプリケーションのインストール・オプション」で「はい」を選択し、認証スキームのサポートを無効にするには「いいえ」を選択します。
    • HTTPヘッダー変数認証の許可

    • LDAPディレクトリ認証の許可

    • Oracle Application Server Single Sign-On認証の許可

  5. 「変更の適用」をクリックします。

    参照:

    Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「パッケージ・アプリケーションの使用率」

2.5.1.6 SQLワークショップの構成

インスタンスのSQLワークショップの基本動作を構成します。

インスタンス管理者は「機能構成」ページでSQLワークショップの動作を構成できます。

SQLワークショップを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「SQLワークショップ」に、次の属性を入力します。

    表2-1 SQLワークショップの属性

    属性 説明

    SQLコマンドの最大停止時間

    SQLコマンド・プロセッサのトランザクション・コマンドがタイミング・アウトになるまで待機する最大時間を指定します。

    SQLスクリプトの最大出力サイズ(バイト)

    1つのSQLスクリプトで生成できる出力の最大量を指定します。SQLスクリプトはSQLワークショップから実行されます。

    SQLスクリプトのワークスペースの最大出力サイズ(バイト)

    ワークスペース内のすべてのスクリプトで使用できる領域の最大量を指定します。SQLスクリプトの結果は、スクリプト・エディタまたはSQLスクリプトのホームページからSQLスクリプトを実行した場合に生成される出力です。

    SQLスクリプトの最大サイズ(バイト)

    SQLワークショップ内で使用されるSQLスクリプトの最大サイズを指定します。

    トランザクションSQLコマンドの有効化

    Oracle Application Expressインスタンス全体でトランザクションSQLコマンドを有効にするには、「はい」を選択します。この機能を有効にすると、SQLコマンド・プロセッサ・ユーザーが同じ物理データベース・トランザクション内で複数のSQLコマンドを発行できます。

    「はい」を選択すると、SQLコマンド・プロセッサ・ページに「自動コミット」チェック・ボックスが表示されます。デフォルトでは、このオプションは「いいえ」に設定されています。

    RESTfulサービスを有効にする

    SQLおよびPL/SQLにマップされるRESTfulサービスを作成してアクセスできるかを制御します。RESTfulサービスは、ワークスペースごとに有効または無効にすることもできます。

    ヒント: RESTfulサービスを利用するには、構成内のWebリスナーがOracle REST Data Servicesリリース2.0以上を使用している必要があります。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

参照:

2.5.1.7 データベース監視の有効化

SQLワークショップ内の監視を有効化します。

ユーザーがデータベース監視ページにアクセス可能になる前に、インスタンス管理者はデータベースの監視を有効化する必要があります。『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のデータベースの監視に関する項を参照してください

注意:

DBAロールを付与されたデータベース・ユーザー・アカウントを持つユーザーのみがこのページにアクセスできます。

「データベース監視の有効化」を「はい」に設定すると、SQLワークショップでの監視が有効になります。ユーザーがデータベース監視ページにアクセス可能になる前に、インスタンス管理者はデータベースの監視を有効化する必要があります。

データベースの監視を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「監視」までスクロールします。
  5. 「データベース監視の有効化」で、「はい」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.8 アプリケーション・アクティビティのロギングの有効化

インスタンスのすべてのアプリケーションについて、アプリケーション・アクティビティのロギングを構成します。

アプリケーション・アクティビティのロギングを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「監視」までスクロールします。
  5. 「アプリケーション・アクティビティのロギング」で、次のいずれかを選択します。
    • アプリケーションの設定を使用(デフォルト): 各アプリケーションのロギング属性を使用して、アクティビティをログするかどうかを決定します。

    • なし: インスタンス内のすべてのアプリケーションでアクティビティのロギングを無効にします。

    • 常時: インスタンス内のすべてのアプリケーションでアクティビティのロギングを有効にします。

    • 新しいアプリケーションとパッケージ・アプリケーションでは初期無効化 - 新しいアプリケーションおよびパッケージ・アプリケーションで、初期状態ではアクティビティ・ログが無効になります。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.9 アプリケーション・トレースの有効化

インスタンス・レベルでアプリケーションのトレースを制御します。

インスタンス管理者は、開発者またはユーザーがページを表示するときに、URL上で&p_trace=YESを指定するだけでデータベース・トレース・ファイルを生成できるかどうかを制御できます。アプリケーションで「デバッグ」が有効化されている場合、トレース・ファイルを生成する機能はすでに制御されています。

インスタンス・レベルでアプリケーションのトレースを制御するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「監視」までスクロールします。
  5. 「アプリケーション・トレースの有効化」から、次を選択します。
    • はい: 「デバッグ」が有効化されているすべてのアプリケーションでは、URLで&p_trace=YESを使用したページに対するサーバー側のデータベース・トレース・ファイルを生成することもできます。詳細は、Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「SQLトレースの有効化とTKPROFの使用」を参照してください。

    • いいえ: インスタンス上のすべてのアプリケーションに対して、トレースは有効化できません。URLで&p_trace=YESを使用してアプリケーションの実行を試みると、ページはレンダリングされますが、SQLトレース・ファイルの生成は警告なしで無視されます。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

参照:

TRACING_ENABLEDパラメータについては、『Oracle Application Express APIリファレンス』開発インスタンス間のアクティビティの監視に関する項と使用可能なパラメータ値に関する項を参照してください

2.5.1.10 サービス・リクエストの有効化

ワークスペース管理者がワークスペース管理からサービス・リクエストを行うかどうかを決定します。

ワークスペース管理者がワークスペース管理からサービス・リクエストを行う機能を制御します。サービス・リクエストには、新規スキーマのリクエスト、記憶域のリクエスト、またはワークスペースの終了のリクエストを行う機能が含まれます。

サービス・リクエストを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。
  4. 「ワークスペース管理」までスクロールします。
  5. 「サービス・リクエストを有効にする」で、「はい」を選択します。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

2.5.1.11 チーム開発でのファイル・アップロードに対するインスタンスレベルのサポートの有効化

チーム開発でファイル・アップロードをサポートするかどうかを制御します。

インスタンスのチーム開発でファイル・アップロードに対するサポートを有効化するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「チーム開発」で、次の手順を実行します。

    1. チーム開発のファイル・リポジトリの有効化 - チーム開発でファイル・アップロードを有効にするかどうかを指定します。

      • はい - チーム開発のファイル・リポジトリにファイルをアップロードすることを許可する場合は、このインスタンスで作成されたすべてのワークスペースに対して「はい」を選択します。チーム開発のファイル・リポジトリにファイルをアップロードすることを許可しない場合は、このインスタンスで作成されたすべてのワークスペースに対して「いいえ」を選択します。

      • いいえ - チーム開発で添付ファイルに対するサポートを無効化するには、「いいえ」を選択します。

      ヒント:

      これらの設定は、既存のワークスペースには影響を及ぼしません。

    2. 最大ファイル・サイズ - チーム開発のファイル・リポジトリにアップロードされるファイルの最大ファイル・サイズを選択します。デフォルト値は15MBです。

  5. 「変更の適用」をクリックします。