ワークスペース管理者はワークスペースの監視と管理を行います。
ワークスペース管理者は、開発者が利用できるすべての権限および特権を持ち、ワークスペースに固有の管理者タスクを管理します。
In Oracle Application Expressでは、ユーザーはワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。ワークスペースでは、オブジェクト、データおよびアプリケーションをプライベートに保持しながら、同一のOracle Application Expressのインストール内で複数のユーザーが作業できます。この柔軟なアーキテクチャによって、単一のデータベース・インスタンスで何千ものアプリケーションを管理できます。
ワークスペース内では、エンド・ユーザーは既存のデータベースまたはWebシート・アプリケーションのみ実行できます。開発者は、アプリケーションの作成と編集、ワークスペース・アクティビティの監視、ダッシュボードの表示が可能です。Oracle Application Expressには、2つの管理者ロールが含まれます。
ワークスペース管理者は、ワークスペースに固有の管理タスクを実行するユーザーです。
インスタンス管理者は、複数のワークスペースが含まれている可能性のある、ホスティングされたOracle Application Expressインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。
ワークスペース管理者は、パスワードのリセット、製品情報と環境情報の表示、エクスポート・リポジトリの管理、保存された対話モード・レポートの管理、ワークスペース・サマリー・レポートの表示、Webシート・データベース・オブジェクトの管理を行うことができます。また、ワークスペース管理者は、サービス・リクエストの管理、ワークスペース・プリファレンスの構成、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示も行います。
「ワークスペース管理」ページを使用して、ワークスペースの監視と管理を行います。
ヒント:
「管理」メニューと「ワークスペース管理」ホームページの両方から多くのワークスペース管理機能にアクセスできます。「管理」メニューには、サービスの管理、ユーザーおよびグループの管理、アクティビティの監視、ダッシュボード、パスワードの変更の各オプションが含まれます。一貫性を保つために、このドキュメントの手順では「ワークスペース管理」ホームページにユーザーをナビゲートします。
「ワークスペース管理」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
「ワークスペース管理」ページを使用して、サービス・リクエストの管理、ユーザーおよびグループの管理、アクティビティの監視、ダッシュボードの表示、使用状況レポートの表示、パスワードの変更、ユーザーおよびユーザー・グループの管理、対話モード・レポートの設定の管理、エクスポート・リポジトリおよびWebシート・データベース・オブジェクトの管理、新規ワークスペースのリクエストを行います。
ワークスペース管理ページの上部に、次のアイコンが表示されます。
サービスの管理。「サービスの管理」ページにリンクします。このページを使用して、サービス・リクエスト(スキーマのリクエスト、記憶域のリクエスト、サービスの終了など)の管理およびワークスペース・プリファレンスの構成、お知らせの編集、使用状況のレポートとログ・ファイルの表示、およびセッション・ステートの管理を行います。
ユーザーとグループの管理。「ユーザーの管理」ページにリンクします。このページを使用して、Application Expressユーザー・アカウントおよびユーザー・グループを管理します。
アクティビティのモニター。「アクティビティのモニター」ページにリンクします。このページを使用して、ページ・ビュー、開発者アクティビティ、アクティブなセッションの監視、ページ・ビューの分析およびレポート、ブラウザ使用状況やクリック回数、ユーザー・ログイン・レポートなどの環境レポートの表示などを行います。
ダッシュボード。「ダッシュボード」ページにリンクします。このページを使用して、現在のワークスペースの詳細の表示やユーザー、アクティビティ、開発者アクティビティ、パフォーマンス、Webシート・アプリケーション開発、データベース・アプリケーション開発の監視、およびデータベースの詳細の表示を行います。
使用状況のレポート。「ワークスペース使用率」レポートにリンクします。このレポートは、現在のワークスペースの包括的なサマリー(スキーマ、データベース・アプリケーション、Webシート・アプリケーション、SQLワークショップのスクリプトと結果、チーム開発の詳細、アプリケーション・アクティビティ、開発アクティビティ、データベース・オブジェクトの数など)を表示するために使用します。
ワークスペース・メッセージ
「ワークスペース・メッセージ」リージョンは、ワークスペース管理ページ上部のアイコンのすぐ下に表示されます。このリージョンを使用して、他のユーザーに情報を伝達します。
「タスク」リージョン
「タスク」リージョンは、「ワークスペース管理」ページの右側に表示され、次のリンクがあります。
パスワードの変更。「プロファイルの編集」ページの「パスワードの変更」セクションにリンクします。
Application Expressについて。基本的な製品情報をリストする「バージョン情報」ページにリンクします。
ユーザー・グループの管理。「ユーザー・グループ」ページにリンクします。ワークスペース管理者は、権限の分類および管理にグループを使用できます。
ユーザーの作成。ワークスペース管理者が新規ユーザーを作成できるフォームにリンクします。
複数ユーザーの作成。ワークスペース管理者は複数のユーザーを一度に作成できます。
複数ユーザーの削除。ワークスペース管理者は複数のユーザーを一度に削除できます。
対話モード・レポートの設定の管理。ワークスペース管理者は保存されたレポートおよびサブスクリプションを管理できます。
エクスポート・リポジトリの管理。「エクスポート・リポジトリの管理」に対して表示されます。現在のワークスペースのファイルを管理するには、「エクスポート・リポジトリの管理」ページを使用します。
Webシート・データベース・オブジェクト。「Webシート・データベース・オブジェクト」ページを表示します。すべてのWebシート・アプリケーションのデータが、このワークスペースに関連付けられているスキーマが所有する表に格納されます。これらすべての表に、APEX$_
という接頭辞が付いています。「Webシート・データベース・オブジェクト」ページを使用して、これらの表を管理します。
新規ワークスペースのリクエスト。ワークスペースのリクエスト・ウィザードを起動します。ワークスペース管理者は、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションにアクセスする必要なしに、「ワークスペース管理」ページで新規ワークスペースを手動でリクエストできます。
「ワークスペース管理」ページで「パスワードの変更」をクリックして、パスワードをリセットします。
管理ページからパスワードを再設定するには、次の手順を実行します。
ヒント:
「管理」メニューと「ワークスペース管理」ホームページの両方から多くのワークスペース管理機能(パスワードの変更など)にアクセスできます。一貫性を保つために、このセクションでは「ワークスペース管理」ホームページにユーザーをナビゲートします。
「Application Expressについて」ページにアクセスして、Application Expressのリリース番号、ワークスペース名、環境の詳細、データベース情報などの基本的な製品情報を表示します。
Application Expressのバージョン情報ページを表示するには、次の手順を実行します。
現在のワークスペースのファイルを管理するには、「エクスポート・リポジトリの管理」ページを使用します。
エクスポート・リポジトリの管理ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
参照:
ワークスペースのエクスポートおよびインポートおよびOracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
保存された対話モード・レポートの表示と削除、および対話モード・レポートのサブスクリプションの管理を行います。
参照:
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「レポートの管理」
Oracle Application Expressには、プライマリ・デフォルト、代替レポート、パブリック・レポート、プライベート・レポートの4つの種類の保存された対話モード・レポートが含まれます。開発者とエンド・ユーザーの両方が対話モード・レポートを保存できます。ただし、最初に表示されるレポート(プライマリ・デフォルトと呼ばれる)を保存したり、代替レポートを作成できるのは、開発者のみです。
Oracle Application Expressには、次の4つの種類の保存された対話モード・レポートが含まれます。
プライマリ・デフォルト(開発者のみ)。最初に表示されるレポートです。プライマリ・デフォルト・レポートは、名前を変更することも、削除することもできません。
代替レポート(開発者のみ)。開発者は、複数のレポート・レイアウトを作成できます。代替レポートの保存、名前の変更または削除ができるのは開発者のみです。
パブリック・レポート(エンド・ユーザー)。作成者であるエンド・ユーザーによって保存、名前変更、削除できます。他のユーザーは、別のレポートとしてレイアウトを表示および保存できます。
プライベート・レポート(エンド・ユーザー)。レポートを作成したエンド・ユーザーのみ、レポートの表示、保存、名前の変更または削除を実行できます。
ワークスペース管理者は、これらのレポートを「保存されたレポート」ページで表示して管理できます。
「保存されたレポート」ページで保存された対話モード・レポートの表示と削除を行います。
保存された対話モード・レポートを管理するには、次の手順を実行します。
「ワークスペース使用率」レポートを使用して、現在のワークスペースの包括的なサマリー(スキーマ、データベース・アプリケーション、Webシート・アプリケーション、SQLワークショップのスクリプトと結果、チーム開発の詳細、アプリケーション・アクティビティ、開発アクティビティ、データベース・オブジェクトの数など)を表示します。
ワークスペースのアクティビティとコンテンツの詳細を示す、ワークスペース使用率レポートを表示します。
「ワークスペース使用率」レポートを表示するには、次の手順を実行します。
Webシートに関連付けられているデータ・オブジェクトの削除および検証を行います。
すべてのWebシート・アプリケーションのデータが、このワークスペースに関連付けられているスキーマが所有する表に格納されます。これらすべての表に、APEX$_
という接頭辞が付いています。ワークスペース管理者は、「Webシート・データベース・オブジェクト」ページを使用してこれらの表を管理します。
エクスポート・リポジトリの管理ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
参照:
Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「Webシート・アプリケーションの作成」