1 TimesTen Prometheusエクスポータ

TimesTen Prometheusエクスポータ(TimesTenエクスポータまたはエクスポータ)をPrometheusとともに使用して、データベースの状態および操作を監視できます。TimesTenエクスポータは、TimesTenメトリックをPrometheusでサポートされる形式に変換します。このシンプルな統合により、Prometheusで監視できるシステムにTimesTenを追加できます。

この章では、Prometheusの概要を説明するとともにエクスポータについて紹介します。ここでは、ttExporterユーティリティの機能について説明します。この章では、クライアント証明書認証を使用して、または認証なしでエクスポータおよびPrometheusを構成する方法について説明します。また、メトリックのポーリング(スクレイプ)を行うようにPrometheusを構成する方法も示します。それから、エクスポータを起動および停止する方法を示します。この章の最後では、エクスポータがサポートするメトリックについて説明します。

Prometheusについて

Prometheusは、オープン・ソース・システムの監視およびアラート用ツールキットです。様々なソースからメトリックを収集して格納します。独自の時系列データベースおよび時系列問合せ言語を備えています。Prometheusを直接使用して、メトリックのほぼリアルタイム・グラフを構築したり、プログラム可能なアラートを作成できます。Prometheusの詳細は、https://prometheus.io/docs/introduction/overview/を参照してください

Prometheusは、ネットワーク上で動作するサーバーで構成されます。Prometheusのダウンロードおよびインストールの詳細は、https://prometheus.io/docs/introduction/first_steps/を参照してください

Prometheusサーバーは、メトリックのエンドポイントの一部のセットをスクレイプ(ポーリング)するよう構成します。通常、Prometheusは各エンドポイントに/metricsドキュメントを要求するHTTPまたはHTTPS GETリクエストを送信することで、15秒ごとにメトリックをスクレイプします。

エンドポイントでは、/metricsに対するGETにメトリックを含むプレーン・テキストASCIIドキュメントで応答するHTTPまたはHTTPSサーバーを提供します。エンドポイントでは、名前、説明ラベルおよび倍精度浮動小数点値により各メトリックが識別されます。

各メトリックについて、Prometheusエクスポータではヘルプ・テキストとデータ・タイプを提供しています。エクスポータはこの情報をコメントのようなテキスト行で提供します。たとえば、各メトリックについて:
  • テキストの最初の行は#HELPで始まり、その後にメトリック名とメトリックの説明が続きます。
  • テキストの2行目は#TYPEで始まり、その後にメトリック名とPrometheusメトリック・タイプが続きます。(メトリック・タイプについては後述します。)
  • テキストの3行目はメトリック名で始まり、その後にオプションのラベル、そしてメトリックの値が続きます。
Prometheusでは、次の4つのメトリック・タイプがサポートされています。
  • counter: counterは単調に増加する単一のカウンタを表す累計メトリックで、その値はただ増加するか、または再起動時にゼロにリセットできます。一例は、実行されたSELECT文の数です。メモリーに対してTimesTenデータベースをアンロードしてロードした場合などに、一部のカウンタ値はリセットされます。Prometheusではこのような状況が自動的に処理されます。

  • gauge: gaugeは、任意に上下できる単一の数値を表すメトリックです。一例は、TimesTenデータベースの永続領域に割り当てられるバイト数です。

  • histogram: histogramは観測値をサンプリングし、構成可能なバケットでカウントします。また、観測されたすべての値の合計も示されます。

  • summary: summaryは観測値をサンプリングし、観測値の合計数と観測されたすべての値の合計を提供します。スライド時間ウィンドウにおける構成可能な分位数を計算します。

Prometheusメトリック・タイプの詳細は、https://prometheus.io/docs/concepts/metric_types/を参照してください

TimesTenエクスポータについて

TimesTenエクスポータは、Linux x8664システムで実行されます。エクスポータは、TimesTen ClassicおよびTimesTen Scaleoutでサポートされています。

TimesTen Scaleoutでは、データ・インスタンスと管理インスタンスのいずれかを実行している各ホストにおいてエクスポータがサポートされています。単一のホストに複数のデータ・インスタンスがある場合は、データ・インスタンスごとに1つのエクスポータをデプロイします。

エクスポータはデフォルトでは実行されません。明示的にエクスポータを起動する必要があります。エクスポータはTimesTenインスタンスからは独立して実行されます。

エクスポータはttExporterという単一の実行可能プログラム(ユーティリティ)で構成されています。TimesTenインスタンスを作成すると、ttExporterユーティリティはTimesTenインスタンスの一部として含められます。ttExporterユーティリティは、コマンド・ライン引数を解析し、HTTPまたはHTTPSサーバーとして動作します。

エクスポータは/metricsに対するHTTP (またはHTTPS) GETリクエストを受信すると、モニター対象の各TimesTenデータベースからTimesTenメトリックを取得し、ヘルプ・テキストやタイプ情報を含むプレーン・テキストHTTP(S)レスポンスを準備します。

TimesTenメトリックは、TimesTenシステム表やビュー、TimesTenビルトイン・プロシージャおよびユーティリティなど、様々なソースから収集されます。各TimesTenメトリックには、timestenという接頭辞が付きます。各TimesTenメトリックは次のもので構成されます。
  • メトリック名: たとえばtimesten_perm_allocated_bytes

  • Prometheusメトリック・タイプ: counterまたはgauge

  • 説明: たとえばBytes of permanent space allocated

エクスポータでサポートされるすべてのTimesTenメトリックの完全なリストは、TimesTenエクスポータでサポートされるメトリックを参照してください。
エクスポータでは、各TimesTenメトリックをPrometheusがサポートする形式に変換します。たとえば、エクスポータはtimesten_perm_allocated_bytes TimesTenメトリックを次のPrometheusフォームに変換します。
# HELP timesten_perm_allocated_bytes Bytes of permanent space allocated
# TYPE timesten_perm_allocated_bytes gauge
timesten_perm_allocated_bytes{dsn="mydatabase",instance="myinstance"} 1073741824

Prometheusエクスポータは、Transport Layer Security (相互TLS)を使用したクライアント証明書認証を要求するように構成することも、認証を必要としないように構成することもできます。TimesTenエクスポータでは両方の構成がサポートされています。Prometheusエクスポータは認証なしで動作させることが一般的ですが、TimesTenエクスポータのデフォルト構成はクライアント証明書認証です。クライアント証明書認証構成では、Oracleウォレットを使用してTLS資格証明を格納します。

構成要件は、クライアント証明書認証を使用してTimesTenエクスポータを構成するか、認証なしで構成するかによって異なります。

クライアント証明書認証を使用したTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成について

クライアント証明書認証を使用してTimesTenエクスポータおよびPrometheusを使用するには、クライアント証明書認証を要求するようにエクスポータおよびPrometheusを構成する必要があります。

エクスポータを構成するには、次のことが必要です。
  • 自己署名証明書を作成します。エクスポータではサーバー証明書を使用して、クライアントに対して自分自身を認証するとともにクライアント証明書を認証します。自己署名証明書を作成するにはttExporterユーティリティを使用します。自己署名証明書は、エクスポータが実行されているのと同じホスト上に作成する必要があります。自己署名証明書は、任意のディレクトリのOracle Walletに格納されます。ディレクトリを指定しない場合、Oracle Walletはユーザーのホーム($HOME)・ディレクトリに格納されます。TimesTenでは、証明書情報をユーザーの$HOMEディレクトリに格納しないことをお薦めします。

  • サーバー証明書をエクスポートします。ttExporterユーティリティを使用して、サーバー証明書をPEM形式でファイルにエクスポートします。このファイルは、クライアント証明書認証のためにPrometheusによって使用されます。

  • クライアント証明書とクライアント秘密キーの両方を作成してエクスポートします。ttExporterユーティリティを使用して、クライアント証明書を作成して1つのファイルにエクスポートし、クライアント秘密キーを作成して2つ目のファイルにエクスポートします。エクスポータからメトリックをスクレイプするPrometheusインスタンスごとに、クライアント証明書とクライアント秘密キーを作成してエクスポートする必要があります。クライアント証明書ファイルとクライアント秘密キー・ファイルは、クライアント証明書認証のためにPrometheusによって使用されます。

ttExporterユーティリティの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseリファレンスttExporterを参照してください。

サーバー証明書、クライアント証明書およびクライアント秘密キーを作成してエクスポートした後に、エクスポータのクライアント証明書認証を要求するようにPrometheusを構成する必要があります。

Prometheusでは、prometheus.ymlという名前のファイルにサンプル構成が提供されています。このファイルはPrometheusをダウンロードすると使用できます。変更が必要なセクションは2つあります。tls_configブロックは、クライアント証明書認証の構成に使用されます。scrape_configsブロックは、Prometheusがエクスポータからメトリックを安全にスクレイプするために必要な残りのパラメータを設定するために使用します。

具体的には、tls_configブロックで次の設定を変更する必要があります。
  • ca_file: これは、クライアント証明書認証のためにPrometheusが必要とするサーバー証明書ファイルです。TimesTen ttExporterユーティリティを使用してサーバー証明書を作成した後に、ttExporterユーティリティを再度使用してこのサーバー証明書をファイルにエクスポートしていることを思い出してください。これが、Prometheus ca_fileパラメータに指定するファイルです。

  • cert_file: これは、クライアント証明書認証のためにPrometheusが必要とするクライアント証明書ファイルです。TimesTen ttExporterユーティリティを使用して、クライアント証明書を作成してファイルにエクスポートしていることを思い出してください。これが、Prometheus cert_fileパラメータに指定するファイルです。

  • key_file: これは、クライアント証明書認証のためにPrometheusが必要とするクライアント秘密キー・ファイルです。TimesTen ttExporterユーティリティを使用して、クライアント秘密キーを作成してファイルにエクスポートしていることを思い出してください。これが、Prometheus key_fileパラメータに指定するファイルです。

さらに、scrape_configsブロックで次の一般設定を変更する必要があります。
  • job_name: これは、エクスポータからメトリックをスクレイプするために割り当てるジョブ名です。job_nameには任意の名前を指定できます。
  • metrics_path: これは、PrometheusがエクスポータからTimesTenメトリックをフェッチするHTTPSリソース・パスです。エクスポータは/metrics HTTPSリソース・パスを使用します。これはPrometheusのデフォルトのHTTPSリソース・パスでもあります。したがって、metrics_pathパラメータを設定する必要はありません。設定されていない場合、PrometheusはHTTPSリソース・パスにデフォルトの/metricsを使用します。

  • scheme: これは、リクエストに使用されるプロトコル・スキームです。クライアント証明書認証が必要となるようにエクスポータとPrometheusを構成した場合はHTTPSプロトコルが使用されます。schemeパラメータをhttpsに設定する必要があります。

  • static_configsブロック: このブロックにはtargetsパラメータが含まれます。targetsパラメータには、エクスポータが実行されるホストおよびエクスポータがリスニングするポート番号を指定します。命名規則はhost:portnumberとなります。たとえば、エクスポータがmyhostホストで実行され、12345ポート番号でリスニングする場合、targetsパラメータをmyhost:12345と設定します。

Prometheus構成ファイルを変更したら、次のステップはエクスポータを起動することです。TimesTen ttExporterユーティリティを-port pオプションとともに使用してエクスポータを起動します(pは、エクスポータがリスニングするポート番号です)。このポート番号は、Prometheus構成ファイルで指定するポート番号と一致する必要があります。(とりわけ、Prometheus構成ファイルでは、ポート番号はstatic_configsブロックのtargetsパラメータに指定するポート番号です。)

エクスポータを起動すると、エクスポータはSIGINTRSIGTERMなどのシグナルにより停止するまで実行を継続します。エクスポータの起動時に、ttExporterでプロセスIDをファイルに書き込むこともできます。これを行うには、ttExporterユーティリティを-pid-file pidfilenameオプションとともに使用します。その後、pidfilenameファイルに格納されているttExporterプロセスIDを終了することで、エクスポータを停止できます。

PrometheusがエクスポータからTimesTenメトリックを安全にスクレイプするようにエクスポータおよびPrometheusを構成する方法を示す完全な例は、クライアント証明書認証を使用したTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成を参照してください。

ttExporterユーティリティの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseリファレンスttExporterを参照してください。

Prometheus構成ファイルの詳細は、https://prometheus.io/docs/prometheus/latest/configuration/configuration/およびhttps://prometheus.io/docs/prometheus/latest/configuration/configuration/#scrape_configを参照してください。

クライアント証明書認証を使用したTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成

この例では、クライアント証明書認証が必要となるようにエクスポータとPrometheusの両方を構成する方法を示します。最初にttExporterユーティリティを使用して、サーバー証明書の作成とエクスポート、クライアント証明書の作成とエクスポート、およびクライアント秘密キーの作成とエクスポートを行います。次に、TimesTen ttExporterユーティリティによって作成されたサーバー証明書、クライアント証明書およびクライアント秘密キーを使用するようにPrometheusを構成します。この例では、エクスポータを起動します。Exporterの起動後、エクスポータが公開するTimesTenメトリックがPrometheusにより安全にスクレイプされていることを確認します。

  1. エクスポータが使用する証明書情報を含むOracle Walletを格納するサブディレクトリを作成します。この例では、mycertdirサブディレクトリを作成します。
    mkdir -p mycertdir
  2. ttExporterユーティリティを-create-server-certificateとともに使用して自己署名証明書を作成し、その証明書情報を含むOracle Walletを格納します。証明書情報の場所(この例ではmycertdir)を指定するには-certificate-directoryオプションを使用します。-certificate-directoryを指定しない場合、ttExporterはユーザーの$HOMEディレクトリに証明書情報を含むOracle Walletを作成して格納します。このステップを1回実行します。
    % ttExporter -create-server-certificate -certificate-directory mycertdir
    % ls -a mycertdir
    .  ..  .ttwallet.C76FCD9A-E5C8-4AC5-A73D-7DAB72203E43
    % ls -a mycertdir/.ttwallet.C76FCD9A-E5C8-4AC5-A73D-7DAB72203E43
    .  ..  cwallet.sso
  3. -export-server-certificateオプションを指定してttExporterユーティリティを使用し、サーバー証明書をPEM形式でエクスポートします。この例では、サーバー証明書をmycertdirディレクトリのserver.crtファイルにエクスポートします。サーバー証明書の作成時に指定したため、-certificate-directoryオプションを指定する必要があります。この例では、mycertdir/server.crtファイルが作成されたことも確認します。このmycertdir/server.crtファイルは後で、Prometheus構成ファイルのtls_configブロックのca_fileパラメータに指定します。
    % ttExporter -export-server-certificate mycertdir/server.crt -certificate-directory mycertdir
    % cat mycertdir/server.crt
    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    MIIDtzCCAp+gAwIBAgIJANV4RZyydnFrMA0GCSqGSIb3DQEBCwUAMHIxCzAJBgNV
    ...
    4PtJlBCXt6ogsceJI8xrCxcfUjPh9TxBWQfeW2vI+AfmUEzXTrYa+xSmkg==
    -----END CERTIFICATE-----
  4. ttExporterユーティリティを-export-client-certificateおよび-export-client-private-keyオプションを指定して使用して、クライアント証明書を作成してファイル(この例ではmycertdir/client.crt)にエクスポートし、クライアント秘密キーを2つ目のファイル(この例ではmycertdir/key.crt)にエクスポートします。サーバー証明書の作成時に指定したため、-certificate-directoryオプションも指定する必要があります。これらのオプションは一緒に指定する必要があります。このステップでは、mycertdir/client.crtおよびmycertdir/key.crtが作成されたことも確認します。後で、Prometheus構成ファイルのtls_configブロックのcert_fileパラメータにmycertdir/client.crtファイルを、key_filemycertdir/key.crtファイルを指定します。

    ノート:

    エクスポータからメトリックをスクレイプするPrometheusインスタンスごとに、クライアント証明書と秘密キーを作成します。
    % ttExporter -export-client-certificate mycertdir/client.crt 
        -export-client-private-key mycertdir/key.crt -certificate-directory mycertdir
    % cat mycertdir/client.crt
    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    MIIDXTCCAkUCCCPYOo/eJJFMMA0GCSqGSIb3DQEBCwUAMHIxCzAJBgNVBAYTAlVT
    ...
    c18fFPkKcsJIJqYudoY8u1mIzThdjVhA8zY25vPU6exxAKw1BmJPuwqexyIpbNNH
    LA==
    -----END CERTIFICATE-----
    % cat mycertdir/key.crt
    -----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
    MIIEpAIBAAKCAQEA0/+ERz/MgA34Uv+UNnlRPDnssl4QKyevd05vc/1wrSDwEZJy
    ...
    l+Mi8MgmjKInXkmRotxWbJ6LSQY5wiol5HhwLTTCQgoCdVTO+usaXQ==
    -----END RSA PRIVATE KEY-----
  5. エクスポータからメトリックを安全にスクレイプするようにPrometheusを構成します。これには、スクレイプ構成(scrape_configs)ブロックのtls_configブロックでca_filecert_fileおよびkey_fileパラメータを設定してPrometheus構成ファイル(prometheus.yml)を変更することが必要となります。scrape_configsブロックで一般的なパラメータ設定も設定する必要があります。
    具体的には、scrape_configsブロックで次のパラメータを変更します。
    • job_name: メトリックをスクレイプするために割り当てられるジョブ名を指定します(この例ではtt_12345)。
    • metrics_path: デフォルトは/metricsであるため、metrics_pathを指定する必要はありません。エクスポータは、PrometheusがエクスポータからTimesTenメトリックをフェッチするHTTPSリソース・パスとして、デフォルトの/metricsを使用します。
    • scheme: エクスポータおよびPrometheusインスタンスがクライアント・サーバー認証で動作するように、httpsスキームを指定する必要があります。
    • tls_configブロック:
      • ca_file: ttExporter -export-server-certificateの実行時にエクスポートされたサーバー証明書ファイルを指定します(この例ではmycertdir/server.crt)。
      • cert_file: ttExporter -export-client-certificateの実行時に作成およびエクスポートされたクライアント証明書ファイルを指定します(この例ではmycertdir/client.crt)。
      • key_file: ttExporter - export-client-private-keyの実行時に作成およびエクスポートされたクライアント秘密キーを指定します(この例ではmycertdir/key.crt)。
    • static_configsブロック: targetsパラメータには、エクスポータが実行されるホストおよびエクスポータがリスニングするポート番号を指定します(この例ではmyhost:12345)。
    vi prometheus.yml
    ...
    scrape_configs:
      - job_name: 'tt_12345'
      # metrics_path defaults to '/metrics'
      # scheme defaults to 'http'.
      scheme: https
      tls_config:
        ca_file: mycertdir/server.crt
        cert_file: mycertdir/client.crt
        key_file: mycertdir/key.crt
      static_configs:
        - targets: ['myhost:12345']
  6. ttExporterユーティリティを使用してエクスポータを起動します。-portオプションを指定する必要があります。Prometheus構成ファイルで指定したものと同じポートを指定してください(この例では12345)。-certificate-directoryオプションはサーバー証明書の作成時に指定されていたため、やはり指定する必要があります。オプションで、-pid-fileオプションを指定して、ttExporterのプロセスIDをファイルに格納します。この例では、ファイルは/tmp/ttexporter.pidで、プロセスIDは24302です。
    % ttExporter -port 12345 -pid-file /tmp/ttexporter.pid -certificate-directory mycertdir
    % cat /tmp/ttexporter.pid
    24302
    % ps 24302
      PID TTY      STAT   TIME COMMAND
    24302 pts/0    Sl+    0:00 timesten_home/bin/_ttExporter -port 12345 -pid-file /tmp/ttexporter.pid 
    -certificate-directory mycertdir
  7. [オプションおよび検証専用]: 証明書ディレクトリに移動します(この例ではmycertdir)。次に、Linuxのcurlコマンドを使用して、TimesTenメトリックが公開されており、Prometheusがスクレイプできることを確認します。
    % cd mycertdir
    % curl --cacert server.crt --cert ./client.crt --key ./key.crt https://myhost:12345/metrics
    
    % curl --cacert server.crt --cert ./client.crt --key key.crt https://myhost:12345/metrics
    ...
    # HELP timesten_perm_in_use_bytes Bytes of permanent space used
    # TYPE timesten_perm_in_use_bytes gauge
    timesten_perm_in_use_bytes{dsn="mydsn",instancename="myinstance"} 20385792
    # HELP timesten_perm_in_use_high_water_bytes Maximum bytes of permanent space used
    # TYPE timesten_perm_in_use_high_water_bytes gauge
    timesten_perm_in_use_high_water_bytes{dsn="mydsn",instancename="myinstance"} 20385792
    ...
  8. (オプション): このステップは、エクスポータを停止できることを示しています。これにより、ttExporterプロセスが終了します。Prometheusはエンドポイントをスクレイプしなくなります。エクスポータの起動時に-pid-fileオプションが指定されていたことを思い出してください。Linuxのpkill -Fコマンドを使用して、プロセスIDを終了します。この例では、/tmp/ttexporter.pidファイルにプロセスIDが格納され、プロセスIDは24302であることを思い出してください。
    % pkill -F /tmp/ttexporter.pid
    % cat /tmp/ttexporter.pid
    24302
    % ps 24302
      PID TTY      STAT   TIME COMMAND
    
クライアント証明書認証が必要となるようにエクスポータとPrometheusが正常に構成されました。また、エクスポータを起動しました。Prometheusは/metricsエンドポイントでエクスポータが公開するTimesTenメトリックを安全にスクレイピングしています。Prometheusは、エクスポータを停止するまで、TimesTenメトリックをスクレイプし続けます。

クライアント証明書認証なしのTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成について

認証なしでTimesTenエクスポータおよびPrometheusを使用するには、認証なしで使用するようPrometheusを構成してから、(認証なしで)エクスポータを起動する必要があります。

Prometheusでは、prometheus.ymlという名前のファイルにサンプル構成が提供されています。このファイルはPrometheusをダウンロードすると使用できます。このファイルにはscrape_configsというセクション(ブロック)があります。このブロックのパラメータの設定を変更して、エクスポータからメトリックをスクレイプするように、そして認証なしでそのようなメトリックをスクレイプするようにPrometheusを構成します。

とりわけ、scrape_configsブロックで次の設定を変更します。
  • job_name: これは、エクスポータからメトリックをスクレイプするために割り当てるジョブ名です。job_nameには任意の名前を指定できます。
  • metrics_path: これは、PrometheusがエクスポータからTimesTenメトリックをフェッチするHTTPリソース・パスです。エクスポータは/metrics HTTPリソース・パスを使用します。これはPrometheusのデフォルトのHTTPリソース・パスでもあります。したがって、metrics_pathパラメータを設定する必要はありません。設定されていない場合、PrometheusはHTTPリソース・パスにデフォルトの/metricsを使用します。

  • scheme: これは、リクエストに使用されるプロトコル・スキームです。認証なしでエクスポータとPrometheusを構成した場合はHTTPプロトコルが使用されます。これはPrometheusのデフォルトでもあります。したがって、schemeパラメータを設定する必要はありません。

  • static_configsブロック: このブロックにはtargetsパラメータが含まれます。targetsパラメータには、エクスポータが実行されるホストおよびエクスポータがリスニングするポート番号を指定します。命名規則はhost:portnumberとなります。たとえば、エクスポータがmyhostホストで実行され、12346ポート番号でリスニングする場合、targetsパラメータをmyhost:12346と設定します。

Prometheus構成ファイルを変更したら、次のステップはエクスポータを起動することです。TimesTen ttExporterユーティリティを-insecureオプションとともに使用して、エクスポータを起動します。-insecureオプションは認証なしを示します。-port pオプションは、エクスポータの起動時に必要です(pは、エクスポータがリスニングするポート番号です)。このポート番号は、Prometheus構成ファイルで指定するポート番号と一致する必要があります。(とりわけ、Prometheus構成ファイルでは、ポート番号はstatic_configsブロックのtargetsパラメータに指定するポート番号です。)

エクスポータを起動すると、エクスポータはSIGINTRSIGTERMなどのシグナルにより停止するまで実行を継続します。エクスポータの起動時に、ttExporterでプロセスIDをファイルに書き込むこともできます。これを行うには、ttExporterユーティリティを-pid-file pidfilenameオプションとともに使用します。その後、pidfilenameファイルに格納されているttExporterプロセスIDを終了することで、エクスポータを停止できます。

PrometheusがエクスポータからTimesTenメトリックを(認証なしで)スクレイプするようにエクスポータおよびPrometheusを構成する方法を示す完全な例は、クライアント証明書認証なしのTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成についてを参照してください。

ttExporterユーティリティの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory DatabaseリファレンスttExporterを参照してください。

Prometheus構成ファイルの詳細は、https://prometheus.io/docs/prometheus/latest/configuration/configuration/およびhttps://prometheus.io/docs/prometheus/latest/configuration/configuration/#scrape_configを参照してください。

クライアント証明書認証なしのTimesTenエクスポータおよびPrometheusの構成

この例はまず、認証なしでPrometheusを構成する方法を示します。次に、ttExporterユーティリティを使用してTimesTenエクスポータを起動します。ttExporterユーティリティの-insecureオプションは、認証なしを示すために使用されます。Prometheusが構成されてエクスポータが起動されると、Prometheusはエクスポータが公開するTimesTenメトリックをスクレイプできます。

  1. Prometheusの構成ファイル(この例ではprometheus.yml)のscrape_configブロックを変更して、TimesTenエクスポータからメトリックをスクレイプするようにPrometheusを構成します。
    Prometheus構成ファイル(この例ではprometheus.yml)のscrape_configsブロックで、次のパラメータを変更します。
    • job_name: メトリックをスクレイプするために割り当てられるジョブ名を指定します(この例ではtt_12346)。
    • metrics_path: エクスポータは/metricsをHTTPリソース・パスとして使用します。これは、Prometheusのデフォルトでもあります。したがって、metrics_pathパラメータを設定する必要はありません。
    • scheme: エクスポータは、認証なしの場合に使用されるスキームであるHTTPプロトコル・スキームを使用します。これはPrometheusのデフォルトでもあります。したがって、schemeパラメータを設定する必要はありません。
    • static_configsセクション: ホストの名前とポート番号をtargetsパラメータに指定する必要があります。このホストはエクスポータが実行されるサーバーであり、ポート番号はエクスポータがリスニングするポートです(この例ではmyhost:12346)。

      ノート:

      ポート番号は、エクスポータの起動に使用するポート番号と同じである必要があります。
    vi prometheus.yml
    ...
    scrape_configs:
    - job_name: 'tt_12346'
      # metrics_path defaults to '/metrics'
      # scheme defaults to 'http'.
      static_configs:
        - targets: ['myhost:12346']
    ...
  2. ttExporterユーティリティを使用してエクスポータを起動します。-insecureおよび-portオプションを指定します。これらのオプションはどちらも必須です。Prometheus構成ファイルで指定したものと同じポートを指定してください(この例では12346)。オプションで、-pid-fileオプションを指定して、ttExporterのプロセスIDをファイルに格納します。この例では、ファイルは/tmp/ttexporter.pid2で、プロセスIDは942です。
    % ttExporter -insecure -port 12346 -pid-file /tmp/ttExporter2.pid
    % cat /tmp/ttexporter2.pid
    942
  3. [オプション]: ブラウザで、http://myhost:12346/metricsと入力します。これにより、エクスポータによってTimesTenメトリックがPrometheusにおいて必要とされる形式に変換されたことを確認できます。サポートされているTimesTenメトリックについては、TimesTenエクスポータでサポートされるメトリックを参照してください。
    In browser: http://myhost:12346/metrics
    ...
    # HELP timesten_perm_in_use_bytes Bytes of permanent space used
    # TYPE timesten_perm_in_use_bytes gauge
    timesten_perm_in_use_bytes{dsn="mydsn",instancename="myinstance"} 20385792
    # HELP timesten_perm_in_use_high_water_bytes Maximum bytes of permanent space used
    # TYPE timesten_perm_in_use_high_water_bytes gauge
    timesten_perm_in_use_high_water_bytes{dsn="mydsn",instancename="myinstance"} 20385792
    ...
  4. (オプション): このステップは、エクスポータを停止できることを示しています。これにより、ttExporterプロセスが終了します。Prometheusはエンドポイントをスクレイプしなくなります。エクスポータの起動時に-pid-fileオプションが指定されていたことを思い出してください。Linuxのpkill -Fコマンドを使用して、プロセスIDを終了します。この例では、/tmp/ttexporter2.pidファイルにプロセスIDが格納され、プロセスIDは942であることを思い出してください。
    % pkill -F /tmp/ttexporter2.pid
    % cat /tmp/ttexporter2.pid
    942
    % ps 942
      PID TTY      STAT   TIME COMMAND
    
Prometheusが正常に構成され、エクスポータが起動しました。Prometheusは/metricsエンドポイントでエクスポータが公開するTimesTenメトリックをスクレイピングしています。Prometheusは、エクスポータを停止するまで、TimesTenメトリックをスクレイプし続けます。

TimesTenエクスポータでサポートされるメトリック

TimesTenエクスポータでは、次のメトリックがサポートされています。
  • TimesTenバージョン
  • SYS.SYSTEMSTATSシステム表のコンテンツ
  • SYS.MONITORシステム表のコンテンツ
  • SYS.V$HEAP_INFOシステム・ビューのコンテンツ
  • SYS.V$GRIDSTATSシステム・ビューの内容(TimesTen Scaleout用)
  • SYS.V$BOOKMARKシステム・ビューのコンテンツ
  • SYS.V$CKPT_HISTORYシステム・ビューのコンテンツ
  • ttLogHolds組込みプロシージャの結果
  • ttPLSQLMemoryStats組込みプロシージャの結果
  • ttLatchStatsGet組込みプロシージャの結果
  • ttStatusおよびttGridAdminユーティリティの結果
  • TimesTenメイン・デーモンおよびサブデーモン・スレッドのオペレーティング・システム・スレッド統計
  • チェックポイント・ファイルおよびトランザクション・ログ・ディレクトリのファイル・システム領域の合計サイズと割当済サイズ(バイト)
  • TimesTenエクスポータ自体に関する次のメトリック
    • 現在のメモリー消費量
    • 現在のメトリック・リクエストの処理時間
    • メトリック・リクエストの数
    • 不許可のリクエストの数
    • メトリック・リクエストの処理に要した合計時間
    • エクスポータのバージョン

TimesTenシステム表およびシステム・ビューの詳細は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseシステム表およびビュー・リファレンスシステム表およびビューの概要を参照してください。TimesTen組込みプロシージャおよびTimesTenユーティリティの詳細は、組込みプロシージャおよびユーティリティを参照してください。

一部のメトリックでは、構成によっては情報が返されない場合があります。一部のメトリックはTimesTen Classicにのみ関連し、一部はTimesTen Scaleoutにのみ関連します。ごく一部の例外を除き、TimesTenエクスポータは基礎となるオペレーティング・システムのメトリックは公開しません。そういった情報は、Prometheusとともに配布されているNode Exporterを使用して収集できます。Prometheus Node Exporterの詳細は、https://prometheus.io/docs/guides/node-exporter/を参照してください

次の表に、各TimesTenエクスポータ・メトリックのメトリック名、メトリック・タイプおよびメトリックの説明を示します。メトリックはアルファベット順に配置され、複数の表にわたって展開されています。

timesten_aging_lru_commit_totalからtimesten_cg_autorefresh_row_update_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明

timesten_aging_lru_commit_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから完了した、LRUエージング・コミット数

timesten_aging_lru_cycle_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから完了した、LRUエージング・サイクル数

timesten_aging_lru_high_threshold_reached_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、LRUエージングの高しきい値に達した回数

timesten_aging_lru_low_threshold_reached_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、LRUエージングの低しきい値に達した回数

timesten_aging_lru_row_deleted_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、LRUエージング中に削除された行数

timesten_aging_lru_row_skipped_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、ロックの競合が原因でLRUエージングを使用して削除されなかった行数

timesten_aging_timebased_commit_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから完了した、時間ベースのエージング・コミット数

timesten_aging_timebased_cycle_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから完了した、時間ベースのエージング・サイクル数

timesten_aging_timebased_row_deleted_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、時間ベースのエージング中に削除された行数

timesten_aging_timebased_row_skipped_total

counter

データベースがメモリーにロードされてから、ロックの競合が原因で時間ベースのエージングを使用して削除されなかった行数

timesten_cg_ar_flush_sync_total

counter

キャッシュ構成CacheCommitDurable0に設定されているためにフラッシュおよび同期がコールされた回数

timesten_cg_ar_nondurable_commit_total

counter

リフレッシュ中に非永続的なコミットが使用された回数

timesten_cg_autorefresh_cycle_total

counter

TimesTenで正常に完了した自動リフレッシュ・サイクル数

timesten_cg_autorefresh_failed_cycle_total

counter

エラーのために失敗した自動リフレッシュ・サイクル数

timesten_cg_autorefresh_full_refresh_total

counter

自動リフレッシュ操作中にトリガーされた、完全リフレッシュ数

timesten_cg_autorefresh_logtblspacepct_exceeded_total

counter

キャッシュ・エージェントがガベージ・コレクションを試行した反復数

timesten_cg_autorefresh_row_delete_total

counter

Oracle Databaseからの自動リフレッシュ中にTimesTenで削除された行数

timesten_cg_autorefresh_row_insert_total

counter

Oracle Databaseからの自動リフレッシュ中にTimesTenに挿入された行数

timesten_cg_autorefresh_row_update_total

counter

Oracle Databaseからの自動リフレッシュ中にTimesTenで更新された行数

timesten_cg_awt_oracle_call_totalからtimesten_cg_flushed_row_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明

timesten_cg_awt_oracle_call_total

counter

Oracle Databaseに対して行われたコール数

timesten_cg_awt_oracle_commit_total

counter

Oracle DatabaseでコミットされたAWTトランザクションの数

timesten_cg_awt_oracle_retry_total

counter

エラーの場合にOracle DatabaseでAWTトランザクションを再試行する回数

timesten_cg_awt_oracle_rollback_total

counter

エラーが原因のOracle Databaseでのロールバック数

timesten_cg_awt_plsql_mode_batch_total

counter

(cacheawtmethod = 1の) Oracle Databaseに送信されたPL/SQLブロック・バッチ数

timesten_cg_awt_plsql_mode_byte_total

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseに送信されたバイト数

timesten_cg_awt_plsql_mode_row_delete_total

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで削除された行数

timesten_cg_awt_plsql_mode_row_insert_total

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで挿入された行数

timesten_cg_awt_plsql_mode_row_update_total

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで更新された行数

timesten_cg_awt_sql_mode_batch_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信されたバッチ数

timesten_cg_awt_sql_mode_byte_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信されたバイト数

timesten_cg_awt_sql_mode_delete_batch_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された削除バッチの数

timesten_cg_awt_sql_mode_insert_batch_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された挿入バッチの数

timesten_cg_awt_sql_mode_row_delete_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで削除された行数

timesten_cg_awt_sql_mode_row_insert_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで挿入された行数

timesten_cg_awt_sql_mode_row_update_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで更新された行数

timesten_cg_awt_sql_mode_update_batch_total

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された更新バッチの数

timesten_cg_awt_tt_txn_total

counter

Oracle Databaseに伝播されたTimesTenトランザクションの数

timesten_cg_dynamic_local_hit_total

counter

動的キャッシュ・グループのキャッシュ・ヒット: リクエストされたデータをデータベースで検索する動的ロードの数

timesten_cg_dynamic_local_miss_logoff_retry_total

counter

UseCacheConnPoolおよびConnNoWaitが有効な場合に、接続を使用できないために必要となったLogOffの再試行の回数

timesten_cg_dynamic_local_miss_oracle_load_disconnect_total

counter

動的ロードの実行後にOracleへの接続がクローズされた回数

timesten_cg_dynamic_local_miss_oracle_load_miss_total

counter

動的グローバル・キャッシュ・グループに対する動的ロードの失敗を処理する場合のOracle Databaseでのデータ・ミス数

timesten_cg_dynamic_local_miss_oracle_load_success_total

counter

動的キャッシュ・グループに対する動的ロードの失敗を処理する場合のOracle Databaseからのデータ・ロード数

timesten_cg_dynamic_local_miss_oracle_load_total

counter

動的キャッシュ・グループに対する動的ロードの失敗を処理する場合のOracle Databaseからのデータ・ロード試行回数

timesten_cg_dynamic_local_miss_total

counter

動的キャッシュ・グループのキャッシュ・ミス: リクエストされたデータがデータベースで検索されず、Oracle Databaseからデータをロードする必要がある動的ロードの数

timesten_cg_flush_total

counter

キャッシュ・グループのフラッシュ実行数

timesten_cg_flushed_byte_total

counter

Oracle Databaseにフラッシュされたバイト数

timesten_cg_flushed_row_total

counter

Oracle Databaseにフラッシュされた行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_applctn_seqnumからtimesten_cg_parawt_auto_apply_partitionsまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_cg_parawt_auto_apply_applctn_seqnum

gauge

適用済CTNの順序番号

timesten_cg_parawt_auto_apply_applctn_timestamp

gauge

適用されたCTNのタイムスタンプ

timesten_cg_parawt_auto_apply_batch_first_seqnum

gauge

パラレルAWTバッチの最初のトランザクションに属するCTNの順序コンポーネント

timesten_cg_parawt_auto_apply_batch_first_timestamp

gauge

パラレルAWTバッチの最初のトランザクションに属するCTNのタイムスタンプ・コンポーネント

timesten_cg_parawt_auto_apply_batch_id

gauge

アプライヤが実行しているバッチID

timesten_cg_parawt_auto_apply_batch_last_seqnum

gauge

パラレルAWTバッチの最後のトランザクションに属するCTNの順序コンポーネント

timesten_cg_parawt_auto_apply_batch_last_timestamp

gauge

パラレルAWTバッチの最後のトランザクションに属するCTNのタイムスタンプ・コンポーネント

timesten_cg_parawt_auto_apply_batches_beginwaited

counter

アプライヤが待機した開始依存関係の数

timesten_cg_parawt_auto_apply_batches_full

counter

Oracle Databaseに伝播されたバッチの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_batches_partial

counter

Oracle Databaseに伝播されたバッチの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_begin_batchId

counter

アプライヤが待機しているバッチID

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_begin_seqnum

gauge

アプライヤが待機しているCTN順序番号

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_begin_timestamp

gauge

アプライヤが待機しているCTNタイムスタンプ

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_begin_waits_count

counter

開始依存関係が満たされるのをアプライヤが待機する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_begin_waits_unique

counter

開始依存関係が満たされるのをアプライヤが待機する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_commit_batchId

counter

アプライヤが待機しているバッチID

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_commit_waits_count

counter

コミット依存関係が満たされるのをアプライヤが待機する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_depend_commit_waits_unique

counter

コミット依存関係が満たされるのをアプライヤが待機する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_calls

counter

Oracle Databaseに対して行われたコール数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_commits

counter

Oracle DatabaseでコミットされたAWTトランザクションの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_retries

counter

エラーの場合にOracle DatabaseでAWTトランザクションを再試行する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_rollbacks

counter

エラーが原因のOracle Databaseでのロールバック数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_rollbacks_lock

counter

このバッチによって保持されているロックが待機されていることによるOracle Databaseでのロールバック数

timesten_cg_parawt_auto_apply_oracle_rollbacks_timeout

counter

コミットの待機中にタイムアウトしたことによるOracle Databaseでのロールバック数

timesten_cg_parawt_auto_apply_partitions

counter

アプライヤにより処理されたパーティションの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_batchesからtimesten_cg_parawt_auto_apply_validbatch_waitsまでのメトリック

メトリック タイプ 説明

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_batches

counter

(cacheawtmethod = 1の) Oracle Databaseに送信されたPL/SQLブロック・バッチ数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_bytes

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseに送信されたバイト数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_deletes_rows

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで削除された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_inserts_rows

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで挿入された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_switches

counter

cacheawtmethodがエッジ・ケースを処理するように内部的にスイッチされる回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_time

gauge

OracleデータベースがPL/SQLモードでAWTにアクセスするのにかかった時間

timesten_cg_parawt_auto_apply_plsqlmode_updates_rows

counter

PL/SQLモード(cacheawtmethod = 1)のOracle Databaseで更新された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_queue_waits

counter

ソーターによりパーティション・キューが埋められるのをアプライヤが待機する回数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_batches

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信されたバッチ数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_bytes

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信されたバイト数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_deletes_batches

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された削除バッチの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_deletes_rows

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで削除された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_inserts_batches

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された挿入バッチの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_inserts_rows

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで挿入された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_time

gauge

OracleデータベースがSQLモードでAWTにアクセスするのにかかった時間

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_updates_batches

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseに送信された更新バッチの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_sqlmode_updates_rows

counter

SQLモード(cacheawtmethod = 0)のOracle Databaseで更新された行数

timesten_cg_parawt_auto_apply_state

gauge

アプライヤの現在の状態

timesten_cg_parawt_auto_apply_time_commit

counter

Oracleデータベースのコミットにかかった時間

timesten_cg_parawt_auto_apply_time_total

counter

AWTバッファの適用にかかった合計時間

timesten_cg_parawt_auto_apply_txns_bl

counter

AWT伝播に関連しないTimesTenトランザクションの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_txns_processed

counter

Oracle Databaseに伝播されたTimesTenトランザクションの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_txns_validbatch_waits

counter

有効な開始依存関係があるトランザクションの数

timesten_cg_parawt_auto_apply_validbatch_dist

counter

開始依存関係の合計距離

timesten_cg_parawt_auto_apply_validbatch_waits

counter

開始依存関係があるバッチの数

timesten_cg_parawt_auto_rx_batchesからtimesten_cg_parawt_auto_sorter_txns_waitsまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_cg_parawt_auto_rx_batches counter 受信側バッチの数
timesten_cg_parawt_auto_rx_head_ctn_seqnum gauge この受信側によるソーターのキューへの現在のヘッドのCTNの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_rx_head_ctn_timestamp gauge この受信側によるソーターのキューへの現在のヘッドのCTNのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_rx_head_prevctn_seqnum gauge この受信側によるソーターのキューへの現在のヘッドの前のCTNの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_rx_head_prevctn_timestamp gauge この受信側によるソーターのキューへの現在のヘッドの前のCTNのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_rx_lastenq_ctn_seqnum gauge この受信側によってソーターのキューにエンキューされた最後のCTNの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_rx_lastenq_ctn_timestamp gauge この受信側によってソーターのキューにエンキューされた最後のCTNのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_rx_skips counter 予期しないCTNのために破棄されたトランザクションの数
timesten_cg_parawt_auto_rx_state gauge 受信側の現在の状態
timesten_cg_parawt_auto_rx_time_batch counter AWTバッファの準備にかかった時間
timesten_cg_parawt_auto_rx_time_enq counter パラレルAWTトランザクションのエンキューにかかった時間
timesten_cg_parawt_auto_rx_time_txngen counter パラレルAWTトランザクションの生成にかかった時間
timesten_cg_parawt_auto_rx_txns counter 受信トランザクションの数(空白を含む)
timesten_cg_parawt_auto_sorter_applctn_seqnum gauge 適用済CTNソーターの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_sorter_applctn_timestamp gauge 適用済CTNソーターのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_sorter_applfctn_seqnum gauge 適用済FCTNソーターの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_sorter_applfctn_timestamp gauge 適用済FCTNソーターのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_sorter_partitions_free counter ソーターで使用できる空きパーティションの数
timesten_cg_parawt_auto_sorter_partitions_processed counter ソーターによってディスパッチされたパーティションの数
timesten_cg_parawt_auto_sorter_queue_waits counter キューのスペースが空くまでソーターが待機する必要がある回数
timesten_cg_parawt_auto_sorter_state gauge ソーターの現在の状態
timesten_cg_parawt_auto_sorter_tailctn_seqnum gauge 末尾CTNソーターの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_sorter_tailctn_timestamp gauge 末尾CTNソーターのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_sorter_tailfctn_seqnum gauge 末尾FCTNソーターの順序番号
timesten_cg_parawt_auto_sorter_tailfctn_timestamp gauge 末尾FCTNソーターのタイムスタンプ
timesten_cg_parawt_auto_sorter_txns_bl counter AWT伝播に関連しないTimesTenトランザクションの数
timesten_cg_parawt_auto_sorter_txns_processed counter ソーターによって処理されたトランザクションの数
timesten_cg_parawt_auto_sorter_txns_waits counter 適切なトランザクションをソーターが待機する必要がある回数

timesten_cg_parawt_auto_tx_applier_waitsからtimesten_ckpt_write_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_cg_parawt_auto_tx_applier_waits counter 送信側が再送信可能となるまで待機する必要がある回数
timesten_cg_parawt_auto_tx_applier_waits_timeouts counter 送信側が再送信可能となるまで待機する必要がある回数
timesten_cg_parawt_auto_tx_batches counter 送信側によって送信されたトランザクション・バッチの数
timesten_cg_parawt_auto_tx_master_oracle_connects counter マスター送信側によるOracleへの接続試行回数
timesten_cg_parawt_auto_tx_master_restarts counter マスター送信側の再起動回数
timesten_cg_parawt_auto_tx_state gauge 送信側の現在の状態
timesten_cg_parawt_auto_tx_txns counter 送信側によって送信されたトランザクションの数
timesten_cg_swt_row_delete_total counter Oracle Databaseで削除されたSWTキャッシュ・グループの行数
timesten_cg_swt_row_insert_total counter Oracle Databaseに挿入されたSWTキャッシュ・グループの行数
timesten_cg_swt_row_update_total counter Oracle Databaseで更新されたSWTキャッシュ・グループの行数
timesten_channel_invalidations_total counter チャネル無効化の数
timesten_channel_recv_bytes_total counter 受信したバイトの数
timesten_channel_recv_messages_total counter 受信したメッセージの数
timesten_channel_send_bytes_total counter 送信したバイトの数
timesten_channel_send_messages_total counter 送信したメッセージの数
timesten_checkpoint_avail_bytes gauge チェックポイントを保持するファイル・システムで使用可能なバイト数
timesten_checkpoint_block_written_total counter チェックポイント・ファイルに書き込まれたブロック数
timesten_checkpoint_byte_written_total counter チェックポイント・ファイルに書き込まれたバイト数
timesten_checkpoint_fuzzy_total counter ファジー・チェックポイント操作の数
timesten_checkpoint_size_bytes gauge チェックポイントを保持するファイル・システムの合計サイズ(バイト)
timesten_checkpoint_total counter チェックポイント操作の数
timesten_checkpoint_write_total counter チェックポイント・ファイルへの書込み数
timesten_ckpt_completed_total counter 完了したチェックポイント数
timesten_ckpt_fuzzy_completed_total counter 完了したファジー・チェックポイント数
timesten_ckpt_recovery_write_byte_total counter データベースのリカバリ中の、チェックポイントにおけるディスクへの書込みバイト数
timesten_ckpt_write_total counter チェックポイントの書込み数

timesten_collections_timedoutからtimesten_cs_server_transmitted_byte_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_collections_timedout gauge タイムアウトしたデータベース・コレクション
timesten_commit_buf_overflow_total counter バッファをオーバーフローしたコミット数
timesten_commit_dml_on_success_total counter 実行にバンドルできる成功時のDMLコミットの数
timesten_compact_total counter 圧縮操作の数
timesten_connect_total counter 確立された接続数
timesten_connection_cs_established gauge 確立されたクライアント/サーバー接続数
timesten_connection_disconnected gauge データベース切断の回数
timesten_connection_established gauge 確立されたデータベース接続数
timesten_connection_established_direct gauge 直接リンクされたデータベース接続が確立された数
timesten_connection_established_first_total counter 初めてデータベース接続が確立された数
timesten_connection_established_threshold_exceeded_total counter データベース接続のしきい値を超えたイベント数
timesten_cs_row_delete_total counter サーバーによって削除された表の行数
timesten_cs_row_insert_total counter サーバーによって挿入された表の行数
timesten_cs_server_commit_total counter サーバーによってコミットされたトランザクション数
timesten_cs_server_disconnected_total counter 確立されたクライアント/サーバーの切断数
timesten_cs_server_execute_alter_total counter サーバーによって実行されたMERGE文の数
timesten_cs_server_execute_create_total counter サーバーによって実行されたCREATE文の数
timesten_cs_server_execute_delete_total counter サーバーによって実行されたDELETE文の数
timesten_cs_server_execute_drop_total counter サーバーによって実行されたDROP文の数
timesten_cs_server_execute_insert_total counter サーバーによって実行されたINSERT文の数
timesten_cs_server_execute_select_total counter サーバーによって実行されたSELECT文の数
timesten_cs_server_execute_update_total counter サーバーによって実行されたUPDATE文の数
timesten_cs_server_received_byte_total counter サーバーによって受信された、クライアント/サーバーのバイト数
timesten_cs_server_rollback_total counter サーバーによるトランザクション・ロールバック数
timesten_cs_server_roundtrip_total counter クライアント/サーバーのラウンドトリップ数
timesten_cs_server_row_update_total counter サーバーによって更新された表の行数
timesten_cs_server_transmitted_byte_total counter サーバーによって送信された、クライアント/サーバーのバイト数

timesten_cursor_close_totalからtimesten_index_range_rebuild_insert_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_cursor_close_total counter カーソル・クローズの数
timesten_cursor_open_total counter カーソル・オープンの数
timesten_database_loaded gauge ロードされたデータベース
timesten_databases gauge データベースの数
timesten_deadlock_total counter デッドロックの回数
timesten_disconnect_total counter 切断操作の数
timesten_first_log_file gauge 最初のログ・ファイル番号
timesten_fs_log_read_total counter ファイル・システム・ログ・ファイルの読取り操作の回数
timesten_fs_log_write_total counter ファイル・システム・ログ・ファイルの書込み操作の回数
timesten_global_delete_executes_total counter 実行されたグリッド・グローバルdelete SQL文の数
timesten_global_executes_total counter 実行されたグリッド・グローバルSQL文の数
timesten_global_insert_executes_tota counter 実行されたグリッド・グローバルinsert SQL文の数
timesten_global_merge_executes_total counter 実行されたグリッド・グローバルmerge SQL文の数
timesten_global_select_executes_total counter 実行されたグリッド・グローバルselect SQL文の数
timesten_global_update_executes_total counter 実行されたグリッド・グローバルupdate SQL文の数
timesten_grid_database_instances gauge データベースに定義されているインスタンスの数
timesten_grid_database_loaded gauge インスタンスに対してデータベースがロードされている場合はゼロ以外
timesten_grid_database_opened gauge インスタンスに対してデータベースがオープンされている場合はゼロ以外
timesten_grid_database_replica_sets gauge データベースに定義されているレプリカ・セットの数
timesten_index_hash_delete_total counter ハッシュ索引から削除された行数
timesten_index_hash_insert_total counter ハッシュ索引に挿入された行数
timesten_index_hash_rebuild_insert_total counter データベース・リカバリの索引再構築フェーズにおいて、ハッシュ索引に挿入された行数
timesten_index_hash_row_fetch_repl_total counter レプリケーション操作中にハッシュ索引からフェッチされた行数
timesten_index_hash_row_fetch_total counter ハッシュ索引からフェッチされた行数
timesten_index_hash_scan_repl_total counter レプリケーション操作(表における挿入、更新および削除操作など)の間にスキャンされたハッシュ索引数
timesten_index_hash_scan_total counter スキャン済のハッシュ索引数
timesten_index_range_delete_total counter 範囲索引から削除された行数
timesten_index_range_insert_total counter 範囲索引に挿入された行数
timesten_index_range_rebuild_insert_total counter データベース・リカバリの索引再構築フェーズにおいて、範囲索引に挿入された行数

timesten_index_range_row_fetch_repl_totalからtimesten_lock_timeout_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_index_range_row_fetch_repl_total counter レプリケーション操作中に範囲索引からフェッチされた行数
timesten_index_range_row_fetch_total counter 範囲索引からフェッチされた行数
timesten_index_range_scan_repl_total counter レプリケーション操作(表における挿入、更新および削除操作など)の間にスキャンされた範囲索引数
timesten_index_range_scan_total counter スキャン済の範囲索引数
timesten_index_range_update_total counter 範囲索引で更新された行数
timesten_index_rebuild_total counter 再構築された索引数
timesten_index_temporary_create_total counter 作成された一時索引の数
timesten_index_temporary_row_fetch_repl_total counter レプリケーション操作中に一時索引からフェッチされた行数
timesten_index_temporary_row_fetch_total counter 一時索引からフェッチされた行数
timesten_index_temporary_scan_repl_total counter レプリケーション操作中にスキャンされた一時索引の数
timesten_index_temporary_scan_total counter スキャン済の一時索引数
timesten_instance_status gauge TimesTenインスタンスのステータス
timesten_local_delete_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルdelete SQL文の数
timesten_local_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルSQL文の数
timesten_local_insert_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルinsert SQL文の数
timesten_local_merge_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルmerge SQL文の数
timesten_local_select_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルselect SQL文の数
timesten_local_update_executes_total counter 実行されたグリッド・ローカルupdate SQL文の数
timesten_lock_acquire_dml_total counter DMLアクティビティのために獲得したロック数
timesten_lock_acquire_table_scan_total counter 表スキャンのために獲得したロック数
timesten_lock_grant_immediate_total counter 即座に許可されたロックの数
timesten_lock_grant_wait_total counter 許可されたが待機が必要なロックの数
timesten_lock_timeout_total counter ロック・タイムアウト数

timesten_log_buffer_insert_byteからtimesten_remote_update_executes_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_log_buffer_insert_byte counter ログ・バッファに挿入されるバイト数
timesten_log_buffer_insert_total counter ログ・バッファに挿入されるログ・レコード数
timesten_log_buffer_wait_total counter ログ・バッファの待機数
timesten_log_bytes_to_log_buffer_total counter ログ・バッファに書き込まれたバイト数
timesten_log_commit_file_read_total counter コミット処理に関するログからのファイル・システム読取り数
timesten_log_commit_read_byte_total counter コミット処理に関するログから読み取られたバイト数
timesten_log_file_earliest gauge データベースに現在存在する、最も古いログ・ファイル
timesten_log_file_generated_total counter 今までに生成されたログ・ファイル数
timesten_log_file_latest gauge 存在する最新のログ・ファイル
timesten_log_file_read_total counter ファイル・システム読取り数
timesten_log_file_write_total counter ファイル・システム書込み数
timesten_log_flush_frame_total counter 最新のログ・フラッシュ内のフレーム数
timesten_log_force_total counter ログがディスクに同期される回数
timesten_log_recovery_read_byte_total counter データベースのリカバリ中に読み取られたバイト数
timesten_logdir_avail_bytes gauge ログ・ファイルを保持するファイル・システムの使用可能なバイト数
timesten_logdir_size_bytes gauge ログ・ファイルを保持するファイル・システムの合計バイト数
timesten_merge_join_total counter 行われたマージ結合数
timesten_metric_collection_seconds gauge メトリックの収集時間(秒)
timesten_nested_loop_join_total counter 行われたネステッド・ループ結合数
timesten_perm_allocated_bytes gauge 割り当てられた永続領域のバイト数
timesten_perm_in_use_bytes gauge 使用されている永続領域のバイト数
timesten_perm_in_use_high_water_bytes gauge 使用されている永続領域の最大バイト数
timesten_rate_limited gauge エクスポータのレート制限の状態
timesten_remote_delete_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートdelete SQL文の数
timesten_remote_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートSQL文の数
timesten_remote_insert_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートinsert SQL文の数
timesten_remote_merge_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートmerge SQL文の数
timesten_remote_select_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートselect SQL文の数
timesten_remote_update_executes_total counter 実行されたグリッド・リモートupdate SQL文の数

timesten_repl_log_out_busy_totalからtimesten_repl_transmitter_catch_lag_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_repl_log_out_busy_total counter ストランドがフルまたはビジーであることによるトラックからのスイッチ・アウト
timesten_repl_log_track_arbitration_total counter 不正なログ・レコードによる調停の数
timesten_repl_log_track_wait_total counter トラックによってトリガーされたフラッシャ待機の数
timesten_repl_log_trackswitch_in_busy_total counter ストランドがフルまたはビジーであることによるトラックへのスイッチ・イン
timesten_repl_log_trackswitch_in_timeout_total counter タイムアウトによるトラックへのスイッチ・イン
timesten_repl_log_trackswitch_out_timeout_total counter タイムアウトによるトラックからのスイッチ・アウト
timesten_repl_log_wait_sleeps_total counter 送信側がログを待機してスリープする回数
timesten_repl_log_waits_total counter 送信側がログを待機する回数
timesten_repl_receiver_bulk_insert_applied_total counter 受信側によって適用されたsbLRPtnTupInsArrの数
timesten_repl_receiver_commit_time counter 受信側の待機時間
timesten_repl_receiver_commit_total counter 受信側のバッチの数
timesten_repl_receiver_longest_batch counter バッチを実行する最長時間
timesten_repl_receiver_longest_running gauge 受信側での実行の開始からコミットまでの時間
timesten_repl_receiver_max_spin_per_txn gauge トランザクションにおいて受信側で発生するスピンの最大数
timesten_repl_receiver_permanent_error_total counter 受信側によって発生した永続エラー
timesten_repl_receiver_serial_modes counter パラレル・レプリケーションのシリアル・モードでの操作が必要となった回数
timesten_repl_receiver_transient_error_total counter 受信側によって発生した一時エラー
timesten_repl_receiver_txn_begin_waits_total counter 受信側が開始依存関係を待機する回数
timesten_repl_receiver_txn_commit_no_wait_total counter 受信側のトランザクション数
timesten_repl_receiver_txn_commit_total counter 受信側のトランザクション数
timesten_repl_receiver_txn_commit_wait_spin_total counter 受信側がコミット依存関係を待機するときに実行されるスピンの数
timesten_repl_receiver_txn_commit_waits_total counter 受信側がコミット依存関係を待機する回数
timesten_repl_receiver_txn_opt_time counter 受信側の操作時間
timesten_repl_receiver_wait_backoff_total counter 別のスレッドが必要とするロックを保持しているために受信側がrxWaitCTNを終了するよう指示された回数
timesten_repl_receiver_wait_stall_2_to_5_total counter 2から5秒(概数)の間の受信側開始待機
timesten_repl_receiver_wait_stall_gt_5_total counter 5秒(概数)を超える受信側開始待機
timesten_repl_receiver_wait_stall_lt_2_total counter 2秒(概数)に満たない受信側開始待機
timesten_repl_receiver_wakeup_total counter デッドロック・ディテクタによるウェイクアップ
timesten_repl_transmitter_bulk_insert_sent_total counter 送信側によって送信されたsbLRPtnTupInsArrレコードの数
timesten_repl_transmitter_catch_lag_total counter この送信側のsendLSNが現在のwriteLSNに到達するまでにかかる秒数の推定

timesten_repl_transmitter_drift_request_totalからtimesten_table_row_insert_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_repl_transmitter_drift_request_total counter この送信側がドリフト要求を実行した回数
timesten_repl_transmitter_longest_batch gauge バッチの最初の読取りから送信までの最長時間
timesten_repl_transmitter_longest_running gauge トランザクションの読取り開始からコミットまでの最長時間
timesten_repl_transmitter_max_actions gauge トランザクションのアクションの最大数
timesten_repl_transmitter_max_adapted_timeout gauge 最大適応タイムアウト
timesten_repl_transmitter_send_lag gauge 関連ピアの最も早い送信側sendLSNからの遅延秒数の推定
timesten_replication_conflict_total counter レプリケーション競合の数
timesten_replication_hold_log_file gauge 保持されているレプリケーションのログ・ファイルの数
timesten_replication_hold_log_offset gauge 保持されているレプリケーションのログ・ファイルのオフセット
timesten_replication_peer_connection gauge レプリケーション・ピア接続の数
timesten_replication_peer_retry_total counter レプリケーション・ピアの再試行
timesten_replication_transaction_total counter レプリケーション・トランザクションの数
timesten_required_recovery gauge ゼロ以外の場合、起動時にリカバリが実行されます
timesten_sort_total counter 行われたソート数
timesten_stmt_execute_alter_total counter 実行されたALTER文の数
timesten_stmt_execute_create_total counter 実行されたCREATE文の数
timesten_stmt_execute_delete_total counter 実行されたDELETE文の数
timesten_stmt_execute_drop_total counter 実行されたDROP文の数
timesten_stmt_execute_insert_total counter 実行されたINSERT文の数
timesten_stmt_execute_merge_total counter 実行されたMERGE文の数
timesten_stmt_execute_select_total counter 実行されたSELECT文の数
timesten_stmt_execute_total counter 実行されたSQL文の数
timesten_stmt_execute_update_total counter 実行されたUPDATE文の数
timesten_stmt_prepare_command_cache_miss_total counter 文の準備中のコマンド・キャッシュ・ミスの数
timesten_stmt_prepare_total counter 準備された文の数
timesten_stmt_reprepare_automatic_total counter 自動的に再準備された文の数
timesten_stmt_reprepare_total counter 強制または自動の両方を含む、再準備された文の数
timesten_swt_byte_total counter SWTキャッシュ・グループ操作中にOracle Databaseに送信されたバイト数
timesten_table_row_delete_total counter 表の行の削除数
timesten_table_row_insert_total counter 表の行の挿入数

timesten_table_row_read_totalからtimesten_txn_voted_no_totalまでのメトリック

メトリック タイプ 説明
timesten_table_row_read_total counter 表の行の読取り数
timesten_table_row_update_total counter 表の行の更新数
timesten_table_scan_total counter 全表スキャンの数
timesten_temp_allocated_bytes gauge 割り当てられた一時領域のバイト数
timesten_temp_in_use_bytes gauge 使用中の一時領域のバイト数
timesten_tterrors_file_bytes counter tterrors.logのバイト数
timesten_ttmesg_file_bytes counter ttmesg.logのバイト数
timesten_tunnel_enqueued_requests_total counter トンネリングのためにエンキューされたリクエストの数
timesten_tunnel_false_unresponsive_total counter 検出されたハングの偽陽性数
timesten_tunnel_processed_requests_total counter トンネルにより処理されたリクエスト数
timesten_tunnel_timedout_requests_total counter トンネリング中にタイムアウトになったリクエストの数
timesten_tunnel_unresponsive_total counter トンネルで検出されたハング数
timesten_txn_commit_durable_total counter コミットされた永続トランザクション数
timesten_txn_commit_internal_durable_total counter 永続内部トランザクションの数
timesten_txn_commit_internal_replication_total counter レプリケーションによって開始されたトランザクションのコミット数
timesten_txn_commit_internal_total counter counter 内部トランザクションの数
timesten_txn_commit_internal_xla_total counter XLAによって開始されたトランザクションのコミット数
timesten_txn_commit_nondurable_total counter コミットされた非永続トランザクション数
timesten_txn_commit_replicated_durable_total counter レプリケートされた永続的なトランザクションのコミット数
timesten_txn_commit_replicated_nondurable_total counter レプリケートされた非永続的なトランザクションのコミット数
timesten_txn_commit_total counter コミットしたトランザクションの数
timesten_txn_epoch_total counter コミットされたエポック・トランザクションの数
timesten_txn_forget_alloc_total counter 割り当てられたトランザクション破棄エントリの数
timesten_txn_forget_used_total counter 使用されたトランザクション破棄エントリの数
timesten_txn_forget_used_total counter 使用されたトランザクション破棄エントリの数
timesten_txn_initiated_tm_total counter TMとして開始されたグリッド・トランザクションの数
timesten_txn_participated_remote_total counter リモートとして参加したグリッド・トランザクションの数
timesten_txn_rollback_total counter ロールバックされたトランザクション数
timesten_txn_srso_total counter 単一レプリカ・セットで解決されたトランザクションの数
timesten_txn_tcc_total counter TCCにより解決されたトランザクションの数
timesten_txn_voted_no_total counter この要素がNOTコミットを投票したトランザクションの数