JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.awt
クラス ComponentOrientation

java.lang.Object
  上位を拡張 java.awt.ComponentOrientation
すべての実装されたインタフェース:
Serializable

public final class ComponentOrientation
extends Object
implements Serializable

ComponentOrientation クラスは、コンポーネントまたはテキストの各要素を言語に従って配置するための方向をカプセル化します。西洋のアルファベット、ヘブライ語などの中東の言語、そして日本語などの極東の言語のそれぞれで異なる語順を反映するために使用します。

基本的に文字などのアイテムを一列に並べ、その列を並べてブロックを構成します。これはたとえば、チェックボックス内にテキストとの相対位置を指定して配置されるボックスのような、ウィジェット内のアイテムにも適用されます。

現代の言葉で使用される配置は次に示すように 4 種類あります。
 

 LT          RT          TL          TR   
 A B C       C B A       A D G       G D A
 D E F       F E D       B E H       H E B
 G H I       I H G       C F I       I F C
 

(ヘッダーの 2 文字の短縮形は最初の文字がアイテムの方向、次の文字が行の方向を表します。たとえば、LT は「アイテムは左から右、行は上から下」を示し、TL は「アイテムは上から下、行は左から右」を表します。ほかも同様です。)

これらの記号は主に次の言語に使用されます。

外見と制御コードが方向によって変わるコンポーネントでは isLeftToRight() メソッドと isHorizontal() メソッドを使用して動作を決定します。ただし次のように定数で動作を切り替えるコードは使用しないでください。  
 if (orientation == LEFT_TO_RIGHT) {
   ...
 } else if (orientation == RIGHT_TO_LEFT) {
   ...
 } else {
   // Oops
 }
 
定数は将来追加される可能性があり、方向オブジェクトも重複しない保証はないのでこれは安全な方法ではありません。

関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
static ComponentOrientation LEFT_TO_RIGHT
          アイテムは左から右に配置され、行は上から下に配置されます。
static ComponentOrientation RIGHT_TO_LEFT
          アイテムは右から左に配置され、行は上から下に配置されます。
static ComponentOrientation UNKNOWN
          コンポーネントの配置が設定されていないことを示します。
 
メソッドの概要
static ComponentOrientation getOrientation(Locale locale)
          措定されたロケールに対して適切な配置方向を返します。
static ComponentOrientation getOrientation(ResourceBundle bdl)
          推奨されていません。 J2SE 1.4 からは getOrientation(java.util.Locale) を使用します。
 boolean isHorizontal()
          行が水平かどうかを返します。
 boolean isLeftToRight()
          水平行の場合、アイテムが左から右に配置されるかどうか
垂直行の場合、行が左から右に配置されるかどうか
ヨーロッパの言語のように、左から右に記述する言語の場合には true を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

LEFT_TO_RIGHT

public static final ComponentOrientation LEFT_TO_RIGHT
アイテムは左から右に配置され、行は上から下に配置されます。英語、フランス語などがこれに該当します。


RIGHT_TO_LEFT

public static final ComponentOrientation RIGHT_TO_LEFT
アイテムは右から左に配置され、行は上から下に配置されます。アラビア語、ヘブライ語などがこれに該当します。


UNKNOWN

public static final ComponentOrientation UNKNOWN
コンポーネントの配置が設定されていないことを示します。既存アプリケーションの動作を変えないようにするため、isLeftToRight がこの値に対して true を返します。

メソッドの詳細

isHorizontal

public boolean isHorizontal()
行が水平かどうかを返します。ヨーロッパの言語のように、左から右に記述する言語の場合には true を返します。


isLeftToRight

public boolean isLeftToRight()
水平行の場合、アイテムが左から右に配置されるかどうか
垂直行の場合、行が左から右に配置されるかどうか
ヨーロッパの言語のように、左から右に記述する言語の場合には true を返します。


getOrientation

public static ComponentOrientation getOrientation(Locale locale)
措定されたロケールに対して適切な配置方向を返します。

パラメータ:
locale - 指定されたロケール

getOrientation

@Deprecated
public static ComponentOrientation getOrientation(ResourceBundle bdl)
推奨されていません。 J2SE 1.4 からは getOrientation(java.util.Locale) を使用します。

指定された ResourceBundle の地域に対して適切な配置方向を返します。3 つの方法が次の順番で試行されます。
  1. 文字列「Orientation」をキーとし、ResourceBundle から ComponentOrientation オブジェクトを取得
  2. ResourceBundle.getLocale を使用し、バンドルのロケールを決定し、そのロケールの配置方向を返す
  3. デフォルトのロケール配置方向を返す


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