JavaTM Platform
Standard Ed. 6

java.awt
クラス Desktop

java.lang.Object
  上位を拡張 java.awt.Desktop

public class Desktop
extends Object

Java アプリケーションで Desktop クラスを使用すると、ネイティブデスクトップで登録済みの関連付けられたアプリケーションを起動して、URI やファイルを処理できます。  

サポートされる操作には次のものがあります。

 

このクラスには、これらの操作に対応するメソッドが用意されています。メソッドは、URI やファイルを処理するために、現在のプラットフォームで登録済みの関連付けられたアプリケーションを検索して起動します。関連付けられたアプリケーションがない場合や、関連付けられたアプリケーションを起動できない場合は、例外がスローされます。  

アプリケーションは URI またはファイルの種類に対して登録されます。たとえば、"sxi" ファイル拡張子は、通常 StarSuite に登録されます。関連付けられたアプリケーションの登録、アクセス、および起動の機構は、プラットフォームに応じて異なります。  

各操作は、Desktop.Action クラスで表されるアクションタイプです。  

注:アクションが呼び出されて関連付けられたアプリケーションが実行される場合、そのアプリケーションは、Java アプリケーションが起動されたシステムと同じシステムで実行されます。

導入されたバージョン:
1.6

入れ子のクラスの概要
static class Desktop.Action
          アクションの種類を表します。
 
メソッドの概要
 void browse(URI uri)
          デフォルトのブラウザを起動して、URI を表示します。
 void edit(File file)
          関連付けられたエディタアプリケーションを起動して、ファイルを編集用に開きます。
static Desktop getDesktop()
          現在のブラウザコンテキストの Desktop インスタンスを返します。
static boolean isDesktopSupported()
          このクラスが現在のプラットフォームでサポートされているかどうかを判定します。
 boolean isSupported(Desktop.Action action)
          このアクションが現在のプラットフォームでサポートされているかどうかを判定します。
 void mail()
          ユーザーデフォルトのメールクライアントのメール作成ウィンドウを起動します。
 void mail(URI mailtoURI)
          ユーザーデフォルトのメールクライアントのメール作成ウィンドウを起動し、mailto: URI で指定されているメッセージフィールドにデータを設定します。
 void open(File file)
          関連付けられたアプリケーションを起動してファイルを開きます。
 void print(File file)
          関連付けられたアプリケーションの印刷コマンドを使用して、ネイティブデスクトップの印刷機能でファイルを印刷します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

メソッドの詳細

getDesktop

public static Desktop getDesktop()
現在のブラウザコンテキストの Desktop インスタンスを返します。一部のプラットフォームでは、Desktop API がサポートされていない場合があります。現在のデスクトップがサポートされているかどうかを調べるには、isDesktopSupported() メソッドを使用してください。

戻り値:
現在のブラウザコンテキストの Desktop インスタンス
例外:
HeadlessException - GraphicsEnvironment.isHeadless()true を返す場合
UnsupportedOperationException - このクラスが現在のプラットフォームでサポートされていない場合
関連項目:
isDesktopSupported(), GraphicsEnvironment.isHeadless()

isDesktopSupported

public static boolean isDesktopSupported()
このクラスが現在のプラットフォームでサポートされているかどうかを判定します。サポートされている場合、インスタンスを取得するには getDesktop() を使用してください。

戻り値:
このクラスが現在のプラットフォームでサポートされている場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
getDesktop()

isSupported

public boolean isSupported(Desktop.Action action)
このアクションが現在のプラットフォームでサポートされているかどうかを判定します。  

アクションがプラットフォームでサポートされている場合でも、そのアクションに対応するアプリケーションがファイルや URI に登録されていないことがあります。たとえば、Desktop.Action.OPEN アクションはほとんどのプラットフォームでサポートされています。ただし、特定のファイルに対して、それを開くためのアプリケーションが登録されていない場合があります。この場合、isSupported(java.awt.Desktop.Action)true を返しますが、対応するアクションメソッドは IOException をスローします。

パラメータ:
action - 指定された Desktop.Action
戻り値:
指定されたアクションが現在のプラットフォームでサポートされている場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Desktop.Action

open

public void open(File file)
          throws IOException
関連付けられたアプリケーションを起動してファイルを開きます。  

指定されたファイルがディレクトリの場合は、それを開くために現在のプラットフォームのファイルマネージャーが起動されます。

パラメータ:
file - 関連付けられたアプリケーションで開くファイル
例外:
NullPointerException - filenull の場合
IllegalArgumentException - 指定されたファイルが存在しない場合
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.OPEN アクションをサポートしていない場合
IOException - 指定されたファイルにアプリケーションが関連付けられていないか、関連付けられたアプリケーションを起動できない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在する場合に、セキュリティーマネージャーの SecurityManager.checkRead(java.lang.String) メソッドがファイルへの読み取りアクセスを許可しない場合、または AWTPermission("showWindowWithoutWarningBanner") アクセス権を許可しない場合、または呼び出し側スレッドがサブプロセスの作成を許可されていない場合
関連項目:
AWTPermission

edit

public void edit(File file)
          throws IOException
関連付けられたエディタアプリケーションを起動して、ファイルを編集用に開きます。

パラメータ:
file - 編集用に開くファイル
例外:
NullPointerException - 指定されたファイルが null の場合
IllegalArgumentException - 指定されたファイルが存在しない場合
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.EDIT アクションをサポートしていない場合
IOException - 指定されたファイルにエディタが関連付けられていないか、関連付けられたアプリケーションを起動できない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在する場合に、セキュリティーマネージャーの SecurityManager.checkRead(java.lang.String) メソッドがファイルへの読み取りアクセスを許可しない場合、または SecurityManager.checkWrite(java.lang.String) メソッドがファイルへの書き込みアクセスを許可しない場合、または AWTPermission("showWindowWithoutWarningBanner") アクセス権を許可しない場合、または呼び出し側スレッドがサブプロセスの作成を許可されていない場合
関連項目:
AWTPermission

print

public void print(File file)
           throws IOException
関連付けられたアプリケーションの印刷コマンドを使用して、ネイティブデスクトップの印刷機能でファイルを印刷します。

パラメータ:
file - 印刷するファイル
例外:
NullPointerException - 指定されたファイルが null の場合
IllegalArgumentException - 指定されたファイルが存在しない場合
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.PRINT アクションをサポートしていない場合
IOException - 指定されたファイルに、その印刷に使用できるアプリケーションが関連付けられていない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在する場合に、セキュリティーマネージャーの SecurityManager.checkRead(java.lang.String) メソッドがファイルへの読み取りアクセスを許可しない場合、またはセキュリティーマネージャーの SecurityManager.checkPrintJobAccess() メソッドがファイルを印刷するためのアクセス権を許可しない場合、または呼び出し側スレッドがサブプロセスの作成を許可されていない場合

browse

public void browse(URI uri)
            throws IOException
デフォルトのブラウザを起動して、URI を表示します。デフォルトのブラウザが指定された URI を処理できない場合、指定されたタイプの URI を処理するために登録されたアプリケーションが呼び出されます。このアプリケーションは、URI クラスで定義されている、URI のプロトコルとパスによって決まります。

呼び出し元のスレッドに必要なアクセス権がなく、アプレット内から呼び出された場合は、AppletContext.showDocument() が使用されます。同様に、呼び出し元に必要なアクセス権がなく、Java Web Started アプリケーション内から呼び出された場合は、BasicService.showDocument() が使用されます。

パラメータ:
uri - ユーザーデフォルトのブラウザで表示する URI
例外:
NullPointerException - urinull の場合
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.BROWSE アクションをサポートしていない場合
IOException - ユーザーデフォルトのブラウザが見つからないか起動できない場合、またはデフォルトのハンドラアプリケーションを起動できない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、AWTPermission("showWindowWithoutWarningBanner") アクセス権を拒否する場合。または呼び出し元スレッドがサブプロセスの作成を許可されず、アプレットまたは Java Web Started アプリケーション内から呼び出されない場合
IllegalArgumentException - 必要なアクセス権を利用できず、URI を URL に変換できない場合
関連項目:
URI, AWTPermission, AppletContext

mail

public void mail()
          throws IOException
ユーザーデフォルトのメールクライアントのメール作成ウィンドウを起動します。

例外:
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.MAIL アクションをサポートしていない場合
IOException - ユーザーデフォルトのメールクライアントが見つからないか、起動できない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、AWTPermission("showWindowWithoutWarningBanner") アクセス権を拒否する場合、または呼び出し元スレッドがサブプロセスの作成を許可されない場合
関連項目:
AWTPermission

mail

public void mail(URI mailtoURI)
          throws IOException
ユーザーデフォルトのメールクライアントのメール作成ウィンドウを起動し、mailto: URI で指定されているメッセージフィールドにデータを設定します。  

mailto: URI では、"to""cc""subject""body" などのメッセージフィールドを指定できます。mailto: URI の仕様の詳細は、「The mailto URL scheme (RFC 2368)」を参照してください。

パラメータ:
mailtoURI - 指定された mailto: URI
例外:
NullPointerException - 指定された URI が null の場合
IllegalArgumentException - URI スキーマが "mailto" でない場合
UnsupportedOperationException - 現在のプラットフォームが Desktop.Action.MAIL アクションをサポートしていない場合
IOException - ユーザーデフォルトのメールクライアントが見つからないか、起動できない場合
SecurityException - セキュリティーマネージャーが存在し、AWTPermission("showWindowWithoutWarningBanner") アクセス権を拒否する場合、または呼び出し元スレッドがサブプロセスの作成を許可されない場合
関連項目:
URI, AWTPermission

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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