モジュール java.desktop
パッケージ java.awt

クラスComponentOrientation

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable


    public final class ComponentOrientation
    extends Object
    implements Serializable
    ComponentOrientationクラスは、コンポーネントまたはテキストの各要素を言語に従って配置するための方向をカプセル化します。 西洋のアルファベット、ヘブライ語などの中東の言語、そして日本語などの極東の言語のそれぞれで異なる語順を反映するために使用します。

    基本的に文字などのアイテムを一列に並べ、その列を並べてブロックを構成します。 これはたとえば、チェックボックス内にテキストとの相対位置を指定して配置されるボックスのような、ウィジェット内のアイテムにも適用されます。

    現代の言葉で使用される配置は次に示すように4種類あります。

     LT          RT          TL          TR
     A B C       C B A       A D G       G D A
     D E F       F E D       B E H       H E B
     G H I       I H G       C F I       I F C
     

    (ヘッダーの2文字の短縮形は最初の文字がアイテムの方向、次の文字が行の方向を表します。
    たとえば、LTは「アイテムは左から右、行は上から下」を示し、TLは「アイテムは上から下、行は左から右」を表します。ほかも同様です。)

    これらの記号は主に次の言語に使用されます。

    • LT - 西ヨーロッパ(日本語、中国語、韓国語でも使用)
    • RT - 中東(アラビア語、ヘブライ語)
    • TR - 日本語、中国語、韓国語
    • TL - モンゴル語
    外見と制御コードが方向によって変わるコンポーネントではisLeftToRight()メソッドとisHorizontal()メソッドを使用して動作を決定します。 ただし次のように定数で動作を切り替えるコードは使用しないでください。
     if (orientation == LEFT_TO_RIGHT) {
       ...
     } else if (orientation == RIGHT_TO_LEFT) {
       ...
     } else {
       // Oops
     }
     
    定数は将来追加される可能性があり、方向オブジェクトも重複しない保証はないのでこれは安全な方法ではありません。
    関連項目:
    直列化された形式
    • フィールドの詳細

      • LEFT_TO_RIGHT

        public static final ComponentOrientation LEFT_TO_RIGHT
        アイテムは左から右に配置され、行は上から下に配置されます。英語、フランス語などがこれに該当します。
      • RIGHT_TO_LEFT

        public static final ComponentOrientation RIGHT_TO_LEFT
        アイテムは右から左に配置され、行は上から下に配置されます。アラビア語、ヘブライ語などがこれに該当します。
      • UNKNOWN

        public static final ComponentOrientation UNKNOWN
        コンポーネントの配置が設定されていないことを示します。 既存アプリケーションの動作を変えないようにするため、isLeftToRightがこの値に対してtrueを返します。
    • メソッドの詳細

      • isHorizontal

        public boolean isHorizontal​()
        行が水平かどうかを返します。 ヨーロッパの言語のように、左から右に記述する言語の場合にはtrueを返します。
        戻り値:
        trueこの向きに水平線がある場合
      • isLeftToRight

        public boolean isLeftToRight​()
        水平行の場合、アイテムが左から右に配置されるかどうか
        垂直行の場合、行が左から右に配置されるかどうか

        ヨーロッパの言語のように、左から右に記述する言語の場合にはtrueを返します。
        戻り値:
        この方向が左から右の場合はtrue
      • getOrientation

        public static ComponentOrientation getOrientation​(Locale locale)
        措定されたロケールに対して適切な配置方向を返します。
        パラメータ:
        locale - 指定されたロケール
        戻り値:
        ロケールの方向
      • getOrientation

        @Deprecated
        public static ComponentOrientation getOrientation​(ResourceBundle bdl)
        非推奨。 J2SE 1.4以降は、getOrientation(java.util.Locale)を使用してください。
        指定されたResourceBundleの地域に対して適切な配置方向を返します。 3つの方法が次の順番で試行されます。
        1. 文字列「Orientation」をキーとし、ResourceBundleからComponentOrientationオブジェクトを取得
        2. ResourceBundle.getLocaleを使用し、バンドルのロケールを決定し、そのロケールの配置方向を返す
        3. デフォルトのロケール配置方向を返す
        パラメータ:
        bdl - 使用するバンドル
        戻り値:
        オリエンテーション