モジュール java.naming
パッケージ javax.naming

クラスLinkRef

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Cloneable

    public class LinkRef
extends Reference
    このクラスは参照を表します。参照の内容はリンク名と呼ばれる名前で、コンテキストの基本名にバインドされます。

    名前はURL、または初期コンテキストを基準にして解決される名前、または名前の最初の文字が"."の場合は、リンクがバインドされるコンテキストを基準にした名前になります。

    コンテキスト・オペレーションの名前の通常の解決は、必ずリンクに続きます。 リンク名自体を解決すると、解決がほかのリンクに渡されることになります。 これにより、正常に解決されなかったリンクのサイクルが発生する可能性があります。 このような終了しない解決を簡単に回避するために、サービス・プロバイダは、呼出し側によって呼び出される1つのオペレーションに含まれるリンクの数に制限を設定できます。

    LinkRefには1つのStringRefAddrが含まれています。型は"LinkAddress"で、内容はリンク名です。 参照のクラス名フィールドは、この(LinkRef)クラスのフィールドです。

    LinkRefは、通常のContext.bind()/rebind()およびDirContext.bind()/rebind()を使用して名前にバインドされます。 Context.lookupLink()は、終端の不可分な名前がリンクにバインドされている場合に、リンク自体を取得するために使用されます。

    多数のネーミング・システムでは、ネーミング・システム自体で使用されるリンクの本来的な概念がサポートされています。 JNDIでは、このような本来的なリンクとJNDIリンクの間に関係があるかは指定されていません。

    LinkRefインスタンスは、並行アクセスに対して複数のスレッドでは同期化されません。 LinkRefインスタンスに並行してアクセスする必要のあるスレッドは、それ自体で同期化され、必要なロックを提供する必要があります。

    導入されたバージョン:
    1.3
    関連項目:
    LinkException, LinkLoopException, MalformedLinkException, Context.lookupLink(javax.naming.Name), 直列化された形式

    • コンストラクタの詳細

      • LinkRef

        public LinkRef​(Name linkName)
        名前のLinkRefを構築します。
        パラメータ:
        linkName - このリンクを作成する対象となるnull以外の名前。

      • LinkRef

        public LinkRef​(String linkName)
        文字列名のLinkRefを構築します。
        パラメータ:
        linkName - このリンクを作成する対象となるnull以外の名前。

    • メソッドの詳細

      • getLinkName

        public String getLinkName​()
                   throws NamingException
        このリンクの名前を取得します。
        戻り値:
        このリンクのnull以外の名前。
        例外:
        MalformedLinkException - リンク名が抽出できなかった場合。
        NamingException - ネーミング例外が検出された場合。