変数は、それらに対して定義する値を想定します。ビジネス・ルールおよびテンプレートの設計時にコンポーネントでこれらを使用します。
次の方法で変数を作成することができます:
例:
変数を作成する場合、その変数は、選択したレベル(グローバル、アプリケーション、プラン・タイプまたはビジネス・ルール)で作成されます。同じ名前の変数が各レベルに作成された場合、最低レベルの変数がルールで使用されます。たとえば、vMonthという名前のグローバル変数と、Monthという名前のプラン・タイプの変数を作成した場合、プラン・タイプの変数がルールで使用されます。
変数には、次の2つのタイプがあります:
実行 - ビジネス・ルールを起動すると、変数に対して定義された計算が実行されます。スクリプト・コンポーネントまたは固定ループのコンポーネントで実行変数を使用できます。
注:
実行変数は、Oracle General Ledgerで使用されるアプリケーションも含めて、Oracle Essbase集約ストレージ・アプリケーションでサポートされていません。
置換 - ビジネス・ルールの設計または起動時に、計算内で変数が置換されます。任意のコンポーネントで置換変数を使用できます。
いくつかのタイプの実行および置換変数を作成できます。作成できる変数は、アプリケーション・タイプと、実行変数と置換変数のどちらを作成するかに応じて異なります。
注:
非Groovyルールの場合、メンバーまたはメンバー(複数)タイプの変数のみが、集約ストレージ・オプション(ASO)タイプのOracle Hyperion Planningキューブでサポートされているタイプの変数です。
ビジネス・ルールを起動する際にユーザーに情報を入力するよう求める変数を作成できます。これらの実行時プロンプト変数は、メンバー、テキスト、日付または数値などの情報の入力をユーザーに求めます。これらのプロンプトは、どのデータ型が必要かをユーザーに示します。
例:
月を選択します。
四半期ごとの予想顧客数を入力します。
翌月に予測される収益変化のパーセンテージを指定します。
変数を作成するアプリケーション・タイプに応じて、最大4つのデータベース・オブジェクトに変数を関連付けられます。変数は同時に複数のオブジェクトに存在し、各オブジェクトで同じ名前を使用できます。