グラフィカル・ビジネス・ルールとしてのEssbase計算スクリプトのインポート

Oracle Essbase計算スクリプトをグラフィカル・ビジネス・ルールとしてOracle Hyperion Calculation Managerにインポートできます。

SET RUNTIMESUBVARS計算コマンドが含まれるEssbase計算スクリプトをインポートすると、Essbaseランタイム代替変数(スクリプト内で先頭にアンパサンド文字が付いています)がすべて{}表記法を使用してCalculation Manager実行時プロンプト変数に変換されます。デフォルトでは、Essbase計算スクリプトのRUNTIMESUBVARSコマンドの変数の値を使用してCalculation Managerstringの変数が作成されます。Essbaseでのこれらの計算スクリプトの詳細は、Oracle Essbaseデータベース管理者ガイドを参照してください。

Calculation Managerでは、変数の値は、ルール・デザイナでビジネス・ルールを開いたときに「変数」タブの「値」列に表示されます。(変数のデフォルト値は、変数デザイナで開いて「デフォルト値」列を参照することで表示できます。)ただし、計算スクリプトの変数に値またはデフォルト値がない場合、Calculation Managerには値が表示されません。

計算スクリプトの<RTSV_HINT>タグと</RTSV_HINT>タグの間にテキストがある場合、そのテキストが変数の実行時プロンプト・テキストとして使用されます。これらのタグの間にテキストがない場合、プロンプト・テキストは変数の名前です。

グラフィカル・ビジネス・ルールとしてEssbase計算スクリプトをインポートするには:

  1. 「システム・ビュー」で、データベースを右クリックし、「Essbase計算スクリプトのインポート」を選択します。

    このメニュー・オプションは、インポートするEssbase計算スクリプトが存在する場合にのみ使用可能になります。

  2. 各計算スクリプトに関して、すでにCalculation Managerに存在するかどうかと、インポートするかどうかを選択します。(すべての計算スクリプトをインポートするには、「すべて選択」をクリックします。)
  3. 次のいずれかのオプションを選択します:
    • 既存のオブジェクトを同じ名前の新しいオブジェクトに置き換えるには、「既存のオブジェクトをオーバーライド」を選択します。

    • 新しいオブジェクトが既存のオブジェクトと同じ名前の場合に既存のオブジェクトを保持するには、「既存のオブジェクトをスキップ」を選択します。

  4. 「インポート」をクリックします。

    注:

    インポートする計算スクリプトをスクリプト・コンポーネントとしてインポートすると、解析エラーが発生する場合があります。ルールを検証して解析エラーが発生した場合は、次のいずれかを行って修正します。1) Calculation Managerで解析エラーを修正してルールを検証し、スクリプト・コンポーネントを右クリックして「グラフィカルに変換」を選択し、ルールを保存します。(グラフィカルへの変換を元に戻すには、「編集」、「変換を元に戻す」の順に選択します。) 2) 元の計算スクリプトを開き、解析エラーを修正して計算スクリプトを保存し、その計算スクリプトをCalculation Managerに再度インポートします。計算スクリプトの「すでに存在します」の下にチェックマークが表示されます。「インポート」チェック・ボックスと、既存のオブジェクトを上書きを選択します。

    計算スクリプトのインポート後、インポートした計算スクリプトがスクリプト・コンポーネント形式であり、それをグラフィカル・フォーマットで表示する場合は、ルール・フロー・チャートでそのスクリプト・コンポーネントを右クリックし、「グラフィカルに変換」を選択します。

    インポートの結果をローカル・ファイルに保存することもできます。