計算された「名前」および「親」プロパティ

ワークフロー・タスクで使用される「名前」および「親」プロパティは、変更が行われるノードと階層の場所を識別します。これらのプロパティの値は、多くの場合、ユーザーが手動で定義するか、ソース・ファイルからロードされます。ワークフロー・タスクで使用できる「名前の計算」および「親の計算」オプションは、値を明示的に定義またはロードするかわりに動的スクリプトを使用してこれらのプロパティの値を計算するために使用できます。

「名前の計算」オプションは、「リーフの追加」または「リムの追加」アクション・タイプを使用しているワークフロー・タスクに使用できます。「親の計算」オプションは、これらのタスクに加えて「挿入」および「移動」タスクにも使用できます。スクリプトの計算ロジックでは、次のデータ・ソースにアクセスできます。

  • NextID関数

  • 要求のバージョンのプロパティ

  • バージョンの階層とそのプロパティ

  • ノードとそのプロパティ

  • ノード間の階層関係

  • 要求のプロパティ

  • 要求アイテムとそのプロパティ

  • 要求アイテム・タスクとそのアクション・タイプ

「名前」および「親」プロパティの計算は、これらのオプションが有効になっているワークフロー・タスクを使用して要求アイテムが追加されるステージでガバナンス要求が計算される場合に行われます。値は、要求アイテムの発生ステージで、またはこれらのプロパティを再計算するように構成された後のステージで再計算されることがあります。

注:

ワークフロー・モデルが再計算されたタスク・プロパティを許可するように設定されているとき、計算された名前または親が手動で上書きされた場合、そのステージおよび後続のどのステージでもその名前や親が再度計算されることはありません。