17 Data Relationship Management Analyticsの管理

Oracle Data Relationship Management Analyticsには、変更の追跡、成長の分析、要求のモニタリング、ワークフロー・モデル・パフォーマンスおよび参加者とユーザー・グループのパフォーマンスのためのダッシュボードがあります。Data Relationship Management Analyticsダッシュボードは次のとおりです:

  • 変更––Oracle Data Relationship Managementシステムで一定期間に発生した変更を集約したビューが提供されます。このダッシュボードのメトリックは、コミット済の要求およびすべての対話型の変更に基づきます。このダッシュボードには、ノード全体での追加、更新、移動、削除などの変更アクションおよびプロパティの変更が含まれ、階層、ノード・タイプ、プロパティ・カテゴリなどによる変更の視点が加わります。ユーザーは変更メソッド(対話型またはワークフロー)別の変更のトレンドを理解し、ガバナンスの取込みを承認できます。ユーザーはコンテキストで各変更にドリルしてトランザクションの詳細を確認したり、これらの詳細をフラット・ファイルにエクスポートしてオフラインでさらに分析したりできます。

  • 成長––孤立および共有ノードの数、ノードの合計数、前のバージョンからのノードの合計増加数または減少数(系列化されたバージョンの場合)、および過去30日間の合計増加数または減少数(系列化されていないバージョンの場合)が表示され、バージョンおよび階層の経時変化を分析できます。

  • 要求––オープンしているOracle Data Relationship Governance要求に関係があるキー・パフォーマンス・インジケータが表示され、ボトルネックおよび遅滞しているか期限の近い要求を特定でき、Data Relationship Governance要求にドリルバックして要求を変更できます。

  • モデル––参加者の動作のトレンド、リソース負荷などの完了した(コミットまたは却下された)要求の履歴パフォーマンスの表示によるData Relationship Governanceワークフロー・モデル・デザインの分析およびData Relationship Governance要求へのドリルバック機能が提供されます。ワークフロー・モデルの分析では、各ワークフロー・モデルによって処理された、完了した要求のパフォーマンスがレポートされ、サービス・レベル合意、達成された自動化のレベル、サイクル時間、コミットされたリソース、要求の負荷、スループットおよび参加者の関与に基づいてモデルのパフォーマンスを理解できます。

  • レポート––ユーザーおよびグループ・メンバーシップ、セキュリティおよびアクティビティの表示に使用されます。示される情報には、ユーザー役割の割当て、アクセス・グループの割当てレポート、ユーザー・ログイン・アクティビティなどがあります。

    • ユーザー役割の割当てレポート––役割別のユーザーまたはユーザー別の役割のリストがライセンスされたユーザー・タイプ別のカウントとともに示されます。

    • アクセス・グループ・メンバーシップ・レポート––対話型およびワークフロー・ユーザー・グループ別にユーザーのリストが示されます。

    • オブジェクト・アクセス・グループの認可レポート––ユーザーおよびユーザー・グループと特定のData Relationship Managementオブジェクトとのマッピングが示されます。

    • 階層アクセス・グループの割当てレポート––階層のノードに対するユーザーおよびグループのデータ権限が示されます。

    • ワークフロー・アクセス・グループの割当てレポート––ワークフロー・モデル・ステージに対するユーザーおよびグループのデータ権限が示されます。

    • ユーザー・ログイン・アクティビティ・レポート––一定期間のユーザー・ログイン・アクティビティのトレンド・レポートが示されます。

    • メタデータ・オブジェクトの使用状況レポート––問合せ、比較、インポート、エクスポート、ブレンダ、ブックといったData Relationship Managementオブジェクトに関する度数分布および経過期間の情報が示されます。