数値のフォーマット

数値は、「G」のような1つのショートカット文字を使用するか、「##0,000.0」のような指定子の組合せを使用してのみフォーマットできます。フォーマット指定子に1文字を超えるショートカット文字を使用すると、変更されずに出力にコピーされます(リテラル文字として扱われます)。

適切なカルチャを選択した状態で本番のエクスポートを実行し、出力が正しくフォーマットされていることを確認します。

表12-5 1文字ショートカットの数値フォーマット

フォーマット 説明

D

整数(負数の負の符号はロケール対応)

D<precision>

少なくとも<precision>の桁までフォーマットされた整数で、必要な場合はゼロでパディングされます。たとえば、「{0:D5}」が指定された123は12300と出力されます。

E

指数表記「1.234E+10」

F

浮動小数点数「123.456」(負数の小数点と負の符号はロケール対応)

F<precision>

小数点以下が<precision>の有効桁数まで丸められた浮動小数点数

G

一般的な数値フォーマット

N

一般化された数値フォーマット「123,456.789」(負数のグループ区切り文字/小数点と負の符号はロケール対応)

N<precision>

小数点以下が<precision>の桁まで丸められた一般化された数値

P

パーセント(負数のグループ区切り文字/小数点と負の符号はロケール対応で、0.20146は「20.14%」と出力されます)

P<precision>

<precision>の有効桁数まで丸められたパーセント({0:P0と指定された0.205は21%と出力されます)

X

16進数は4D2と出力されます

表12-6 数値フォーマット指定子

フォーマット 説明

0

ゼロがプレースホルダで、数字が存在する場合はその数字を出力し、それ以外の場合はゼロが出力されます

#

数字のプレースホルダで、数字が存在する場合はその数字を出力し、それ以外の場合は出力は生成されません

.

ロケール固有の小数点

,

プレースホルダ間に配置された場合は、ロケール固有のグループ区切り文字を出力します({0:#,#}と指定された123456789は123,456,789と出力されます)。小数点(または暗黙的な小数点)のすぐ左に1つ以上配置されている場合、数値はカンマごとに1000で区切られます({0:#,##0,,}と指定された123456789は1,235と出力されます)。

%

数値に100を掛け、指定された場所にロケール固有のパーセンテージ記号を出力します

E<sign>0

指数の表記。少なくともゼロが1つ必要で、ゼロの数は指数の最小桁数を指定しています。<sign>はオプションで、次のいずれかになります:

  • + (記号+/-が必要に応じて常に出力されます)

  • - (負数にのみ-記号が出力されます)

\<char>

エスケープ文字(<char>はリテラル出力として処理されます)

;

セクション区切り。存在する場合、整数、負数およびゼロの異なるフォーマットを定義できます。

  • 1つのセクション「{0:#,#;}」––セクションなしと同じです

  • 2つのセクション「{0:#,#;-#,0}」––最初のセクションは整数およびゼロに、2つ目のセクションは負数に適用されます

  • 3つのセクション「{0:#,#;-#,0;zero}」––最初のセクションは整数に、2つ目のセクションは負数に(空の場合、1つ目のセクションは負数にも使用)、3つ目のセクションはゼロに適用されます

その他の文字

変更されずにそのまま出力にコピーされます