変更承認の設定

Oracle Data Relationship Managementには変更承認のシステムがあり、承認グループを定義して、一連のプロパティまたは指定されたアクションによってトリガーされる承認フラグにそのグループを結び付けることができます。それにより通常のユーザーが変更を行うことができ、承認者は問合せを実行して必要に応じて承認フラグを設定できます。

Data Relationship Managementで、変更承認の動作を決定するシステム・プリファレンスは次のとおりです。

  • UseChangeApproval--変更承認の使用をオンにする場合は、Trueに設定します。

  • ApprovalGroups--システムで使用される承認グループの名前のカンマ区切りリスト。

  • ApprovalGroupTrackProperties--UseChangeApprovalがTrueの場合、このグループに対する承認フラグをFalseに変更するトリガーとして追跡されるプロパティを定義します。フォーマットはxxx[a,b,c],yyy[d,e,f]...です。このとき、xxxとyyyはApprovalGroupsプリファレンスで定義される販売グループ、a、b、c、d、e、fはプロパティ名です。たとえば、Sales[Custom.SalesGroup,{NodeMove}],Treasury[Custom.AccountDescription,{NodeAdd}]とします。

    プロパティ・リストに含めることができる特別なアクションは、次のとおりです。

    • {NodeAdd}--追加されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

    • {NodeInactivate}--非アクティブ化されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

    • {NodeReactivate}--再アクティブ化されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

    • {NodeInsert}--挿入されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

    • {NodeRemove}--除去されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

    • {NodeMove}--移動されるノードで承認必須のメカニズムをトリガーします。

  • ApprovalPropertyByApprovalGroup--UseChangeApprovalがTrueの場合、トリガー・プロパティのいずれかが変更されたとき、または特別アクションが使用されたときにFalseに設定される、グローバル・ブール・プロパティを定義します。フォーマットはxxx:bbbb,yyy:cccc…です。このとき、xxxとyyyはApprovalGroupsプリファレンスで定義される販売グループ、bbbbとccccはグループの承認フラグを格納するためのグローバル・ブール・プロパティの名前です。たとえば、Sales:Custom.SalesApprovedFlag,Treasury:Custom.TreasuryApprovedFlagとします。