ユーザー認証

Oracle Data Relationship Managementでは、格納されているパスワード情報を使用してアプリケーションによってネイティブで認証されるユーザー、または外部ユーザー・ディレクトリを使用して認証されるユーザーがサポートされます。Data Relationship Managementの各アプリケーションは、このどちらか、または両方のタイプのユーザーをサポートするように構成されています。

アプリケーション認証は、Data Relationship Managementコンソールの「認証設定」タブで設定します。詳細は、Oracle Data Relationship Managementインストレーション・ガイドを参照してください。

ユーザー・パスワードの特性と、内部認証されたユーザーのパスワードの有効期限は、次のシステム・プリファレンスに定義されている値によって決まります。

  • PasswordPolicyEnabled--有効にする場合は、パスワードに次の要素のうち3つを含める必要があります:

    • 大文字

    • 小文字

    • 数字

    • 特殊文字

  • PasswordMaxLength--パスワードの最大文字長を決定します。

  • PasswordMinLength--パスワードの最小文字長を決定します。

  • PasswordDuration--パスワードが有効な日数を決定します。

  • PasswordWarningPeriod--実際にログインできなくなるパスワード有効期限日の何日前(-)または何日後(+)に、パスワードを変更するようユーザーに警告するかを指定します。値が負、たとえば-3の場合には、パスワードの期限が切れる前の3日間、ログイン時にユーザーに警告します。値が正、たとえば5の場合には、パスワードの期限が切れた後の5日間、ログイン時にユーザーに警告します。5日間が過ぎると、ユーザーはパスワードを変更しないかぎりログインできなくなります。

    注:

    PasswordDurationとPasswordWarningPeriodの値を変更しても、次にパスワードを変更するまでユーザーには影響しません。たとえば、PasswordDurationが30日間に設定され、ユーザー1のパスワードが26日前に変更された場合、パスワードはあと4日で期限が切れます。PasswordDuration値を60日間に変更しても、やはりユーザー1のパスワードはあと4日で期限が切れます。このユーザーがパスワードを変更すると、新しいパスワードの有効期限は60日間になります。