検証レベルは、ビジネス・ルールのスコープを定義します。ノード検証の場合、レベルには検証を実行するために実行する必要のあるアクションのタイプも含まれます。次の表に、各検証レベルの定義と次のことを示します。
検証をバッチ・モード、リアルタイム・モードまたはその両方のモードのいずれで実行できるか。
検証が割り当てられる場所。
検証の実行対象となるオブジェクト。
表10-2 検証レベル
| 検証レベル | バッチまたはリアルタイムでの実行 | 割当て場所 | 実行対象 |
|---|---|---|---|
|
ノード--ノードの関係とプロパティを見直し、条件が満たされていることを確認します。 ノード・レベルの文字列プロパティ値の長さが有効かどうかを判定するために使用します。 |
リアルタイムまたはバッチ |
バージョン、階層またはノード |
ローカル・ノード |
|
階層--階層のプロパティを見直し、条件が満たされていることを確認します。階層またはバージョンのレベルで割当てと実行が可能です。 階層でノード数が10,000を超えていないことを確認します。 |
バッチ |
バージョンまたは階層 |
階層 |
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バージョン--バージョンのプロパティを確認します。 バージョンでノード数が100,000を超えていないことを確認します。 |
バッチ |
バージョン |
バージョン |
|
グローバル・ノード--バージョン・レベルで割り当てられます。階層にかかわらず、孤立ノードも含めてバージョンのすべてのノードを検証します。グローバルとして定義されているプロパティのみが確認されます。 バージョン内のすべてのノードのプロパティ値が一意であることを確認します。 |
バッチ |
バージョン |
グローバル・ノード |
|
マージ--マージの必要な操作(削除または非アクティブ化など)を実行するときに実行されます。バージョン・レベルで割り当てられます。 リーフ・ノードが他のリーフ・ノードにのみマージされるようにします。 |
リアルタイム |
バージョン |
グローバル・ノード |
|
移動--ノードの移動を試みたときに検証がトリガーされます。階層レベルで割り当てられます。 階層内でコスト・センターが移動されないようにします。 |
リアルタイム |
階層 |
ローカル・ノード |
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除去--移動レベルと類似しています。ノードを階層さら移動または削除しようとしたときに実行されます。これを使用して、指定したタイプのノードを削除されないようにできます。 階層内でコスト・センター・ノードが削除されないようにします。 |
リアルタイム |
バージョンまたは階層 |
グローバル・ノード |