既存のData Relationship Managementアプリケーションのアップグレード

既存のすべてのアプリケーションのリポジトリ情報を更新する必要があります。以前のOracle Data Relationship Managementリリースからアプリケーションをアップグレードしたり、現在のリリースからアプリケーションをコピーできます。

注:

次の手順は、一般的なアップグレード・パスを示しています。アップグレードには複数のパスが存在するため、次の手順のすべてを適用できないアップグレード・パスもあります。

既存のData Relationship Managementアプリケーションをアップグレードするには:

  1. 「スタート」「プログラム」「Oracle EPM System」「Data Relationship Management」「構成コンソール」の順に選択します。
  2. アップグレードするアプリケーションを選択するか、アップグレードする新規アプリケーションを追加します。

    注:

    Data Relationship Managementサービスを開始する前に、既存のすべてのアプリケーションに関するリポジトリ情報を更新する必要があります。

  3. 「リポジトリ構成」タブで、「リポジトリ・ウィザード」をクリックします。
  4. 次のオプションを選択して「次」をクリックします:
    • 新規リポジトリの作成

    • 既存のリポジトリのコピーまたはアップグレード

  5. 「ソース接続」ページで、次の手順を実行します。
    1. データベース・プロバイダを選択します(「Oracle」または「SQL Server」)。
    2. ソース・リポジトリへの接続を入力します。これは、データのコピー元のデータベースです。このデータベースでは何も変更されません。
    3. このデータベースからの読取りが可能なユーザーのユーザーIDおよびパスワードを入力します。
    4. オプション: 「接続のタイムアウト」には、試行を取り消してエラーを生成するまでに接続が開くのを待機する秒数を入力します。デフォルトは15秒です。「コマンドのタイムアウト」には、コマンドを取り消してエラーを生成するまでにコマンドの実行を待機する秒数を入力します。デフォルトは900秒です。

      注意:

      タイムアウトを発生させないようにするには、「コマンドのタイムアウト」をゼロに設定します。

    5. 「接続のテスト」をクリックします。
  6. 「次」をクリックします。
  7. 「ターゲット接続」ページで、次の手順を実行します。
    • データベース・プロバイダを選択します(「Oracle」または「SQL Server」)。

    • アップグレードされたリポジトリが存在するターゲット・データベースへの接続を入力します。

    • データベース・スキーマおよびデータ・ファイルを作成する権限を持つ管理者のユーザーIDおよびパスワードを入力します。

    • オプション: 「接続のタイムアウト」には、試行を取り消してエラーを生成するまでに接続が開くのを待機する秒数を入力します。デフォルトは60秒です。「コマンドのタイムアウト」には、コマンドを取り消してエラーを生成するまでにコマンドの実行を待機する秒数を入力します。デフォルトは900秒です。

      注:

      タイムアウト値をゼロに設定すると、タイムアウトは使用されません。これらの設定はdrm-config.xmlに保存され、エンジンによって起動時に使用されます。大規模操作(大規模なバージョンの削除など)を実行するには、「コマンドのタイムアウト」をデフォルトより大きい値に設定します。

      注意:

      タイムアウトを発生させないようにするには、「コマンドのタイムアウト」をゼロに設定します。

    • 「接続のテスト」をクリックします。

  8. 「次」をクリックします。
  9. 「リポジトリの分析」画面で、次の設定を確認して変更します。
    • バージョン - アップグレードするバージョンを選択し、アップグレードに含めないバージョンを選択解除します。

    • エクスポート - アップグレードするエクスポートのファイル接続、データベース接続および組込み接続を設定します。画面の最上部ですべてのエクスポートを変更するか、個々のエクスポートを変更します。

    • ブック - アップグレードするブックの前ファイル接続、後ファイル接続および結合ファイル接続を設定します。画面の最上部ですべてのブックを変更するか、個々のブックを変更します。

    • インポート - アップグレードするインポートのインポート・ファイル接続を設定します。画面の最上部ですべてのインポートを変更するか、個々のインポートを変更します。

    • 無効なプロパティ参照 - これらのプロパティ参照は、無効であり、アップグレード後に予期しない動作が発生する可能性があります。

    注:

    これらのオブジェクトとアップグレード中のデータ変換の動作方法の詳細は、データ分析およびデータ変換を参照してください。

  10. 「次」をクリックします。
  11. 次のいずれかを行います:
  12. 「リポジトリ・ユーザーとデータ・ファイル設定」ページで、Data Relationship Managementリポジトリのスキーマ所有者として作成するユーザーIDおよびパスワードを入力します。
  13. デフォルト・テーブルスペース設定を受け入れるか、変更を加えて「次」をクリックします。リポジトリのデフォルト・サイズの詳細は、データ分析を参照してください。

    注:

    データ、インデックス、トランザクションおよびプロパティには専用のテーブルスペースを使用することを強くお薦めします。デフォルト・テーブルスペースの名前は、すでに使用中である可能性があり、新しいテーブルスペースの名前を指定しない場合は再利用されます。

  14. 「アプリケーション管理者の作成」ページで、管理者ユーザーのパスワードを入力して「次」をクリックします。

    注:

    デフォルト管理者ユーザーはADMINですが、デフォルト管理者ユーザーを変更することもできます。

    注意:

    11.1.2.xアプリケーションをアップグレードする場合、既存のADMINユーザーのパスワードはここで入力したパスワードによって上書きされません

  15. 「リポジトリ確認の作成」ページで、設定を確認して「次」をクリックし、作成プロセスを開始します。

    データベースが作成されると、成功メッセージが表示されます。

  16. 「次」をクリックします。
  17. 「リポジトリ確認のコピー」ページで、設定を確認して「次」をクリックし、コピー・プロセスを開始します。

    データベースがコピーされると、成功メッセージが表示されます。

  18. 「次」をクリックします。

    ヒント:

    リポジトリの作成、コピーおよびアップグレードの情報は、リポジトリ・ウィザードのログに書き込まれます。ウィザードの「リポジトリの操作の完了」ページの「ログの保存」をクリックし、ログ・ファイルを保存します。

  19. 「リポジトリの操作の完了」画面で、「終了」をクリックします。

    設定を確認できるコンソールのメイン画面に戻ります。

  20. 「構成の保存」をクリックします(そうしない場合、コンソールの終了時に接続情報が失われます)。

追加のアプリケーション構成タスクについては、次を参照してください: