比較エクスポート

比較エクスポートでは、2つの階層を比較し、比較基準を満たす各ノードのレコードを出力します。この情報は、ファイルまたはデータベース表に出力できます。このエクスポートを使用して、ターゲット・システムに増分変更を提供できます。

ヒント:

データベース表へのエクスポート時のエクスポート順を保持するには、レコードID列を出力に追加します。この列は、1から開始してエクスポート内の行ごとに順次増分して自動生成される数値を提供します。

比較エクスポートを作成するには:

  1. 「ホーム」ページで、「エクスポート」を選択します。
  2. 「新規比較」ツールバー・ボタンをクリックします。
  3. エクスポート・タイプとして「比較」を選択します。
  4. オプション: エクスポート用の代替パラメータを作成するには:
    1. 「パラメータの追加」ボタンをクリックします。
    2. 「追加」をクリックして、キー/値ペアを追加します。

      注:

      キー/値ペアでは"<%"または"%>"を連続して使用したり、等号記号を使用することはできません。

    3. 「OK」をクリックします。
  5. 「ソース」タブで、比較するバージョン、階層および最上位ノードを選択します。

    注:

    現在のバージョンと前のバージョンの両方に対して階層および最上位ノードを選択する必要があります。

    「標準」、「ベースライン」または「時点」バージョンを選択できます。「バージョン」リストは、「標準」バージョンにデフォルト設定されています。「ベースライン」または「時点」バージョンを選択するには、「バージョン」リストの下の「標準」をクリックします。

  6. 「スタイル」タブで、オプションを選択します。
    • ノード選択: エクスポートに含めるノード・タイプ(「すべてのノード」、「リム・ノードのみ」および「リーフ・ノードのみ」)を決定します。

    • プロパティの結合: デフォルトでは、同じ名前を持つ各階層のマップ・ノードを比較します。また、他のプロパティに基づいてノードを結合することもできます。たとえば、指定した階層内でSortCodeという名前のプロパティが一意のキーを持つ場合、各階層で同じSortCodeを持つノード間の差異を識別するためにこのプロパティが使用されます。

    • 追加: ソース(開始)階層には存在しないターゲット(終了)階層内のすべてのノードを含めます。

    • 削除: ターゲット(終了)階層には存在しないソース(開始)階層内のすべてのノードを含めます。

    • マージ: エクスポートにマージ情報を含めます(マージ機能が使用可能な場合)。

    • 移動: 比較階層で親が異なるすべてのノードを含めます。

    • 名前変更: 比較階層で名前が異なるが内部NodeIDが同じであるすべてのノードを含めます。

    • プロパティの更新: 比較階層で指定したプロパティのリスト内で値が異なるすべてのノードを含めます。「編集」を選択し、プロパティを選択します。

  7. 「バッチ検証」セクションで、実行する検証のタイプを選択します。

    注:

    バッチ検証は、エクスポートに含まれる階層およびノードに対してのみ実行されます。検証はエクスポートの前に実行されます。エラーが発生した場合、エクスポートは停止します。

    • なし: 検証は実行されません。

    • 割当て済: エクスポート対象のバージョン、階層およびノードに割り当てられたすべての検証が実行されます。

    • 選択済: 省略アイコンをクリックして実行対象の検証を選択します。

  8. 「フィルタ」タブで、次のオプションから選択します。
    • 「検証」から、エクスポートに適用する検証を選択します。

    • 「問合せ」から、エクスポートに適用する問合せ、または問合せを定義するための問合せを選択し、「新規問合せ」ボタンをクリックします。

      注:

      包含フィルタにより、比較する各階層の一連のノードが決まります。除外フィルタにより、エクスポート結果からノードが除外されます。

  9. 「列」タブで、エクスポート結果で列として表示するプロパティを選択し、これらを「使用可能」から「選択済」に移動します。

    詳細は、次を参照してください エクスポート固有の列

    ヒント:

    「カテゴリ」リストを使用してプロパティ・カテゴリを選択すると、ナビゲーションしやすくなります。「選択済」リスト内の列の位置は、上下矢印を使用して決定します。リスト内の最初のアイテムが第1列、リスト内の2番目のアイテムが第2列というように続きます。

  10. 「列のオプション」タブで、次のオプションから選択します。
    • ピボット: プロパティに値のカンマ区切りリストが含まれる場合、他のすべてのエクスポート列が同じ値に設定された状態で値ごとに個別レコードがエクスポートされます。「ピボット」オプションは1つの列に対してのみ選択できます。

    • デフォルトをスキップ: フィールド値がプロパティのデフォルト値と等しい場合にエクスポートに空白(空の文字列)またはNULL (データベース表への出力)を配置します

    • 主キー: 重複が存在するかどうかを決定する場合に使用する主キーとして1つのフィールド(または複数のフィールド)を定義します。

    • 動的な値––動的列を追加した場合、列の値をここで定義します。値はnullまたは定数値と代替変数の組合せです。

  11. 「ターゲット」タブで、結果の出力タイプを選択します。
    • クライアント・ファイル: ブラウザを介して結果をダウンロードします。

    • サーバー・ファイル: 外部接続を使用し、ネットワーク・ファイル・システムまたはFTPディレクトリに結果を保存します。

    • データベース表: 結果をデータベース表に保存します。

  12. 次のいずれかのアクションを行います。
    • 「クライアント・ファイル」へのエクスポートを選択した場合、オプションを選択します。

      • 列見出し: エクスポートに列見出しを含めます。

      • 引用符で囲まれた文字列: 各列値を引用符で囲みます。列値にすでに含まれている引用符は二重になります。

        たとえば、

        =IF("ABC","XYZ",)

        は、次のように変更されます

        "=IF(""ABC"",""XYZ"",)"
      • 固定幅: 固定幅、列の左右行揃え、およびパッド文字数を指定できます。列情報は「固定幅オプション」セクションに入力できます。

      • 文字エンコード: エンコード・オプションの1つを選択します。

      • 「置換」オプション: 置換する文字をリストから最大3つ選択します。たとえば、カンマをタブに置換できます。

      • ヘッダー/フッター: ヘッダー/フッターと本文の間に行を追加したり、エクスポート結果のヘッダーおよびフッターに印刷するテキストを入力します。テキスト行をテキスト・ボックスに入力するか、省略記号ボタンをクリックしてテキスト・エディタを開きます。

        注:

        カスタマイズ・タグを挿入すると、エクスポート結果をさらに読みやすくできます。詳細は、カスタマイズ・タグを参照してください。

      • 「区切り文字」オプション: フィールド区切り文字およびレコード区切り文字を選択します。

    • 「データベース表」へエクスポートすることを選択した場合、接続を設定し、データベース表を選択する必要があります。データベースをドロップダウン・リストに表示するには、データベースに対して有効な外部接続がすでに作成されている必要があります。次のオプションから選択することもできます。

      • 「表のクリア」オプション

        • 表をクリアしない: 指定した表内の既存のデータに追加します。

        • バージョンIDに基づきクリア: 指定した「キー」フィールドがエクスポート対象のデータの現在のバージョンIDと等しい表内のデータを削除します。このオプションを選択する場合、「データベース列オプション」セクションで「キー」フィールドを指定する必要があります。エクスポートが実行されると、「キー」フィールドがエクスポート対象のデータの現在のバージョンIDと等しい表内のすべてのデータが最初に削除されます。他の「表のクリア」オプションの場合、「キー」フィールドは無視されます。

        • すべての行をクリア: エクスポート出力を書き込む前に表からデータを削除します。

      • トランザクションの使用: エクスポートはデータベース・トランザクション内で実行され、エクスポート・エラーが発生した場合は操作全体をロールバックできます。

      • 高速追加の使用: エクスポートのパフォーマンスを向上させるために、ターゲット・データベース表に対するバルク挿入操作を実行します。データベース固有の接続の場合のみ使用可能です。

      • 高速削除の使用: パフォーマンスを向上させるために、ターゲット・データベース表に対するバルク削除操作を実行します。データベース固有の接続の場合のみ使用可能です。

      • データベース列オプション: エクスポート対象の各列を外部データベース表内のフィールドにマップする必要があります。「フィールド名」で、フィールドの名前を選択します。「バージョンIDに基づきクリア」を指定した場合、「キー」フィールドを指定します。

        ヒント:

        「長さ」オプションを空白のままにすると、最大でデータベース列の宣言までの文字列長をデータベースに送信できます。

        注:

        列は、マップ先のデータベース・フィールドと同じデータ型である必要があります。たとえば、文字列プロパティが数値データベース・フィールドにマップされると、エラーが発生します。

    • 「サーバー・ファイル」へエクスポートすることを選択した場合、接続を設定し、ファイル名を入力する必要があります。UNCまたはFTPファイルに対して有効な外部接続がすでに作成されている必要があります。次のオプションから選択することもできます。

      • 列見出し: 列見出しを含めます。

      • 引用符で囲まれた文字列: 各列値を引用符で囲みます。列値にすでに含まれている引用符は二重になります。

        たとえば、

        =IF("ABC","XYZ",)

        は、次のように変更されます

        "=IF(""ABC"",""XYZ"",)"
      • 固定幅: 固定幅、列の左右行揃え、およびパッド文字数を指定できます。列情報は「固定幅オプション」セクションに入力できます。

      • 文字エンコード: エンコード・オプションの1つを選択します。

      • 「置換」オプション: 置換する文字をリストから最大3つ選択します。たとえば、カンマをタブに置換できます。

      • ヘッダー/フッター: ヘッダー/フッターと本文の間に行を追加したり、エクスポート結果のヘッダーおよびフッターに印刷するテキストを入力します。テキスト行をテキスト・ボックスに入力するか、省略記号ボタンをクリックしてテキスト・エディタを開きます。

        注:

        カスタマイズ・タグを挿入すると、エクスポート結果をさらに読みやすくできます。詳細は、カスタマイズ・タグを参照してください。

      • 「区切り文字」オプション: フィールド区切り文字およびレコード区切り文字を選択します。

  13. 次のいずれかを行います:
    • エクスポートを保存するには、「保存」ボタンをクリックします。

      エクスポートの名前、説明およびオブジェクト・アクセス・グループを定義するよう求められます。カスタム・グループまたは次のいずれかを選択します:

      • ユーザー: 個別ユーザーのみが表示および実行できる個人オブジェクト。

      • 標準: すべてのユーザーが表示および実行できるパブリック・オブジェクト。標準エクスポートを作成および変更できるのはデータ・マネージャのみです。

      • システム: アプリケーション管理者役割ユーザーのみが表示および実行できる制限オブジェクト。

    • エクスポートを検証するには、「検証」ボタンをクリックします。

      検証エラーはクリップボードにコピーできます。

    • エクスポートを実行するには、「実行」ボタンをクリックします。

      「スタイル」タブで検証の実行を選択した場合、「実行」ボタンをクリックすると、検証が実行され、エラーが発生しない場合はエクスポートが実行されます。検証エラーが発生した場合、エクスポートは停止され、エラーが表示されます。「検証」ボタンをクリックすると、検証エラーのリストが表示されます。