ブレンダの作成

ブレンダを作成するか開くと、ブレンダは名前付きタブに表示されます。

ブレンダ・ウィザードを使用して、ブレンダのパラメータおよび基準を定義します。ウィザードのコンテンツは、入力をサポートする「ソース」、「スタイル」、「フィルタ」、「プロパティ」および「ターゲット」タブにわたって編成されています。ウィザードのタブは入力を順番に収集するよう順序付けられていますが、任意のタブ間でナビゲートできます。

ブレンダを作成するには:

  1. 「ホーム」ページで、「ブレンド」を選択します。
  2. 「新規比較」ツールバー・ボタンをクリックします。
  3. 「ソース」タブで、ブレンダのソース・バージョンおよびターゲット・バージョンまたはバージョン変数を選択します。
  4. 次のいずれかのアクションを行います。
    • 「すべての階層のブレンド」を選択し、選択したバージョン内のすべての階層をブレンドします。

      注:

      このオプションを選択する場合、「すべての階層セットでプロファイルのデフォルトを使用」オプションが必要です。

    • 「すべての階層のブレンド」の選択を解除し、「新規」をクリックします。

      1. 「ソース」タブで、ブレンド対象の階層と最上位ノードのマッピングを選択します。

      2. 「ターゲット」タブで、次のいずれかを実行します。

        • ソース・バージョンの階層および最上位ノードからターゲット・バージョン内の同じ階層および最上位ノードにマップするには、ドロップダウン・リストから「指定済」を選択し、「「ソースと同じ」の使用」を選択します。

        • ソース・バージョンの階層および最上位ノードからターゲット・バージョン内の別の階層および最上位ノードにマップするには、ドロップダウン・リストから「選択済」を選択し、ターゲット・バージョン内の階層および最上位ノードを選択します。

      3. オプション: 「ドメイン・オプション」タブで、ドメイン・プロパティを選択します。

      4. 「OK」をクリックします。

    注:

    「すべての階層セットでプロファイルのデフォルトを使用」を選択すると、すべての階層/最上位ノード・セットでデフォルト値を使用できます。プロパティのプロファイル・デフォルトは、「プロパティ」タブで設定します。このオプションの選択を解除する場合、階層/最上位ノードのペアを選択する際にデフォルトを使用する階層とデフォルトを使用しない階層を選択できます。

  5. 「スタイル」タブで、次を実行します。
    • 次の構造オプションから選択します。

      • 構造の処理: ノードや階層関係などの構造要素をブレンドします。

      • 階層の作成を許可: ソース・バージョンにのみ存在する階層をターゲット・バージョンで作成します。

        注:

        このオプションが選択されていないときに、ソースには存在するがターゲットには存在しない階層がある場合、エラーが発生します。

      • リーフの上位への移動を許可: ソース内に子があるノードをターゲット内のリムに移動します。

        注:

        ソース内のノードに子があるが、ターゲット内で対応するノードがリーフ・ノード(子が許可されていない最も外側のノード)である場合、このオプションを使用すると、このノードをリム・ステータスに上げることができます。これにより、ソースの子ノードがターゲット内のリム・ノードに追加されます。

    • 次のプロパティ・オプションから選択します。

      • プロパティの処理: プロパティ値をブレンドします。

      • リアルタイム検証を使用不可にする: ブレンドする前にターゲット・バージョンに対するリアルタイム検証をオフにします。この設定は、ターゲット・バージョンがデタッチされている場合にのみ適用されます。ターゲット・バージョンが(デタッチされずに)保存される場合、この設定にかかわらず検証は引き続き有効になります。

        注:

        リアルタイム検証を使用すると、変更がターゲットに伝播されるのを阻止できます。

      • バージョン検証割当ての処理: ソースからターゲットへのバージョン・レベル検証の割当てを処理します。

    • 「ドメイン・オプション」セクションで、オプションを選択することにより、ドメイン名を割り当てる方法を指定します。

      • なし––ドメイン名は使用されません。

      • ドメインの選択--すべてのノードに割り当てる単一ドメインを指定します。

        注:

        このオプションを選択する場合、すべてのノードに割り当てるドメインを選択します。

      • ドメイン・プロパティの選択--ドロップダウン・リストからドメイン保持プロパティを選択します。

    • オプション: 「ターゲット・バージョンへのドメインの割当て」を選択します。

  6. 「フィルタ」タブで、「プロファイルのデフォルト」タブまたは「階層上書き」タブの次のオプションから選択します。

    注:

    ステップ3で「すべての階層セットでプロファイルのデフォルトを使用」を選択した場合は、「プロファイルのデフォルト」タブで選択を行います。任意の階層セットが存在し、いずれの階層もデフォルトを使用しないよう設定されている場合、「階層上書き」タブが有効になります。このタブで各階層セットに対する上書きを指定します。

    • 挿入の処理--ソース階層にのみ存在する任意のノードをターゲット階層に挿入します。

    • 除去の処理--「除去モード」リストおよび「除去インジケータ」リストの設定に応じて、ターゲット階層にのみ存在する任意のノードを除去します。

      「除去の処理」を選択した場合、次の除去モードのいずれかを選択します。

      • 除去--ノードはブレンド時に即時除去されます

      • マーク--ノードは後で除去する対象としてマークされます

        「除去モード」が「マーク」に設定されている場合、「除去インジケータ」オプションは、ノードが除去対象としてフラグ設定されていることを示す値がどのプロパティに含まれるかを指定します。除去インジケータ・プロパティは、ローカルのブール・プロパティとして作成する必要があります。プロパティの作成の詳細は、Oracle Data Relationship Management管理者ガイドを参照してください。

    • 移動の処理--ソース内で異なる親を持つノードをターゲット内の親に移動します。

    • アクティブ化の処理--ターゲットからソースへのノードのアクティブ化(非アクティブ化および再アクティブ化)を処理します。

    • 階層検証割当ての処理--ソースからターゲットへの階層レベル検証の割当てを処理します。

  7. 「プロパティ」タブで、「プロパティ選択」から、プロパティをブレンドする次のいずれかの方法を選択します。
    • すべての除外検証/アクセス--すべてのプロパティがブレンドされます; ただし、ノード・レベルの検証や、ノード・アクセス・グループのリーフ・レベルおよびリム・レベルの設定に使用されるプロパティは除きます。

    • なし--プロパティはブレンドされません。

    • 選択済--選択したプロパティがブレンドされます。

  8. 「プロパティ伝播モード」から、次のいずれかのモードを選択し、ターゲットにプロパティを移入する方法を決定します。

    注:

    ステップ3で「すべての階層セットでプロファイルのデフォルトを使用」を選択した場合は、「プロファイルのデフォルト」タブで選択を行います。プロファイルのデフォルトを使用することを選択しなかった場合、「階層上書き」タブで選択を行います。

    • 強制--プロパティがノードで定義されたものか、継承されたものか、または導出されたものかとは関係なく、プロパティはターゲット内のすべてのノードに割り当てられます。

    • 差分--プロパティをターゲットに移入する方法とは関係なく、値が異なる任意のノードに対してプロパティを移入します。

    • 定義済--プロパティがブレンドされるのは、ソース内のノードに明確に定義されている場合のみです。

  9. オプション: ソース内の継承ロックをターゲットにブレンドする場合は、「プロパティ・ロックの伝播」を選択します。
  10. 「ターゲット」タブで、ターゲット・バージョンを選択します。
    • 選択したターゲットの使用--選択したターゲット・バージョンに変更をブレンドします。

    • 新規バージョンにコピー--選択したターゲット・バージョンのコピーに変更をブレンドします。

      注:

      このオプションを選択する場合、新規バージョンの名前および説明を指定する必要があります。

  11. 「最大反復数」に値を入力します。

    注:

    この値により、ソース・バージョンとターゲット・バージョンの調整時にブレンダによって実行される最大試行回数が決まります。これにより、解決できない競合が発生した場合にブレンダが無限に実行されることを阻止します。推奨値は3です。

  12. 「最大エラー数」に値を入力します。

    注:

    この値により、処理中にブレンダが完了せずに停止するまでに発生が許可されるエラーの最大数が設定されます。

  13. 次のブレンダ・ステータスのプロパティ・オプションについて選択を行います。
    • 値のクリア--処理時に「ブレンダ・ステータスのプロパティ」のすべての値をFalseに設定します。

    • 値の移入--処理時に「ブレンダ・ステータスのプロパティ」の各値をTrueに設定します。

    • ブレンドされたバージョン--バージョンがブレンドされている場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたバージョン・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 移動されたノード--ノードがブレンドによって移動された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたローカル・ノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 作成されたノード--ノードがブレンドによって作成された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたグローバル・ノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 変更されたローカル・ノード--ノードのローカル・プロパティがブレンドによって変更された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたローカル・ノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • ドメインに割り当てられたノード--ノードにドメインが割り当てられている場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。

    • ブレンドされた階層--階層がブレンドされている場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義された階層レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 変更されたグローバル・ノード--ノードのグローバル・プロパティがブレンドによって変更された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたグローバル・ノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 挿入されたノード--ノードがブレンドによって挿入された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

    • 上位に移動されたリーフ--ノードがブレンドによってリーフからリムに移動された場合にTRUEに設定されるプロパティの名前。これは、定義されたグローバル・ノード・レベルのブール・プロパティである必要があります。

  14. 「保存」ボタンをクリックしてブレンダを保存します。

    ブレンダの名前、説明およびオブジェクト・アクセス・グループを定義するよう求められます。カスタム・グループまたは次のいずれかを選択します:

    • ユーザー--個別ユーザーのみが表示および実行できる個人オブジェクト。

    • 標準--すべてのユーザーが表示および実行できるパブリック・オブジェクト。標準ブレンダを作成および変更できるのはデータ・マネージャ・ユーザーのみです。

    • システム--アプリケーション管理者役割ユーザーのみが表示および実行できる制限オブジェクト。