インポートの作成

インポート・ウィザードを使用して、インポートのパラメータおよび基準を定義します。ウィザードのコンテンツは、入力をサポートする「ソース」、「スタイル」、「フィルタ」、「列」および「ターゲット」タブにわたって編成されています。ウィザードのタブは入力を順番に収集するよう順序付けられていますが、任意のタブ間でナビゲートできます。

インポートを作成するには:

  1. 「ホーム」ページで、「インポート」を選択します。
  2. 「新規比較」ツールバー・ボタンをクリックします。
  3. オプション: 実行時にユーザー定義値を問合せフィルタに渡すために、インポートの代替パラメータを作成します。
    1. 「パラメータの追加」ボタンをクリックします。
    2. 「追加」をクリックして、キー/値ペアを追加します。

      注:

      キー/値ペアでは"<%"または"%>"を連続して使用したり、等号記号を使用することはできません。

    3. 「OK」をクリックします。
  4. 「ソース」タブで、「デバイス」リストからインポート・ソースを選択します。
    • 「クライアント・ファイル」を選択した場合、「参照」をクリックし、インポート・ファイルにナビゲートして選択します。

      注:

      クライアント・ファイルはインポートでは保存されず、代替実行のために再び選択する必要があります。

    • 「サーバー・ファイル」を選択した場合、接続およびファイル名を選択します。

      注:

      サーバー・ファイルは、ネットワーク・ファイル・システムまたはFTPディレクトリのものが使用されます。

    • 「データベース」を選択した場合は、次を行います:

      1. 「接続」で、データベースに対する外部接続を選択します。

      2. 「接続のテスト」ボタンをクリックして接続をテストします。

      3. インポート・セクションごとに、インポート元のデータベース表またはビューを選択します。

      4. オプション: インポートが正常に完了したときに、ソース接続からロードされたデータベース・レコードをクリアするには、「インポートされたレコードを処理後にクリア」を選択します。

        注:

        「インポートされたレコードを処理後にクリア」オプションはソース表にのみ適用されます。フィルタ目的で使用される制御表には適用されません。

      5. ステップ6に進みます。

  5. 次の「インポート・セクション」オプションから選択します:
    • 接頭辞区切り文字: セクション見出しの先頭に表示される文字。

    • 接尾辞区切り文字: セクション見出しの最後に表示される文字。接尾辞区切り文字はオプションです。

    • インポート・ソース内のセクション見出しを選択し、セクション見出しのテキストを入力します。

      注:

      デフォルトでは、インポート・セクションはすべて選択されています。インポート・ソース内にないセクションの選択は解除してください。

  6. 「ファイル・フォーマット」オプションを選択します。
    • 文字エンコード: エンコード・オプションの1つを選択します。

    • 引用符で囲まれた文字列を削除—インポート・ファイル内の引用符で囲まれた文字列を処理し、データのインポート時に引用符を除去する場合に選択します。

      注:

      一重引用符(')および二重引用符(")が除去されます。両方のタイプの引用符が同時に使用されている場合、外側の引用符セットのみが削除されます。

    • 「固定幅」または「区切り」: 「区切り」の場合、区切り文字を入力します。「固定幅」の場合、「列」タブの「列のオプション」に固定幅の列値を入力します。

    • クライアントまたはサーバー・ファイルの場合: ファイル内でスキップする先頭の行数 –– スキップするファイルの先頭からの行数を入力します。

    • クライアントまたはサーバー・ファイルの場合: ファイルにセクション・ヘッダーがありません –– 1セクションのみインポートする場合に選択します。1つのインポート・セクションが選択されている場合にのみ使用可能です。ソース・ファイルにセクション見出しが含まれていない場合に選択します。

  7. 「スタイル」タブを選択して次のセクションからオプションを選択します:
    • ノード・オプション

      • インポート・プロセスの最後にリーフ・ノードを指定 - インポート・プロセスの最後に子のない任意のノードに対してリーフ・プロパティを自動的にTrueに設定するよう指定する場合に選択します。

        注:

        このオプションの場合、インポートしたデータの2回目の受渡しが必要であり、処理時間が長くなる可能性があります。このオプションを選択しない場合、インポートしたデータの「ノード」または「関係」セクションの列としてリーフ・プロパティが指定されていないかぎり、すべてのノードがリム・ノードとしてインポートされます。

      • ノード名の無効な文字の適用 - InvNameシステム・プリファレンスに基づいてノード名を検証する場合に選択します。

    • 関係のソート––関係のソート - インポート時に、ノードがソース・ファイルまたはデータベース表の関係セクションに表示される順序に基づいてノードをソートし、次のアクションの両方を完了する場合に選択します。

      • 伝播するソート・プロパティ - ソート順を格納するノード・プロパティを選択します。

      • ソートされる階層: ソートを適用する階層を入力します。階層をカンマで区切るか、個別の行に入力します。

        注:

        ここで指定しないかぎり、デフォルトではすべての階層がソートされます。

    • 階層オプション––インポート時に作成されるすべての階層に対して次の情報を指定します:

      • 割り当てるノード・タイプ・プロパティ––インポートから作成される各階層の階層ノード・タイプ・プロパティに割り当てられるノード・タイプ・プロパティを選択します。

      • 割り当てる検証––インポートから作成される階層に割り当てる検証を選択します。

      • 区切り文字の複製--インポート中に重複が発生した時に一意の修飾子名からベース階層名を区切るために使用される文字を入力します。

    • ドメイン・オプション--オプションを選択し、インポートでドメイン名を修飾する方法を指定します。

      • なし - ドメイン名は使用されません

      • ドメインの選択 - ドメイン内のすべてのノードを修飾します

        注:

        このオプションを選択する場合、ドロップダウン・リストからドメイン名を選択します。

      • インポート列の選択 - 選択した列に基づいてノードを修飾します。ステップ9から11を参照してください。

      注:

      ノード名を修飾すると、指定したドメインの修飾子テキストが追加されます。このノードはドメインに割り当てられません。

    • 重複する処理

      • ノード名の最後に一意のテキストを追加: 元のノード名の最後に名前の一意の部分を追加する場合に選択します。

        注:

        このオプションを選択する場合、「一意の文字列」、「区切り文字」、「一意のIDシード」および「ゼロ・パディング長」パラメータを使用して、重複ノードの命名ルールを作成します。元のノード名の最後に名前の一意の部分が追加されます。選択しない場合、名前の一意の部分は先頭に接頭辞として追加されます。たとえば、001NodeA、002NodeAなどです。

      • 一意の文字列: 一意の新規ノード名の一部を形成するために使用する文字列を入力します。

      • 区切り文字: 名前の一意の部分から元のノード名を区切るために使用する区切り文字を入力します。

      • 一意のIDシード: このIDの開始ポイントを選択します。

        たとえば、NodeAが階層内で3回使用されており、一意のIDシードが1である場合、元のノードは変更されず、他のノード名はNodeA1およびNodeA2に置き換えられます。この例では、一意のIDシードの使用について説明するために他の重複設定は無視しています。

      • ゼロ・パディング長: 重複名の一意のID部分に必要な最小桁数を入力します。

        たとえば、ゼロ・パディング長の値を3にすると、NodeA001、NodeA002などの名前の重複ノードが作成されます。値を2にすると、NodeA01、NodeA02などの名前の重複ノードが作成されます。

      • 関連付けられているプロパティ: インポートの完了後に簡単に問合せできるように重複ノードのグループ化を可能にするプロパティを選択します。

        関連付けられているプロパティが設定されると、このプロパティには、すべての重複ノード内の元のノードのノード名が移入されます。このオプションは、グローバルな関連グループ(AscGroup)プロパティを参照する必要があります。

      • 重複エラー・モード: インポート・プロセッサが重複を処理する際の重要度を決定するモードを選択します。

        • 警告の生成: 各重複のログに警告メッセージが追加されます。

        • エラーの生成: 各重複のログにエラー・メッセージが追加されます。

          注:

          エラーの数が「最大エラー数」の値(「ターゲット」タブ上)を超えると、処理は中止されます。

    • 孤立オプション--インポートによって生成された孤立の処理方法を選択します。

      注:

      孤立ノードから階層を作成する場合、2つのタイプの孤立が使用されます。

      他の孤立ノードの子ではなく、子のない孤立(標準の孤立)

      他の孤立ノードの子ではなく、子を持つ孤立(最上位ノードの孤立)

      • ベース孤立階層の作成––標準の孤立の階層を作成する場合に選択し、階層に次のパラメータを入力します。

        • 名前--孤立階層の名前を入力します。

        • 説明––オプション: 孤立階層の説明を入力します

        • 最上位ノード名––孤立階層の最上位ノードの名前を入力します。

        • 最上位ノードの説明––オプション: 孤立階層の最上位ノードの説明を入力します。

      • 孤立分岐階層の作成––最上位ノードの孤立から孤立分岐階層を作成する場合に選択し、次の設定を入力します:

        • 最大作成数––作成する孤立階層の最大数を入力します。

        • 一意の名前の接頭辞––オプション: 階層名に付加される接頭辞を入力します。

        • 親の階層プロパティ––有効な階層プロパティを入力します。関係インポート・セクションの親フィールドで値が入力される階層レベル・プロパティを選択します(定義されている場合)。このオプションを「インポート時にノードをスキップ」パラメータとともに使用して、1つの大きい階層から複数の階層を作成します。その後、このプロパティをエクスポートで使用して、それらの階層の最上位ノードの親値を出力できます。

  8. 「列」タブで、「セクション」リストからインポート・セクションを選択します。
  9. 「列の選択」タブで、インポート用にインポートで移入されるプロパティを選択し、それらを「使用可能」から「選択済」に移動します。

    注:

    「カテゴリ」リストを使用してプロパティ・カテゴリを選択すると、ナビゲーションしやすくなります。

    「列を無視」という名前の特殊列は、インポート時に処理されないようにする必要がある入力ソース内の任意の列のプレースホルダとして使用できます。

    ヒント:

    クライアントおよびサーバー・ファイルのインポートの場合は、選択したリストの右側にある矢印を使用し、ソース・ファイルで列が存在する順序に基づいて列を配置します。リスト内の最初のアイテムが第1列、リスト内の2番目のアイテムが第2列というように続きます。

  10. 「列のオプション」タブで、列を階層にマップできます。列名の行をダブルクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。
    • 列の値をすべての階層に適用する場合は、「すべての階層に値を適用」を選択します。このオプションはデフォルトで選択されています。

    • 「階層リスト」フィールドで、列を適用する各階層の名前を入力します。プロパティ値は、リストに指定されている階層にのみ設定されます。

      注:

      リストされている階層は、インポート・ソースに指定されている階層の名前と一致する必要があります。

    • 「ソース」タブで「固定幅」を選択した場合、「固定幅」列に値を入力します。

  11. ステップ7で「インポート列の選択」ドメイン名修飾方法を選択した場合、「ドメイン・オプション」タブが表示されます。次のセクションを構成できます。
    • 階層: 「最上位ノード」列

    • ノード: 「ノード」列

    • 関係: 「子」および「親」列

    • 階層ノード: 「ノード」列

  12. データベース表からインポートしている場合、「データベース・オプション」タブが表示されます。インポート・セクションごとに、次の列が表示されます:
    • --移入されるOracle Data Relationship Managementプロパティの名前を表示します。

    • ソース・フィールド--「アクション」列で「編集」ボタンをクリックして、セクションのソース・データベース表からフィールドを選択します。「更新」ボタンをクリックして変更を保存します。

      注:

      ソース・フィールドは、複数のData Relationship Managementプロパティにマップできます。

    • フィールド・タイプ--ソース・データベース表のフィールドのデータ型を表示します。

    • 長さ--ソース・データベース表のフィールドの長さを表示します(該当する場合)。

    • 順序--「アクション」列で「編集」ボタンをクリックして、インポート前にデータの順序付けに使用されたソース・データベース表からフィールドを選択します。「更新」ボタンをクリックして変更を保存します。

  13. 「フィルタ」タブで、次のいずれかを行います:
    • 特定のプロパティ・タイプの空白値のスキップ

    • 特定のプロパティ・タイプのデフォルト値のスキップ

    • インポート時にノードをスキップ––これらのノードは、インポート・プロセスで無視されます。

    注:

    空白はスキップし、デフォルト値を使用することにより、インポートしたバージョンのサイズを最小限に抑えることをお薦めします。

  14. データベース表からデータをインポートしている場合、次のデータベース・フィルタを使用できます:
    • なし--インポート中にデータベース・レコードのフィルタは発生しません。

    • 制御表--フィルタを制御するためのソース・データベース表の使用を指定します。制御表に存在するレコードにより、インポート・セクション表のどのレコードをインポートするかが決定されます。

      1. 「表のフィルタ」から、フィルタに使用するソース・データベース表を選択します。

      2. 「キー・フィールドのフィルタ」から、インポート表のデータのフィルタに使用された、指定フィルタ表のフィールドを選択します。

      3. 「結合フィールドのフィルタ」セクションで「編集」ボタンをクリックし、フィルタに使用される各インポート・セクション表のフィールドを選択します。「更新」ボタンをクリックして変更を保存します。

    • 包含リスト––インポート・セクション表のレコードのフィルタに使用するリテラル値を指定します。

      1. 「包含リスト」セクションで、「追加」をクリックし、結合フィールドのフィルタが指定されたすべてのインポート・セクションの表のフィルタとして使用するリテラル値を入力します。

      2. 「結合フィールドのフィルタ」セクションで「編集」ボタンをクリックし、フィルタに使用される各インポート・セクション表のフィールドを選択します。「更新」ボタンをクリックして変更を保存します。

  15. 「ターゲット」タブで、インポートによって作成される新規バージョンの名前を入力します。
  16. 次のオプションから選択します。
    • 最大エラー数–処理中にインポートが停止するまでに発生が許可されるエラーの最大数の値を選択します。

    • 変数に割当て–インポートしたバージョンを割り当てるバージョン変数を選択します。

    • バージョンをリポジトリに保存–新規バージョンをリポジトリに保存する場合に選択します。

  17. 「保存」ボタンをクリックしてインポートを保存します。

    インポートの名前、説明およびオブジェクト・アクセス・グループを定義するよう求められます。カスタム・グループまたは次のいずれかを選択します:

    • ユーザー--個別ユーザーのみが表示および実行できる個人オブジェクト。

    • 標準--すべてのユーザーが表示および実行できるパブリック・オブジェクト。標準のインポートを作成および編集できるのは、データ・マネージャとアプリケーション管理者ユーザーのみです。

    • システム--アプリケーション管理者役割ユーザーのみが表示および実行できる制限オブジェクト。