データ・ガバナンスは、情報をエンタープライズ内の資産として扱うことに関連するデータ品質、データ管理、データ・ポリシー、ビジネス・プロセス管理およびリスク管理が一元的に行われることを表します。データ・ガバナンスを行うことにより、組織は、データ・スチュワードやデータ保管者がデータを処理するために使用するプロセスおよび方法を積極的に管理できます。
Oracle Data Relationship Managementでは、Oracle Data Relationship Governanceモジュールが、次に示す2つのクリティカルな方法でガバナンスの課題に対応します:
マスター・データに対する変更の作成と管理に関連付けられたプロセスの作成、管理および自動化に、業種や部門、職務の異なるビジネス・ユーザーが貢献できるようにする変更要求管理プロセスを組織が構成できるようにします。
データ・スチュワードや保管者が、データ品質に関連する問題--欠落している、誤りがある、または標準ではない情報など--を識別できるようにし、データ・アクセス権限に基づいて、それらの問題を一番よく修正または対応できる、組織内の利害関係者にルーティングします。
ガバナンス・ワークフローを使用すると、繰返し可能なビジネス・プロセスを使用して、データ・スチュワードがデータ変更の入力、検証および承認を管理できるようになり、質の高いデータ、ポリシー準拠、ユーザーのコラボレーション、およびビジネス・コミュニティ全体での意識の変化を実現できます。