バッチ・クライアントの保護

バッチ・クライアントを使用して、Oracle Data Relationship Managementでバッチ・プロセスを実行します。この場合、Data Relationship Managementサーバーに接続するためのユーザー名とパスワードが必要です。

バッチ・クライアントでは、Windows Data Protection API (DPAPI)を使用することにより、バッチ・クライアントの資格証明を格納するためによりセキュアな方法を使用できます。DPAPIは、情報を保護し、作成したユーザーのみがアクセスできる場所にこれを格納します。Data Relationship Managementには、バッチ・クライアントによって使用される資格証明を設定できるコマンドライン・ユーティリティが用意されています。

バッチ・クライアントの実行時に、資格証明がコマンドラインまたは構成ファイルに渡されない場合、Windows DPAPIを使用して格納された資格証明が使用されます。

バッチ・クライアント資格証明の設定

資格証明ユーティリティ(drm-batch-client-credentials.exe)を使用して、バッチのユーザー名およびパスワードの資格証明を設定します。資格証明ユーティリティは、バッチ接続ツールをセキュアに実行するためにData Relationship Managementユーザーを現在のWindowsアカウントに関連付けます。

次のコマンドライン・パラメータが有効です。

  • Add: 現在のWindowsアカウントのData Relationship Management資格証明を格納します。

  • Clear: 現在のWindowsアカウントのData Relationship Management資格証明をクリアします。

  • Info: 現在のWindowsアカウントに関連付けられたData Relationship Managementユーザー名を表示します。

  • ?: ヘルプ・ファイルを表示します。

引数が渡されない場合、資格証明ユーティリティは対話型のプロンプトを起動します。