9 問合せの使用

Oracle Data Relationship Managementでは、プロパティ値に基づいてバージョンおよび階層内のノードを問合せできます。ホーム・ページ上の問合せタスクから、問合せを作成、オープンおよび管理できます。異なるタブで複数の問合せを開くことができますが、一度にフォーカスを当てることができるのは1つの問合せのみです。また、参照対象として選択したデータ・オブジェクトから問合せを実行することもできます。

Data Relationship Managementでは、問合せは、「が次と類似」、「が次の範囲にある」、「長さが次と等しい」などの複数の演算子をサポートしています。一連のノードに対して実行できる基準のリストを作成できます(従来のSQL文のWHERE句と同様)。問合せにより、定義した基準を満たすノードのリストが返されます。問合せを使用すると、ANDまたはORを使用して複数の基準をまとめて構成することにより、複雑な問合せを形成できます。

プロパティ問合せを保存することにより、ユーザーが問合せ基準を再定義しなくても繰返し分析を実行できるようになります。データ・マネージャは、他のすべてのユーザーが使用できる標準問合せを作成できます。

問合せの一般的な用途:

  • 階層の参照時に特定の基準を満たすノードを検索

  • エクスポートおよび比較でのフィルタ・メカニズムとして

  • データの整合性を確保するために使用されるカスタム検証のロジックとして