通知には、Webクライアント・アラートおよび電子メール通知の両方が含まれ、ガバナンス・ユーザーおよび要求のデータ・マネージャに、関連付けられている要求のアクティビティを通知するために使用されます。要求のワークフロー・モデルのステージ構成は、ユーザーに特定のステージで実行されているアクティビティを通知するか、およびどのユーザーに通知するかを制御します。
注:
ユーザーが実行したアクションに関する通知は送信されません。
ステージごとに、次の「通知」オプションの中から選択します:
なし--このワークフロー・ステージに対して実行されたアクションについて、ユーザーは通知されません。
担当者––要求に現在割り当てられているいずれかのワークフロー・ノード・アクセス・グループに属するユーザーは、割当て、承認、コミットまたは却下のアクションが発生したときに通知されます。
担当者は、通知設定が「担当者」または「担当者および参加者」のステージに割り当てられているワークフロー・アクセス・グループのメンバーである場合にのみ通知されます。
参加者
コミットまたは却下アクションが発生した場合は、要求を送信または請求したユーザーに通知されます。
承認または上位へ移動アクションが発生した場合は、要求を送信したユーザーに通知されます。
参加者は、通知設定が「参加者」または「担当者および参加者」のステージに割り当てられているワークフロー・ノード・アクセス・グループのメンバーである場合にのみ通知されます。
担当者および参加者--担当者と参加者が通知されます。
通知ユーザー
次の表に、各ステージの通知設定に基づいて通知をトリガーするアクションおよび通知の受信者をリストします。
表8-2 ワークフロー・アラート
ワークフロー・アクション | 担当者 | 送信者 | 参加者 | 通知ユーザー |
---|---|---|---|---|
割当て |
X |
|||
承認 |
X |
X |
X |
|
上位へ移動 |
X |
X |
||
エスカレート |
X |
X |
||
却下 |
X |
X |
X |
|
コミット |
X |
X |
X |
注:
通知ユーザーとは、要求アイテムへの通知アクセス権のみを持つ、ステージに割り当てられているワークフロー・ノード・アクセス・グループのメンバーであるユーザーです。これらのユーザーは、通知設定が「担当者」または「担当者および参加者」の場合のみ通知されます。通知オプションが「なし」または「参加者」の場合、これらのユーザーは通知されません
Webクライアント・アラート
ユーザーに要求アクティビティを通知する必要がある場合、ユーザーは、Oracle Data Relationship Management Webクライアントでアラートを受信します。ユーザーがアラートを受信すると、Webページの上部に「アラート」リンクが表示されます。「アラート」リンクには、表示されるアラートの数が示されます。「アラート」リンクにアクセスすると、アラートの詳細なリストを参照できる「アラート」ダイアログが表示されます。現在、Webクライアントにユーザーのアクティブ・セッションがある場合、「アラート」リンクには、そのユーザーに送信されたアラートがすぐに反映されます。
アラートにアクセスするには:
注:
アラートを開くリンクをクリックすると、現在の要求の状態を示す要求インスタンス・ページが開きます。アラートが発行された時期に関係なく、要求のすべてのアクティビティが表示されます。
例8-3 電子メール通知
ガバナンス・ユーザーには、要求アクティビティに関しても電子メール通知を使用して通知が行われます。このタイプの通信は、アクティブなユーザー・セッションを持たないユーザーや、Data Relationship Managementに頻繁にアクセスしないユーザーにアラートを通知する場合に便利です。Webクライアント・アラートが発生すると、電子メール通知が送信されます。
電子メールの件名に、要求と実行されたアクティビティが示されます。
電子メールの本文に、要求ヘッダー、要求アイテムおよび最近の要求アクティビティが表示されます。
要求アイテムのプロパティ詳細の表示、すべての要求アクティビティの表示または要求に対するアクションの実行を行うには、ハイパーリンクを使用し、承認された後に、ユーザーを直接Webクライアントの要求に移動させます。