バージョンのバックアップおよび復元

Oracle Data Relationship Managementアプリケーション内に格納されたデータのバージョンは、バックアップおよび復元手順を使用してファイル・システムに一時的にアーカイブしたり別のアプリケーションに移行できます。管理者によって定義された外部接続に書き込まれるバックアップ・ファイルには1つ以上のバージョンを選択して含めることができます。バックアップ・ファイルは後で同じアプリケーションまたは別のアプリケーションに復元できます。復元プロセスでは、ファイルに格納されているプロパティと、ターゲット・アプリケーションでのプロパティのロード先のプロパティ定義の間に非互換性があるかどうかがData Relationship Managementによって識別されます。「ファイル警告から復元」トランザクションでは、復元プロセス中に発生する可能性のあるプロパティの非互換性がログに記録されます。

注意:

バージョン・バックアップ・ファイルは、同じリリース・レベルのData Relationship Managementアプリケーションにのみ復元されます。たとえば、11.1.2.4.xアプリケーションのバージョン・バックアップ・ファイル出力は、11.1.2.4.xアプリケーションでのみ復元できます。アプリケーション・データの永続的なアーカイブには、Data Relationship Managementリポジトリのデータベース・バックアップを使用する必要があります。

注:

バイナリ・バックアップ・ファイルを作成後に変更することはできません。

バージョンをファイルにバックアップするには:

  1. 「参照」からバージョンを選択します。

  2. 「バージョン」から「ファイルにバックアップ」を選択します。

  3. 「接続」から接続を選択し、保存したバージョン・ファイルのファイル名を入力します。

  4. 選択したバージョンは「選択済」リストにすでに含まれています。保存したバージョン・ファイルにバージョンを追加するには、バージョンを「使用可能」から「選択済」に移動します。

  5. 「OK」をクリックします。

ファイルからをバージョンの復元するには:

  1. アプリケーションにログインします。

  2. 「参照」から「バージョン」「ファイルから復元」の順に選択します。

  3. 「接続」から接続を選択します。

  4. ファイルの名前を入力して、「開く」をクリックします。

  5. アプリケーションにロードする1つ以上のバージョンを選択します。

  6. 「OK」をクリックします。