Essbaseの役割

次の表では、Oracle Essbaseに固有の役割について説明します。特定のEssbaseアプリケーションまたはデータベースに対する詳細なアクセス権をユーザーとグループに割り当てる方法の詳細は、Oracle Essbaseデータベース管理者ガイドを参照してください。

注:

Essbaseアプリケーションを作成するには、Essbase管理者の役割に加え、Oracle Hyperion Shared Servicesのプロジェクト・マネージャの役割がプロビジョニングされている必要があります。

表A-6 Essbaseサーバーの役割

役割 説明
管理者

Essbaseサーバー、アプリケーション、およびデータベースへの完全な管理アクセス権を持ちます

ノート: プロビジョニング・マネージャの役割は、Essbase管理者を移行する際には自動的に割り当てられます。ただし、Essbase管理者をOracle Hyperion Shared Services Consoleで作成する際には、プロビジョニング・マネージャの役割を手動で割り当てる必要があります。

アプリケーションの作成/削除 アプリケーションとデータベースを作成および削除します。このユーザーが作成したアプリケーションとデータベースに対するアプリケーション・マネージャとデータベース・マネージャの権限も含まれます。
サーバー・アクセス

このEssbaseサーバーに属するアプリケーションまたはデータベースにアクセスします。このレベルは、ユーザーがアプリケーションおよびデータベースにアクセスするために必要な最低限のアクセス権限です。

プロビジョニング・マネージャ ユーザーにこのEssbaseサーバーの役割をプロビジョニングします

表A-7 Essbaseアプリケーションの役割

役割 説明
アプリケーション・マネージャ

割り当てられたアプリケーション内でデータベースとアプリケーションの設定を作成、削除および変更します。アプリケーション内のデータベースのデータベース・マネージャの権限も含みます。アプリケーション・マネージャは、自分で作成したアプリケーションおよびデータベースだけを削除できます。

ノート: プロビジョニング・マネージャの役割は、Essbaseアプリケーション・マネージャを移行する際には自動的に割り当てられます。ただし、Essbaseアプリケーション・マネージャをShared Services Consoleで作成する際には、プロビジョニング・マネージャの役割を自分自身に手動で割り当てる必要があります。

データベース・マネージャ 割り当てられたアプリケーション内のデータベース、データベース・アーティファクト、ロックを管理します
計算 割り当てられた計算およびフィルタを使用して割り当てられたスコープを基に、データ値の計算、更新および読取りを行います
書込み 割り当てられたフィルタを使用して、割り当てられたスコープを基に、データ値の更新と読取りを行います
読取り データ値を読み取ります
フィルタ フィルタの制限に応じて特定のデータとメタデータにアクセスします
アプリケーションの開始/停止 アプリケーションまたはデータベースを開始および停止します
プロビジョニング・マネージャ Essbaseユーザーにこのアプリケーションからの役割をプロビジョニングします