ドメイン構成の更新

このプロセスは、ドメイン構成を更新します。この手順を開始する前に、デプロイメントの完全バックアップを作成します。本番のデプロイメントを変更する前に、テスト・デプロイメントでこの手順をテストすることをお薦めします。

ドメイン構成を更新するには:

  1. 次のように、MIDDLEWARE_HOME/oracle_common/bin directoryディレクトリに移動します。

    cd MIDDLEWARE_HOME/oracle_common/bin

  2. ORACLE_HOMEWL_HOMEおよびJAVA_HOMEを設定します。

    set ORACLE_HOME= /Oracle/Middleware

    set WL_HOME= /Oracle/Middleware/wlserver

    set JAVA_HOME= /Oracle/Middleware/jdk

  3. WebLogicコンソールで、管理サーバーのHTTPポートを使用可能にします。
  4. 次のようなコマンドを使用してキーストアを作成します:

    libovdconfig.bat -host HOSTNAME -port 7001 -userName USERNAME -domainPath %MWH%\user_projects\domains\EPMSystem -createKeystore

    このコマンドで、HOSTNAMEUSERNAMEをそれぞれWebLogicサーバーのホスト名と管理者のユーザー名に置換します。出力で、OVDキーストアの正常な作成がレポートされていることを確認します。

  5. AdminServerからSSL証明書をエクスポートします。

    Note:

    この手順は、埋込みLDAP (デフォルトの認証プロバイダ)にのみ適用されます。その他のLDAPでは、適切なLDAP固有のコマンドを使用して証明書をエクスポートする必要があります。証明書ファイルの形式は、Base 64 Encoded x.509である必要があります
    1. Internet Explorerを使用してhttps://HOSTNAME:7002/consoleに接続することで、WebLogic管理コンソールにアクセスします
    2. 「証明書の表示」「詳細」の順にクリックし、ファイルにコピーを選択してSSL証明書をエクスポートします。
    3. 証明書をBase 64 Encoded x.509証明書ファイルとしてローカル・ディレクトリ(たとえば、C:\certificate\slc17rby.cerなど)に保存します。
    4. 証明書をサーバーに移動します。
  6. keytoolを使用して、ステップ4で作成したキーストアに証明書をインポートします。次のようなコマンドを使用します(JAVA_HOME (およびkeytool実行ファイル)がパスにあると仮定しています):

    export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

    keytool -importcert -keystore DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\ovd\default\keystores/adapters.jks -storepass PASSWORD -alias wcp_ssl -file CERTIFICATE_PATH -nopromptなど、次に例を示します:

    keytool -importcert -keystore %MWH%\user_projects\domains\EPMSystem\config\fmwconfig\ovd\default\keystores/adapters.jks -storepass examplePWD -alias wcp_ssl -file C:\certificate\slc17rby.cer -noprompt

    Note:

    • このコマンドで使用するパスワードは、ステップ4でキーストアを生成する際に使用したパスワードと一致する必要があります。
    • CERTIFICATE_PATHは、証明書の場所と名前です
    • 別名は任意の別名にできます。

    証明書が正常にインポートされると、Certificate was added to keystoreというkeytoolのメッセージが表示されます。

  7. WebLogicコンソールで、HTTPポートに加えて管理サーバーのSSLポートを使用可能にします。
  8. Weblogic管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。
  9. 安全な接続を使用してOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceにログインし、すべてが機能していることを確認します。