ユーザー・ディレクトリおよびEPM Systemセキュリティ

Oracle Enterprise Performance Management System製品は、ユーザー・ディレクトリと総称される多くのユーザーおよびアイデンティティ管理システムでサポートされています。その中には、Sun Java System Directory Server (旧SunONE Directory Server)、Active Directoryなど、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)対応のユーザー・ディレクトリが含まれています。また、EPM Systemは、外部ユーザー・ディレクトリとしてリレーショナル・データベースもサポートします。

通常、EPM System製品では、プロビジョニングにネイティブ・ディレクトリおよび外部ユーザー・ディレクトリが使用されます。サポートされているユーザー・ディレクトリのリストは、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスを参照してください。

EPM System製品では、製品にアクセスする各ユーザーにユーザー・ディレクトリ・アカウントが必要です。これらのユーザーは、プロビジョニングを円滑にするようグループに割り当てることができます。ユーザーおよびグループには、EPM Systemの役割とオブジェクトACLをプロビジョニングすることができます。管理のオーバーヘッドのため、個別ユーザーのプロビジョニングはお薦めしません。すべての構成済ユーザー・ディレクトリからのユーザーおよびグループは、Oracle Hyperion Shared Services Consoleに表示されます。

デフォルトで、EPM Systemコンフィグレータにより、EPM System製品をサポートするShared Servicesリポジトリがネイティブ・ディレクトリとして構成されます。ディレクトリ・マネージャは、Shared Services Consoleからネイティブ・ディレクトリにアクセスして管理します。