データ・ロード・ルールを実行することにより、更新をロードし、データをターゲット・アプリケーションにプッシュします。データ・ロードのルールを送信するときには、データの抽出オプションを指定します。
送信されたルールはすべてOracle Data Integratorによって処理されます。データ・ロードのルールを送信するときには、データの抽出オプションを指定します。
データ・ロード・ルールは、次の方法の1つを選択して実行できます:
「データ・ロード・ルール」画面でコマンドを実行します。
「データ・ロード・ワークベンチ」オプションに「ソース」オプションをインポートします。
バッチの実行。バッチの実行を参照してください。
バッチ・スクリプトの実行。バッチ・スクリプトの操作を参照してください。
データ・ロード・ルールが実行されると、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionでデータがロードされ、ユーザーがソース・データにドリル・スルーするためのドリル領域(オプション)が作成されます。
注:
Financial Consolidation and CloseでYTDデータをロードする場合、データは期別ビューに格納されます。この場合、ユーザーはこのオプションを選択し、ロードのためにファイルのYTDデータが期間別データに変換されるよう前処理を実行する必要があります。データ・ロード・ルールを実行するときには、いくつかのオプションがあります。
注:
データ・ロード・ルールが複数期間に対して実行される場合、エクスポート・ステップは全期間で1回のみ発生します。ソースからインポート - FDMEEにより、ソース・システムからデータがインポートされ、必要な変換が実行されて、FDMEEステージング表にデータがエクスポートされます。
このオプションは次の場合にのみ選択します:
データ・ロードのルールを初めて実行している。
ソース・システム内のデータが変更されている。ステージング表内のデータをエクスポート後にレビューしたときに、ソース・システム内のデータを変更する必要が生じた場合などです。
ソースからデータを初めてインポートした後では、ソース・システムのデータは変更されない場合がほとんどです。このとき、データが変更されなかった場合は、データをインポートし続ける必要はありません。
ソース・システム・データが変更された場合は、データを再計算する必要があります。
注:
Oracle E-Business Suiteおよびソース・インポートでは、データ・ロード・ルールの完全リフレッシュが必要です。リフレッシュを実行する必要があるのは、勘定体系ごとに一度のみです。ターゲットにエクスポート - ターゲット・アプリケーションにデータをエクスポートします。
このオプションは、ステージング表内のデータを見なおし、そのデータをターゲット・アプリケーションにエクスポートする必要があることを確認してから選択します。
注:
これら両方のオプションを選択するのは、ソース・システム内のデータが変更され、かつ、データをターゲット・アプリケーションに直接エクスポートする場合のみにしてください。
Oracle Hyperion Planning一般会計またはEnterprise Resource Planning (ERP)のデータ・ロード・ルールを送信するには:
「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。
「データ・ロード・ルール」で、データ・ロード・ルールを選択します。
「実行」をクリックします。
データ・ルールがOracle Hyperion Financial Managementターゲット・アプリケーションに対して実行されると、ソースの為替レートがFDMEEインタフェース表AIF_HS_EXCHANGE_RATESに対してのみ移入されます。Financial Managementのコア為替レート表は更新されていません。
「ルールの実行」で、ソース・システムからデータまたはメタデータ(あるいはその両方)を抽出してターゲット・アプリケーションにプッシュするには、「ソースからインポート」を選択してから、「開始期間」と「終了期間」を選択します。
ヒント:
FDMEEの外部のユーティリティを使用して、ステージング表内のデータを参照できます。エクスポートされたデータを確認した後、FDMEEに戻って変更を加え、ルールを再度実行します。ステージング表内の情報が正しいことが確実な場合は、ルールを再実行し、「ターゲットにエクスポート」を選択します。
インポートされたすべてのソース・データを現在のマッピング表を使用して再マップし、すべての論理勘定科目を再作成するには、「再計算」を選択します。
データをターゲット・アプリケーションにエクスポートするには、「ターゲットにエクスポート」を選択します。
「確認の実行」を選択して日付を生成し、「確認レポート」を実行します。
「開始期間」で、ソース・システムからデータをインポートするPOVの開始期間を選択します。
「終了期間」で、ソース・システムからデータをインポートするPOVの終了期間を選択します。
「インポート・モード」で、期間全体のデータをすべて一度に抽出するモードか、期間中にデータを徐々に抽出するモードのいずれかを選択します。
注:
スナップショット・インポート・モードは、SAPソース・システムからデータを抽出できる唯一の方法です。
データ抽出タイプ:
スナップショット - 期間全体について選択したソース・セットをすべて抽出します
選択した期間のソース・データが一度も実行されていない場合、FDMEEはデータをソースから抽出します。
選択した期間のソース・データが実行された場合、FDMEEはデータをソースからではなくFDMEEステージング表から抽出します。
同じEnterprise Resource Planning (ERP)ソースから抽出するロケーションがある場合、FDMEEはデータを1回抽出します。選択した期間のデータをE-Business SuiteからFinancial Managementにロードし、同じソースと期間についてARMへの統合を実行する場合、FDMEEはE-Business Suiteから再度取得せず、インタフェース表のデータを使用します。この結果、その後のデータ・ロードのパフォーマンスが大幅に向上します。最初の抽出に最も時間がかかり、その後の抽出は速くなります。
増分 - 前のデータ抽出後に追加されたレコードを抽出します
完全リフレッシュ - ソース・システムからのクリーン抽出を実行し、その結果、指定したソース元帳(またはビジネス・ユニット)およびソース期間の、該当するFDMEEステージング表内の既存のデータ行をクリアします。
注:
インポート・モードのオプション(スナップショット、増分および完全リフレッシュ)は、標準インポート・フォーマットを使用するロケーションでデータ・ルールに対してのみ適用されます。
注:
Account Reconciliation Manager (ARM)でデータ・ロードを完全リフレッシュモードで実行する場合は、データがあるすべてのロケーションを選択してください。そうしないと、ARMで選択されていないロケーションのデータがFDMEEには含まれ、ARMには含まれないことになります。その結果、FDMEEの内容とARMの内容に不一致が生じます。
「エクスポート・モード」で、データをエクスポートするモードを選択します:
データの保管 - ソースまたはファイルからデータをターゲット・アプリケーションに挿入して、現在の値を置き換えます。
データの置換 — ターゲットのPOVのデータをすべてクリアし、データ・ルールの実行時に指定された開始期間および終了期間パラメータ間のソースまたはファイルからロードします。たとえば、最初のロードに100行、次のロードに70行が含まれるとします。この場合、100行が削除され、70行がTDATASSEGにロードされます。このロードの後、行の総数は70です。
Planningアプリケーションの場合、置換でロードする年、期間、シナリオ、バージョンおよびエンティティ・ディメンションのデータをクリアし、ソースまたはファイルからデータをロードします。Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されることに注意してください。
データの追加 - ソースまたはファイルの値を、ターゲット・アプリケーションに存在する値に追加します。たとえば、ソースに100があり、ターゲットに200がある場合、結果は300になります。
データの削除 - ソースまたはファイルの値を、ターゲット・アプリケーションに存在する値から引きます。たとえば、ターゲットに300があり、ソースに100がある場合、結果は200になります。
すべてのデータを上書き - ターゲットのすべてのデータをクリアしてから、ソースまたはファイルからロードします。たとえば、Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されます。
すべてのデータの上書きを選択した場合は、次のメッセージが表示されます: 警告: 「すべてのデータを上書き」オプションでは、アプリケーション全体のデータがクリアされます。これは現在の視点に制限されません。このアクションを実行しますか?
Financial Managementで使用可能なエクスポート・モード:
マージ - アプリケーション内のデータをロード・ファイル内のデータで上書きします。データ・ファイルとアプリケーションに視点がある場合は、アプリケーションにある各視点のデータが、データ・ファイルの値で上書きされます。
注:
データ・ロード・ファイルに、同じ視点のファイルの複数の値が含まれている場合は、最後の値のみがロードされます。
注:
データ・ロード・ファイルによって変更されていないアプリケーションのデータはアプリケーションに残ります。
累計 - アプリケーション内のデータをロード・ファイル内のデータで累計します。データ・ファイルの一意の視点ごとに、ロード・ファイルの値がアプリケーションの値に加算されます。
置換 - アプリケーション内のデータをロード・ファイル内のデータで置換します。「置換」オプションでは、データ・ファイル内のシナリオ、年、期間、エンティティおよび値の一意の組合せごとに、アプリケーションのすべての勘定科目値がクリアされ、データ・ファイルから値がロードされます。Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されることに注意してください。
注:
置換オプションを選択することで、データのロード前にEssbase ASOキューブをクリアできますセキュリティを基準にして置換 - アクセス権のあるメンバーのみがロードされる置換モードでデータ・ロードを実行します。このオプションにより、アクセス権のない勘定科目がある場合も、置換モードでデータ・ロードを実行できます。サブキューブの期間に対して「クリア」操作を行うと、アクセス権のあるセルのみがクリアされます。データ、セル・テキストおよびライン・アイテムの詳細はクリアされますが、セルの添付はクリアされません。
「為替レートを含む」を選択して為替レートをロードします。
「実行」をクリックします。
「実行」をクリックすると、ドリル・スルー・パスを保護するため、ルールが更新できないようにロックされます。ルールのステータスを確認するには、データ・ロードのルール・ステータスの確認を参照してください。