ロケーションは、データのロードがOracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionで実行されるレベルです。各ロケーションにはインポート・フォーマットが割り当てられます。データ・ロード・マッピングおよびデータ・ロード・ルールがロケーションごとに定義されます。ロケーションを定義することにより、データのロード先を指定できます。さらに、ロケーションによって、ディメンショナリティが同じである複数のターゲット・アプリケーションに対して同一のインポート・フォーマットを使用できます。ただし、複数のインポート・フォーマットを使用している場合は、複数のロケーションを定義する必要があります。
注:
同じソース・システムとアプリケーションを組み合せて、重複するロケーションを作成できます。
インポート・ロケーションを作成、変更、および削除するには:
「設定」タブの「統合設定」で、「ロケーション」を選択します。
「ロケーション」で、「追加」をクリックします。
「ロケーション詳細」の「名前」にロケーション名を入力します。
「インポート・フォーマット」にインポート・フォーマットを入力します。
インポート・フォーマットはソース・システムの構造を表し、ソース・システムのインポート・ステップで実行されます。ロケーションとともに使用するには、対応するインポート・フォーマットが存在する必要があります。
さらに:
をクリックしてインポート・フォーマットを選択することもできます。
「機能通貨」で、そのロケーションの機能通貨を指定します。
注:
予算をライトバックする予算管理の予算通貨を指定する必要があります。「親のロケーション」に、ロケーションに割り当てられた親を入力します。
親マッピングは他のロケーションとのマッピングの共有に使用されます。親ロケーションにマッピングを入力します。関連するロケーションが同じマッピングを使用できます。複数のロケーションが親を共有できます。この機能は、複数のロケーションが勘定科目の1つのチャートを使用している場合に役立ちます。子または親のマッピング表を変更すると、子と親のすべてのロケーションに適用されます。
注:
ロケーションに親がある場合、子にマッピングが引き継がれます。ただし、マッピングに対する変更は、親ロケーションについてのみ実行できます。オプション: 「ロジック勘定科目グループ」で、ロケーションに割り当てる論理勘定科目グループを指定します。
ロジック・グループには、ソース・ファイルがロードされた後に生成される1つ以上のロジック勘定科目が含まれます。論理勘定はソース・データから導き出される計算済勘定です。
ロジック・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。
オプション: 「確認エンティティ・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認エンティティ・グループを指定します。
確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てた場合、確認レポートは、グループで定義されているすべてのエンティティについて実行されます。確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てない場合、確認レポートは、ターゲット・システムにロードされたエンティティごとに実行されます。FDMEE確認レポートは、ターゲット・システム、FDMEEソース・データまたはFDMEE変換済データから値を直接取得します。
確認エンティティ・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。
オプション: 「確認ルール・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認ルール・グループを指定します。
システム管理者は、確認ルールを使用してデータの整合性を強化します。確認ルールのセットが確認ルール・グループ内に作成され、確認ルール・グループがロケーションに割り当てられます。続いて、データがターゲット・システムにロードされた後、確認レポートが生成されます。
確認ルール・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。
「保存」をクリックします。
オプション: 次のタスクを実行します:
既存のロケーションを編集するには、変更するロケーションを選択し、必要に応じて変更を加えます。次に、「保存」をクリックします。
ロケーションを削除するには、「削除」をクリックします。
削除したロケーションは、「データ・ロード」など、その他のすべてのFDMEE画面から削除されます。
ヒント:
ロケーション名でフィルタするには、フィルタ行が列ヘッダーの上に表示されていることを確認します。(フィルタ行を切り替えるには、をクリックします。)次に、フィルタに使用するテキストを入力します。
画面の上部にあるドロップダウンを使用して、ターゲット・アプリケーションでロケーションをフィルタできます。