15 照合ワークフローの管理

策定者は、照合に対する作業が終了したら、レビュー用に照合を送信します。レビュー用に照合を送信できるのは、策定者のみです。策定者は、照合を送信する前に、すべての必須質問に回答し、必須として構成されたすべてのカスタム属性に値を指定する必要があります。「説明なし差異がゼロであることが必要」オプションが有効である場合、策定者が照合を送信するには、「残高の要約」タブの「説明なし差異」フィールドがゼロである必要があります。

  • 策定者が照合を送信すると、責任がワークフローの最初のレビュー担当者に移動し、ステータスが「オープン(レビュー担当者)」に変化します。電子メール通知がレビュー担当者に送信されます。照合にレビュー担当者が存在しない場合、ステータスは「クローズ済」に変化します。

  • レビュー担当者が照合を承認すると、責任がワークフローの次のレビュー担当者に移動し、そのレビュー担当者が存在すれば、ステータスは「オープン(レビュー担当者)」のままです。電子メール通知がレビュー担当者に送信されます。照合に他のレビュー担当者が存在しない場合、ステータスは「クローズ済」に変化します。

  • レビュー担当者が照合を却下すると、責任は策定者に戻され、ステータスは「オープン(策定者)」に変化します。

レビュー担当者は、注意が必要な取引にフラグを設定できます。フラグが設定された取引には、策定者が簡単に見つけることができるように、フラグ・アイコンが表示されます。レビュー担当者は、自分のコメントのみを削除できます。ただし、照合ステータスが「クローズ済」に変更された後は、コメントを削除できません。

管理者がこの機能を有効にした場合、ユーザーは照合を再度開いて修正を行い、ワークフローを自身に戻すことができます。管理者およびパワー・ユーザーは、照合の再オープン対象者を選択できます。

照合を送信、承認または却下するには:

  1. 照合を選択します。

  2. 「アクション」「オープン」の順に選択します。

  3. 照合を送信承認または却下します。

照合を再度開くには:

  1. 照合を選択します。

  2. 「アクション」「再オープン」の順に選択します。

  3. 次のいずれかを行います:
    • 管理者またはパワー・ユーザーである場合は、照合の再オープン対象者を選択できます。たとえば、策定者やレビュー担当者の1人です。
    • 策定者である場合、ワークフローでレビュー担当者に移動済の照合を再度開いて、自身に戻すことができます。また、クローズ済の照合を再度開いて、自身に対して開くことができます。
    • レビュー担当者である場合、クローズ済の照合を選択し、自身に対して再度開くことができます。再度レビューするか、却下して策定者に戻すことが必要になることもあります。

複数の照合を一度に送信、承認または却下するには:

注:

サービス管理者がこの機能を使用可能にする必要があります。使用可能になっていると、ユーザーは、送信、承認または却下のうち、1つ以上のアクションをできます。
  1. 送信、承認または却下する1つ以上の照合を選択します。
  2. 「アクション」から「一括更新」を選択し、すべての照合に対して実行するアクション(「送信」、「承認」または「却下」)を選択します。