ヘッダー・セクション

このファイル・セクションには、シナリオ、年および期間に関する情報が含まれます。仕訳ファイルのヘッダー情報とこれに対応する明細行がヘッダー・セクションの後に続きます。ここでは、特定のシナリオ、年および期間に基づいて仕訳情報が編成されます。仕訳ファイルには、複数のヘッダー・セクションを指定できます。

この構文では、シナリオ、年および期間を指定します:

!SCENARIO= Actual
!YEAR = 2014
!PERIOD = January

ヘッダー・セクションの次に、Actualというシナリオの、2014年のJuly(1月)の仕訳の詳しい情報を入れます。

ヘッダー・セクションの仕訳サブセクションでは、指定したシナリオ、期間および年の仕訳詳細情報を定義します。

表6-1に、仕訳サブセクションで使用される属性を示します。これらの属性は、通常の仕訳、および繰返しテンプレートと標準テンプレートで使用されます。

表6-1 仕訳の属性の説明

属性

<label>

ユーザー定義の仕訳のラベル(最大20文字まで)

<balancing attribute>

  • U = 貸借不一致

  • B = 貸借一致

  • E = エンティティで貸借一致

<type>

  • R = 通常仕訳

  • A = 自動逆仕訳

  • V = 承認済自動逆仕訳

    逆仕訳の転記後にシステムで生成された逆仕訳をロードすることはできませんが、抽出することはできます。

<status>

  • W = 作業中

  • S = 送信済

  • A = 承認済

  • P = 転記済

  • R = 却下済

<value dimension>

  • [Contribution Adjs]

  • [Parent Adjs]

  • <Entity Curr Adjs>

  • <Parent Curr Adjs>

<journal group>

オプション: ユーザー定義パラメータ(最大30文字)

あらかじめグループがプレロードされている必要があります。

<security class>

オプション: 仕訳に関連付けられた有効なセキュリティ・クラス。

セキュリティ・クラスを割り当てない場合、仕訳では、デフォルトのセキュリティ・クラスとみなされます。このセキュリティ・クラスにアクセス権を持っているユーザーのみが、仕訳にアクセスできます。

<singleparent.singleentity>

オプション: 仕訳のすべてのライン・アイテムで使用される有効な親/エンティティの組合せ。仕訳全体で単一の親/エンティティの組合せを指定する場合、parent.entity属性は使用されません。

<journal description>

仕訳の説明(最大255文字)。各行が「!DESC=」構文で始まる場合は、複数行の説明をロードできます。

<parent.entity>

エンティティ・ディメンションの有効なメンバー。値ディメンションのContribution Adjs、Parent AdjsおよびParentCurrency Adjsの各メンバーにのみ、親が必要です。この属性は、Single Parent.Single Entity属性が使用されていない場合にのみ使用されます。

<account>

勘定科目ディメンションの有効なメンバー。標準仕訳では、入力勘定になります。勘定科目タイプは、REVENUE(収益)、EXPENSE(費用)、ASSET(資産)、LIABILITY(負債)、FLOW(フロー)またはBALANCE(残高)です。

<ICP>

オプション: 内部取引パートナ・ディメンションの有効なメンバー。この属性はオプションですが、少なくとも「ICP None」と指定する必要があります。

<custom>

オプション: カスタム・ディメンションの有効なメンバー

<amount type>

  • D = 借方

  • C = 貸方

<amount>

金額タイプが借方か貸方かにかかわらず、正の金額を指定します

<line item description>

オプション: 仕訳詳細の説明(最大50文字)。

次の構文によって、通常仕訳を指定します。

!JOURNAL = <label>, <balancing attribute>, <type>, <status>, <value dimension>, <journal group>, <SecurityClass>, <SingleParent.SingleEntity>
!DESC=<journal description>
<parent.entity>, <account>, <ICP>, <CustomDimensionName>, <amount type>, <amount>, <line item desc>