セキュリティおよびアクセス権限を使用すると、Oracle Hyperion Financial Managementのアプリケーションとアプリケーション要素へのアクセスを制御できます。セキュリティを設定すると、データを保護し、許可されていないユーザーによるデータの変更を防止できます。たとえば、アプリケーション内の特定のデータ要素およびフォームへのアクセスを制限できます。
セキュリティには次の2つのレベルがあります。
外部プロバイダによる認証。
Financial Managementセキュリティ。このレベルでは、ユーザーやグループがアプリケーションに割り当てられ、アプリケーション要素はセキュリティ・クラスに割り当てられます。
Financial Managementアプリケーションのセキュリティは、次の2つの方法で設定できます。
セキュリティ・ファイルをアプリケーションにロードします。アプリケーション・セキュリティのロードを参照してください。
Oracle Hyperion Shared Services Consoleを使用して、セキュリティ情報を設定します。Financial ManagementからのShared Services Consoleの起動を参照してください。
アプリケーション管理には、次のセキュリティ役割が必要です。役割の割当ての詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Systemユーザー・セキュリティ管理ガイドを参照してください。
セキュリティ役割 | 説明 |
---|---|
Financial Management管理者 |
管理機能にアクセスするために必要です。 |
ディメンション・エディタ |
手動でディメンションを作成および管理するだけでなく、ディメンション作成用のインポート・プロファイルを作成および管理します。 クラシック・アプリケーション管理オプションにアクセスする必要があります。 |
Financial Managementアプリケーション作成者/Financial Managementマネージャ |
アプリケーションを作成します。この役割を持つユーザーはアプリケーションを作成できますが、アクセス権限のあるディメンションしか変更できません。 「Financial Managementアプリケーション作成者」は、連結アプリケーションと汎用アプリケーションを作成できます。アプリケーションを作成するには、構成ユーティリティで指定されたアプリケーション作成者グループのメンバーであることも必要です。 |