期間別組織

組織構造は、買収、売却、合併および更生などの多くの理由で変化する可能性があります。期間別組織機能を使用すると、同じアプリケーション内で最新の連結構造と過去の構造を共存させることができます。

組織の変化に対応するために、Oracle Hyperion Financial Managementでは、エンティティ階層のフィルタとしてアクティブなシステム勘定科目が使用されます。アクティブ勘定科目は、親レベルでデータを保管し、ICPディメンションを使用して子に関する情報を保管する内部取引勘定科目です。親への子エンティティの連結ステータスがアクティブであるか非アクティブであるかを指定します。

親の子に相当するICPメンバーの場合は、アクティブ勘定科目は、子を現在の年、シナリオ、期間のアクティブな連結メンバーとみなすかどうかをシステムに示します。アクティブ勘定科目が0であるICPメンバーに相当する子は、非アクティブな子とみなされ、連結されません。アクティブ勘定科目が1であるICPメンバーに相当する子は、アクティブな子とみなされ、連結されます。アクティブな子データに対する変更は親に影響を与えます; 非アクティブな子データへの変更は親に影響を与えません。アクティブな勘定科目の値はデータ・グリッドで表示または変更できます。

DefaultValueForActive属性は、アクティブ勘定科目が空白である子のステータスを制御します。そのため、すべての親と子の交差をアクティブまたは非アクティブと指定する必要はありません。デフォルトでは、特に指定がないかぎり、すべての子は、その親との関係においてアクティブです。