アプリケーション設定は、Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーション全体に適用されます。アプリケーション設定によって、次のアプリケーションの情報が決まります。
組織が動的かどうか、期間別組織を使用するかどうか?
どのディメンションにセキュリティを設定するか?
どのデフォルトの換算レートとメソッドを使用するか?
ICPの割合はどの程度か?
連結ルールを適用するかどうか?
デフォルト通貨は何か?
アプリケーション設定の属性表に記載されている属性を使用して、アプリケーション設定を定義します。
表4-7 アプリケーション設定の属性
属性 | 説明 |
---|---|
ConsolidationRules |
連結ルールをサポートするかどうかを指定します。次のいずれかの値を指定します。 Y: ユーザー定義ルールのConsolidate()ルーチンに記述されているルールを使用します。 R: 値ディメンションの比例値を導出します。比例データは保管されないことに注意してください。 N: デフォルトの連結と消去を使用します。 |
DefaultCurrency |
アプリケーションのデフォルト通貨を指定します。この属性は必須です。 |
DefaultRateForBalanceAccounts |
ASSET勘定やLIABILITY勘定で使用する換算レートが含まれている勘定科目。この属性は必須です。 |
DefaultRateForFlowAccounts |
REVENUE勘定またはEXPENSE勘定で使用する換算レートが含まれている勘定科目。この属性は必須です。 |
DefaultValueForActive |
アクティブ勘定科目のデフォルト値を指定します。この属性は必須です。子を非アクティブとみなし、親に連結しない場合は0を指定します。子をアクティブとみなし、親に連結する場合は1を指定します。 |
EnableMetadataSecurityFiltering |
ユーザーにすべてのディメンション・メンバーを表示するか、アクセス権を持っているディメンション・メンバーのみを表示するかを指定します。次のディメンション・メンバーがフィルタ処理されます。
ユーザーがアクセス権を持っていないディメンション・メンバーを除外するにはYを指定します。この属性のデフォルトはNです。 |
FDMAppName |
Oracle Hyperion Financial Data Quality Managementアプリケーションの名前 |
ICPEntitiesAggregationWeight |
値ディメンションの[ICP Top]メンバーに集約する内部取引パートナ・エンティティ[ICP Entities]の金額の割合を指定します。この属性は必須です。百分率の値を、小数(1.0が100パーセント)で表します。 |
MaxCellTextSize |
セル・テキストに使用できる最大文字数を指定します。1900から2,147,483,646までを指定します。0から1899までの値は無効です。デフォルト値は8,000です。 |
MaxNumDocAttachments |
ユーザーごとのドキュメントの添付の最大数を指定します。無制限または2,147,483,647までの正数の場合は-1を指定します。デフォルト値は-1です。 |
MaxDocAttachmentSize |
ドキュメントの添付のサイズの最大バイト数を指定します。無制限または2,147,483,646までの正数の場合は-1を指定します。デフォルト値は-1です。 |
NodeSecurity |
ノードのセキュリティ・アクセスのタイプを指定します。この属性は必須です。エンティティのセキュリティ・アクセスに基づいてノード・データをチェックするには「エンティティ」を選択し、親のセキュリティ・アクセスに基づいてノード・データをチェックするには「親」を選択します。 |
OrgByPeriodApplication |
アプリケーションで、新規連結構造を以前の連結構造と共存できるようにするかどうかを指定します。新規組織構造を許可するにはYを指定し、現在の組織構造のみを許可するにはNを指定します。 |
SupportSubmissionPhaseforAccounts |
プロセス管理のフェーズ送信を、アプリケーションの勘定科目でサポートするかどうかを指定します。 有効な値はYまたはNです。デフォルトはNです。 |
SupportSubmissionPhaseforCustom |
プロセス管理のフェーズ送信を、アプリケーションのカスタム・メンバーでサポートするかどうかを指定します。 有効な値はYまたはNです。デフォルトはNです。 属性の数は、アプリケーションに定義されたカスタム・ディメンションの数に基づいています。カスタム・ディメンション別名を反映するため、属性名が変更されます。たとえば、属性名のカスタムがカスタム・ディメンション別名で置換されます。 |
SupportSubmissionPhaseforICP |
プロセス管理のフェーズ送信を、アプリケーションのICPメンバーでサポートするかどうかを指定します。 有効な値はYまたはNです。デフォルトはNです。 |
UsePVAForBalanceAccounts |
BALANCE勘定のデフォルト換算メソッドを指定します。期別値(PVA)換算メソッドを使用する場合はYを指定し、為替レート(VAL)換算メソッドの値を使用する場合はNを指定します。 |
UsePVAForFlowAccounts |
FLOW勘定のデフォルト換算メソッドを指定します。期別値(PVA)換算メソッドを使用する場合はYを指定し、為替レート(VAL)換算メソッドの値を使用する場合はNを指定します。 |
UseSecurityForAccounts |
アプリケーションの勘定科目をセキュリティで保護するかどうかを指定します。セキュリティで勘定科目を保護する場合はYを指定し、セキュリティで保護しない場合はNを指定します。 |
UseSecurityForCustom |
アプリケーションのカスタム・ディメンションをセキュリティで保護するかどうかを指定します。セキュリティでカスタム・ディメンションを保護する場合はYを指定し、セキュリティで保護しない場合はNを指定します。 属性の数は、アプリケーションに定義されたカスタム・ディメンションの数に基づいています。カスタム・ディメンション別名を反映するため、属性名が変更されます。たとえば、属性名のカスタムがカスタム・ディメンション別名で置換されます。 |
UseSecurityForEntities |
アプリケーションのエンティティをセキュリティで保護するかどうかを指定します。セキュリティでエンティティを保護する場合はYを指定し、セキュリティで保護しない場合はNを指定します。 |
UseSecurityForICP |
アプリケーションのICPメンバーをセキュリティで保護するかどうかを指定します。セキュリティでICPメンバーを保護する場合はYを指定し、セキュリティで保護しない場合はNを指定します。 |
UseSecurityForScenarios |
シナリオをセキュリティで保護するかどうかを指定します。セキュリティでシナリオを保護する場合はYを指定し、セキュリティで保護しない場合はNを指定します。 |
UseSubmissionPhase |
プロセス管理のフェーズ送信をアプリケーションで使用するかどうかを指定します。 有効な値はYまたはNです。デフォルトはNです。 |
ValidationAccount |
検証に使用する勘定科目名を指定します。検証に使用する勘定科目は既存の勘定科目であることが必要です。 プロセス管理では、検証勘定科目は、プロセス単位を次の確認レベルに上げる前に、値が必ずゼロに等しくなるようにするために使用されます。検証勘定科目1は送信フェーズ1で使用され、検証勘定科目2から9は、送信フェーズ2から9で使用されます。 |