現在の視点と交差するすべての勘定科目にデータを挿入するには、勘定科目式でAllを使用します。これを使用して、すべての勘定科目の期首残高を設定できます。次の例では、現在の期間が最初の期間であるかどうかをIsFirst関数で検証します。最初の期間であると、Expは、現在の期間の各勘定科目の値を前年の最後の期間の勘定科目の値に設定します。
If HS.Period.IsFirst = TRUE Then
HS.Exp "A#ALL = A#ALL.Y#PRIOR.P#LAST"
End If
勘定科目およびカスタム・ディメンションまたは内部取引パートナ(ICP)ディメンションのすべての交差にデータを挿入するには、Allキーワードを使用するか、またはA#文字を指定しません。A#文字を指定しない次の例では、カスタム1ディメンションのGolfBallsメンバーと交差する各勘定科目にデータが挿入されます。GolfBallsと勘定科目の個々の有効な交差の場合は、前の期間の交差の金額が、現在の期間の交差に配置されます。
HS.Exp "C1#GolfBalls = C1#GolfBalls.P#PRIOR"
戻り値
なし。
例
この例では、StateTax勘定科目の金額を設定します。2014年のSales勘定科目の金額に、2014年のStateRate勘定科目のレートを乗算して計算します。
HS.Exp "A#StateTax = A#Sales.Y#2014 * A#StateRate.Y#2014"