連結オプション

連結は、依存エンティティからデータを収集し、親エンティティにデータを集約するプロセスです。連結を開始すると、指定したシナリオ、年、期間、エンティティおよび値に対して連結プロセスが実行されます。また、同じ年のそれ以前の期間と子孫に対する連結が以前に実行されていない場合は、そのプロセスの一部として、その期間と子孫すべてに対する連結が実行されます。連結プロセスでは、影響を受けた各エンティティおよび値に対して、すべての計算ルール関数が実行され、必要に応じて、子エンティティから親エンティティに変換するために換算プロセスが実行されます。連結プロセスでは、子から親エンティティ・データを抽出するプロセスで使用されない通貨に対しては換算ルールは実行されません。

データの連結に使用できるオプションは、「連結(変更したデータのみ連結)」、「データのあるものすべてを連結」、「すべて連結」です。

「連結(変更したデータのみ連結)」オプション

連結(変更したデータのみ連結)オプションは、ステータスがCNまたはCN NDの親エンティティに使用できます。親エンティティに対してこのオプションを選択すると、現在の年の現在の期間または以前の期間に算出ステータスがCN、CN ND、CH、TR、TR NDであった選択済の親の連結パス内にある依存エンティティに対して、計算(計算、換算、連結)が実行されます。連結が必要なエンティティのみが更新されるため、連結が最も効率的なオプションです。

現在の期間や同じ年度内のそれまでの期間で、ステータスがNODATAのプロセス単位がすべて無視されます。

現在の期間で、ステータスがOKまたはOK SCのプロセス単位が、再計算、再換算または再連結されることはありません。

選択した親の過去の期間に、ステータスがCNかCN NDのプロセス単位がある場合は、本年度内で、親に影響を及ぼす変更が加えられた最初の期間から現在の期間までのすべてのデータに対して連結が実行されます。

データのあるものすべてを連結

「データのあるものすべてを連結」オプションは、ステータスとは無関係にあらゆる親エンティティに対して使用できます。親エンティティに対してこのオプションを選択すると、現在の期間またはそれ以前の期間で、(ステータスには関係なく)データが含まれている選択した親の連結パス内のすべての依存エンティティが連結されます。このオプションは、メタデータの変更後にシステム・ステータスをOK SCからOKに更新するのに便利です。

現在の期間や同じ年度内のそれまでの期間で、ステータスがNODATAのプロセス単位がすべて無視されます。

現在の期間で、ステータスがOKまたはOK SCのプロセス単位が、再計算、再換算または再連結されます。

選択した親の過去の期間に、ステータスがCNかCN NDのプロセス単位がある場合は、本年度内で、親に影響を及ぼす変更が加えられた最初の期間から現在の期間までのすべてのデータに対して連結が実行されます。

すべて連結

「すべてを連結」オプションは、ステータスには関係なく、あらゆる親エンティティに対して使用できます。親エンティティに対してこのオプションを選択すると、ステータスには関係なく、選択した親の連結パス内のすべてのプロセス単位に対して計算が実行されます。データの有無にかかわらず、すべてのエンティティが連結されます。このオプションは、以前の期間からの更新が必要な場合や、データのないエンティティを配賦を使用してロードする必要がある場合に便利です。データのないエンティティが除外されず、連結パフォーマンスに重大な影響を与える可能性があるため、このオプションは慎重に使用する必要があります。

現在の期間で、ステータスがNODATAのプロセス単位が、計算、換算および連結されます。

現在の期間で、ステータスがOKまたはOK SCのプロセス単位が、再計算、換算および再連結されます。

選択した親の過去の期間に、ステータスがCNかCN NDのプロセス単位がある場合は、本年度内で、親に影響を及ぼす変更が加えられた最初の期間から現在の期間までのすべてのデータに対して連結が実行されます。