内部取引モジュールの機能

内部取引は、組織内の2つのエンティティの間での取引です。Oracle Hyperion Financial Managementでは、勘定科目とカスタム・ディメンションにまたがって、内部取引の詳細を追跡して調整できます。内部取引の一般的なタイプは、次のとおりです。

  • 内部取引売上と仕入れ

  • 内部取引売掛金と買掛金

  • 関連会社への固定資産の売却と譲渡

  • 内部取引貸付金と借入金

内部取引モジュールでは、内部取引勘定科目の差異の特定、レポート作成、調整を効率的に行えます。内部取引を入力、照合、転記および検証できます。取引の詳細をいつでも表示できるので、内部取引勘定科目の差異を頻繁に調整して、期末サイクルへの影響を最小限に抑えることができます。また、取引通貨の実際のエラーによる差異、または為替レートによる差異を分析できます。

内部取引モジュールを使用すると、次に示すビジネス・プロセスを実行できます:

  • 内部取引の期間を開く

  • 内部取引の詳細を請求書レベルで作成する。

  • 請求書を照合する。

  • 取引通貨、レポートの通貨または親通貨で取引を照合する。

  • 取引を転記する。

  • 内部取引照合レポートを作成する。

  • 内部取引照合レポート、データ・グリッドまたはデータ・フォームにおいてけ、勘定科目残高から取引詳細にドリル・スルー。

  • エンティティのパートナの内部取引の詳細を、適宜エンティティとともに表示する。

  • 一致しないエントリのコメントを入力する。

  • 不一致の原因が取引通貨の間違いか、それとも為替レートによる差かを調べる。

  • エンティティをロックして期間を閉じ、不正入力を防止する。

内部取引管理タスクの詳細は、Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイドを参照してください。