プロセス単位のレベル

プロセス単位は、確認サイクル中に複数のプロセス・レベルを通過します。表12-2に、プロセス単位のレベルと各レベルの説明、および必要なアクセス権を示します。

表12-2 プロセス単位のレベル

レベル 説明

未開始

確認監督者がプロセス単位を開始しておらず、監督者のみがデータを入力できます。プロセス単位のレベルを「第1パス」に変更できるのは、エンティティに対して「すべて」のアクセス権を持っている確認監督者のみです。

第1パス

プロセス単位が開始されており、適切なアクセス権を持つユーザーがデータを入力する最初のステージです。適切なアクセス権を持つユーザーがデータを入力する最初のステージです。「読取り」または「レベルを上げる」のアクセス権を持つユーザーは、エンティティのデータを変更できます。プロセス単位が「第1パス」のレベルにあるときは、セキュリティ役割は確認されません。

確認レベル1-10

プロセス単位は、指定された確認レベルになります。データを表示するには、「読取り」、「レベルを上げる」または「すべて」のアクセス権と、データのプロセス単位のレベルより小さいまたは等しいセキュリティ役割が必要です。データまたはステータスを変更するには、「すべて」のアクセス権と、データのプロセス単位のレベルと等しいセキュリティ役割が必要です。

送信済

プロセス単位が送信され、最終的な承認を受ける準備ができています。データを表示するには、「読取り」、「レベルを上げる」または「すべて」のアクセス権と、いずれかのプロセス・コントロールのセキュリティ役割(「確認者X」、「送信者」、「確認監督者」)が必要です。データまたはステータスを変更するには、「すべて」アクセス権と「確認監督者」のセキュリティ役割が必要です。

「送信済」のレベルは、通常、プロセス単位を承認する前の最終プロセスです。「送信者」のセキュリティ役割を持っている場合は、確認のレベルを飛ばすか、プロセス単位を直接「送信済」レベルに上げるかを選択できます。

承認済

プロセス単位が承認されています。データを表示するには、「読取り」、「レベルを上げる」または「すべて」のアクセス権と、いずれかのプロセス・コントロールのセキュリティ役割(「確認者X」、「送信者」、「確認監督者」)が必要です。データまたはステータスを変更するには、「すべて」アクセス権と「確認監督者」のセキュリティ役割が必要です。

発行済

プロセス単位のパブリック・アクセスが発行されています。データを表示するには、「読取り」、「レベルを上げる」または「すべて」のアクセス権といずれかのセキュリティ役割が必要です。データまたはステータスを変更するには、「すべて」アクセス権と「確認監督者」のセキュリティ役割が必要です。

サポートされていません

シナリオでプロセス管理が使用可能になっていません。

注:

ここで説明する「データの変更」には、仕訳の転記も含まれます。