合格または不合格のステータスの表示

プロセス単位のレベルを上げることができるのは、算出ステータスがOK、OK SCまたはNODATAで、検証勘定の金額がゼロに等しい場合のみです。「合格/不合格」列には、プロセス単位を次のレベルに上げることができるかどうかを示すアイコンが表示されます。プロセス単位が合格したのか不合格したのかを確認するため、システムにより算出ステータスと検証勘定科目の金額が確認されます。表12-4に示すように、プロセス・コントロールで選択したデータ・ビューに応じて、算出ステータスと、これに対応するエンティティの値ディメンションの検証勘定科目が確認されます。検証に使用される値は、TopMemberにカスタム・ディメンションを持つ検証勘定科目のセルになります。

アプリケーションで提出フェーズを使用する場合は、フェーズとその合格/不合格のステータスを表示できます。

表12-4 プロセス・コントロールのデータ・ビューと値ディメンション

データ・ビュー 値ディメンション

ローカル・データ

エンティティ通貨の合計

換算データ

親通貨の合計

連結データ

コントリビューションの合計

算出ステータスがOK、OK SCまたはNODATAで、検証勘定科目の金額がゼロまたはNODATAの場合は、「合格/不合格」列に、この単位を次のレベルに上げられることを示す「合格」チェックマークが表示されます。

プロセス単位が不合格した場合は、「合格/不合格」列に「X」が表示されます。この場合、レベルを上げるデータが有効であることを確認するため、現在の期間で計算を実行する必要があります。計算後、検証勘定科目がゼロの場合は、算出ステータスが「OK」に更新され、列のステータスも「合格」になります。

合格/不合格ステータスが確認されるときは、現在の期間で派生したデータが確認されます。検証勘定科目がフロー勘定科目で、シナリオのメタデータ属性がZeroViewforNonAdjに設定されている場合は、期間に派生したデータを含めることができます。算出ステータスが「NODATA」のプロセス単位は、前の期間にデータがない場合にのみ合格します。算出ステータスが「NODATA」でもデータが前の期間に存在する場合は、プロセス単位に不合格ステータスが表示されます。たとえば、1月にデータがない場合は、1月の算出ステータスは、ステータスが「合格」の「NODATA」になります。1月にデータがあり2月にデータがない場合は、1月から派生したデータが2月にあるため、ステータスは「不合格」になります。

検証勘定の詳細の表示を参照してください。

合格/不合格のステータスを表示するには:

  1. プロセス・コントロールを開きます。
  2. ステータスを表示するエンティティを選択します。

    合格/不合格のステータスは、合格/不合格の列に表示されます。