インストールの前提条件と要件

次のインストールの前提条件に注意してください。

  • http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.htmlでシステム要件を確認します。

  • すべてのWebLogicインスタンスは同じオペレーティング・システム上にインストールして構成する必要があります。
  • EPM SystemインストーラによってOracle WebLogic Serverがインストールされます。既存のWebLogic Serverインストールがあるときに、EPM SystemインストーラによってインストールされるWebLogic Serverのかわりにこのインストールを使用する場合、Oracle Enterprise Performance Management Systemによってサポートされているバージョンである必要があります。

    注:

    WebLogic Serverインストールのミドルウェア・ホームの場所をメモしてください。インストール時に、EPM System製品を同じミドルウェア・ホームにインストールする必要があります。インストールの場所でEPM Systemインストーラによって既存のWebLogic Serverインストールが検出された場合、WebLogic Serverはインストールされません。

  • 使用可能な一時スペースが4 GBあることを確認します。必要に応じて、他の/tmpディレクトリを指定できます。

  • WindowsにEssbaseフェイルオーバー環境を構成する場合、共通の共有Essbaseアプリケーション・ディレクトリがノード上の同じドライブ(Z:など)にマウントされていることを確認し、それをEPM構成ツールでアプリケーション・ディレクトリとして使用してください。

    注:

    UNC共有ディレクトリ・パスは、WindowsでEssbaseアプリケーション・ディレクトリとしてサポートされていません。
  • EAS Liteが独立して構成されている既存のEssbase環境(バージョン11.1.2.4)を更新する場合、EAS Liteが以前使用可能であったマシンは、リリース11.2.15への更新後に同じマシン上で使用可能ではなくなります。それは、関連するレジストリ・エントリとともにマシンから削除されます。または、同じシステム上にEssbaseサーバーとして設定されます。

  • 11.2.x Essbaseインスタンスのファイル("Calc Scripts"、"Rule Files"など)の名前に英字以外の文字が含まれている場合、EPM 11.2.15へのアップグレードの一部としてEssbase 21cに変換されないことがあります。それらのファイルは手動で移行してください。

  • Essbaseは、リリース11.2.15へのアップグレードの一部として、11.1.2.4.xからバージョン21cにアップグレードされます。このアップグレードには、Essbaseキューブ・サイズ全体が占有する量の少なくとも3倍の空き領域がシステムに必要です。これは短期アクティビティにのみ利用され、アップグレード後にクリーン・アップされます。詳細は、Essbase 11gとEssbase 21cの違いを参照してください。

  • JAPIを使用するEPM製品 -ファイルEPM_ORACLE_HOME\common\EssbaseJavaAPI\11.1.2.0\bin\essbase.propertiesをバックアップし、EPM 11.2.15へのアップグレード後にそれをEPM_ORACLE_HOME\common\EssbaseJavaAPI-21C\11.1.2.0\bin\essbase.propertiesにコピーします。

  • Oracle Hyperion Financial ReportingがインストールされているWindowsのVisual Studio 2013に対して、32ビット・バージョンのVisual C++再頒布可能パッケージをインストールします。(https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40784)。

    Linuxの場合:

    Financial Reportingがインストールされているマシンに、libstdc++.so.6がインストールされていることを確認してください。

  • Linuxシステムで、ODIパッチを適用するためにulimit8096であることを確認します。コマンド: ulimit -nで現在のulimitの設定をクエリーできます
  • インストールの前提条件は、環境の準備を参照してください。

  • Oracle Hyperion Tax Provisionの場合は、Oracle Hyperion Financial Managementコンポーネントもすべてインストールする必要があります。ただし、Tax Provisionと同じマシンにインストールする必要はありません。

  • Oracle Business Intelligence Enterprise EditionまたはOracle Business Intelligence Publisherがインストールされているマシンにインストールする場合は、2つの異なるミドルウェア・ホームにインストールします。EPM SystemおよびOracle BI EEの将来のパッチ・セットは、異なるときにリリースされるため、マージされたFusion Middlewareホームのアップグレードにとって制約となる場合があります。

    Fusion Middlewareの詳細は、https://www.oracle.com/middleware/technologies/bi-foundation/hyperion-supported-platforms.htmlを参照してください。

  • Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionをインストールおよび構成している場合は、Oracle Data Integratorは自動的にインストールおよび構成されます。Oracle Data IntegratorのデータベースはFDMEEと同じデータベース内にあり、Oracle Data Integratorエージェント・アプリケーションはFDMEEと同じJVMにデプロイされます。

  • FDMEEは、Oracle Hyperion Financial Close ManagementのAccount Reconciliation Managerに必要です。Financial Close ManagementおよびAccount Reconciliation Managerを構成してからFDMEEを構成します。

  • Financial Close Managementとともに使用することを計画している既存のOracle SOA Suiteインストールがある場合は、そのSOA Suiteインストールのミドルウェア・ホームの場所をメモしてください。

    インストール時に、EPM System製品を同じミドルウェア・ホームにインストールする必要があります。