サイレント構成では、構成プロセスが自動化され、各マシンに構成設定を手動で指定することなく、複数のコンピュータ上にOracle Enterprise Performance Management System製品を構成できます。
サイレント構成を実行するには、応答ファイルに構成設定を記録します。その後、コマンド・ラインから、応答ファイルに保存した構成オプションを使用して、サイレント構成を実行できます。
注:
リモート・デスクトップを使用してサイレント構成を実行する場合、管理コンソール・セッションを使用してリモート・デスクトップを実行します。(mstsc /admin
を使用してリモート・デスクトップを起動します。)
構成設定を記録してサイレント構成を実行するには:
EPM Systemコンフィグレータ内から構成設定を記録することもできます。構成設定を記録するには、構成時に、構成の確認ページで、「保存」をクリックまたは選択して、場所を参照し、ファイル名を指定して、「保存」をクリックまたは選択します。ファイルはサイレント構成の場合と同じフォーマットで保存されます。
サイレント応答ファイルは、以前のリリースとリリース11.2間で互換性がありません。EPM Systemの以前のリリースと使用するために作成したサイレント応答ファイルをEPM Systemリリース11.2と使用する場合は、再作成する必要があります。
構成オプションを変更するため、応答ファイルを後で変更できます。
各環境でデータベース、WebLogicおよびOracle Hyperion Shared Services管理ユーザーのパスワードが異なっていても、同じサイレント応答ファイルを異なる環境で使用できます。セキュリティ上の理由から、生成されたサイレント・ファイルのパスワードの値が暗号化されたフォーマットで格納されますが、EPM Systemコンフィグレータは暗号化されていないフォーマットもサポートします。サイレント・ファイルのデータベース、WebLogic、およびShared Servicesのパスワード・プロパティを次のフォーマットに変更することをお薦めします:
Database Password <property name="password" encrypt="true">clearTextPasword</property> Weblogic Admin Password in applicationServerDeployment section <property name="adminUser">epm_admin</property> <property name="adminPassword" encrypt="true">clearTextPasword</property> Shared Services Admin Password in bean name="customConfiguration" for Foundation <property name="adminUserName">admin</property> <property name="adminPassword" encrypt="true">clearTextPasword</property>
各環境のファイルのバージョンをコピーし、環境に適切なパスワードにclearTextPasswordを置き換えます。各環境のサイレント・ファイルを実行した後、セキュリティ上の理由から、ファイルがEPM Systemコンフィグレータで書込み可能な場合、パスワードは暗号化されたフォーマットでファイルに格納されます。