サイレント・インストールの実行

サイレント・インストールでは、各マシンでインストール設定を手動で指定せずにOracle Enterprise Performance Management System製品を複数のコンピュータにインストールできるように、インストール・プロセスが自動化されます。

サイレント・インストールを使用可能にするには、インストールの設定を応答ファイルに記録します。次に、応答ファイルに保存されたインストール・オプションを使用して、コマンド・ラインからサイレント・インストールを実行できます。

インストール設定を記録してサイレント・インストールを実行するには:

  1. EPM Systemインストーラを含むディレクトリに移動します。
  2. コマンド・ラインから次のコマンドを実行します:

    Windows:

    installTool.cmd -record filename

    Linux:

    installTool.sh -record filename

    filenameには、応答ファイルの絶対パスまたはファイル名が含まれます。

    ファイルはXMLフォーマットで保存されますが、.xml拡張子でファイルを保存する必要はありません。

    EPM Systemインストーラが起動します。

  3. EPM Systemインストーラの作業を、記録対象となるオプションを指定しながら進めます。

    インストール・オプションは、応答ファイルに記録されます。応答ファイルのインストール・オプションは後で変更できます。

    これで、サイレント・モードでインストールを実行する準備ができました。

  4. 応答ファイルを、インストールを実行するマシンにコピーします。また、インストールするマシンからアクセスできるネットワーク・ドライブにファイルをコピーできます。
  5. コマンド・ラインから次のコマンドを入力します:

    Windows:

    installtool.cmd -silent filename

    Linux:

    installtool.sh -silent filename

    インストールはバックグラウンドで実行されます。

サイレント応答ファイルは、EPM Systemの以前のリリースとリリース11.2間で互換性がありません。EPM System製品の前のリリースと使用するために、サイレント応答ファイルを作成した場合、EPM Systemリリース11.2と使用するには再作成する必要があります。