リリース11.2.15ターゲット環境でのタスク

Note:

  1. OracleデータベースおよびSQL Serverの場合: Financial Close ManagementおよびTax Provisionを、ターゲット環境の新規スキーマに対して構成します(例: fcm_new)。
  2. Oracleデータベースの場合: ターゲット・データベース・サーバーに新規データベース・スキーマを作成します(例: fcm_target)。
    1. Oracleデータベースの場合: ソース環境からスキーマをエクスポートし、ターゲット環境にインポートします。スキーマの「再マップ」コマンドを使用して、スキーマをソースからターゲットにインポートします(このスキーマは前述のステップ2で新しく作成したスキーマ(fcm_target)であることに注意してください)。
    2. SQL Serverの場合: ソース環境(11.2.12+)からエクスポートしたFCMスキーマを復元します。詳細は、Financial Close Managementスキーマの復元を参照してください。
    1. Oracleデータベースの場合: 再マップされたスキーマを使用して、Financial Close ManagementおよびTax Provision構成タスクを実行します。
    2. SQL Serverの場合: 復元されたスキーマを使用して、Financial Close ManagementおよびTax Provision構成タスクを実行します。

データベース管理者に、リリース11.2.15ターゲット環境で次のタスクを実行するよう依頼します:

  1. Oracle Databaseの場合: リリース11.2.12+からエクスポートしたソース・データベース(fcm_source)を、リリース11.2.15環境で使用するためにインポートします。Oracle Data PumpをREMAPコマンドとともに使用して、別のスキーマにインポートします(fcm_targetなど)。

    impdp <user>/<password>@<SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<DatabaseDumpFile.dmp> logfile=import.log REMAP_SCHEMA=<user>:<user1>

    例:

    impdp <fcm_source>/<password>@<SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<fcm_source.dmp> logfile=import.log REMAP_SCHEMA=<fcm_source>:<fcm_target>

    Oracle Database 21cの場合: インポート・コマンドを実行する前に、プラッガブル・データベースを開き、次に示すように<CONTAINER=PDB NAME>を設定してください:

    ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN;
    ALTER SESSION SET CONTAINER=<PDB NAME>
    impdp <system>/<password>@<PDB SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<DatabaseDumpFile.dmp> logfile=import.log REMAP_SCHEMA=<user>:<user1>
  2. Oracle DatabaseおよびSQL Serverの場合:

    1. Oracle Enterprise Performance Management Systemサービスを停止します。
    2. EPM Systemコンフィギュレータを再度実行して、Oracle Hyperion Financial Close Managementに対して「データベースの構成」「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」のタスクを選択します。Oracle Hyperion Tax Governanceを使用している場合は、Tax Managementに対して「データベースの構成」「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」のタスクも選択します。

      データベースの構成中に、リリース11.2.15で使用する先ほどインポートしたリリース11.2.15データベースの詳細(fcm_targetなど)を入力し、プロンプトが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。(構成する製品ごとにプロンプトが表示されます。)

      Note:

      SQL Serverの場合: データベースの構成中に、リリース11.2.15で使用する先ほど復元したリリース11.2.15データベースの詳細(fcm_targetなど)を入力し、プロンプトが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。(構成する製品ごとにプロンプトが表示されます。)

      「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」ページで、「FinancialClose」「AccountReconciliation」および「SDM」を選択します。Tax Governanceを使用する場合は、「TaxOperation」および「TSS」を選択します。Tax Provisionを使用する場合は、「TaxProvisioning」を選択します。

    3. リリース11.2.12+環境からリリース11.2.15環境に、WebLogicユーザーをインポートします。
    4. すべてのEPM Systemサーバーを再起動して、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System診断を実行します。