アップグレードのためのFinancial Managementアプリケーションの準備(Windowsのみ)

注:

  • ターゲット環境ではソース環境と同じスキーマを使用してください。
  • スキーマのインポート後にのみ、ターゲット環境でHFMを構成してください。
  • Financial Managementのターゲット環境では、「アプリケーションのアップグレード」を含むすべてのOracle Hyperion Financial Management構成オプションを選択してください。

Financial Managementをアップグレードするには、Financial Managementデータベースのエクスポートと、リリース11.2.15環境の新しいデータベース・サーバーまたはスキーマへのそのデータベースの復元を、データベース管理者に依頼します。

Financial Managementリリース11.2.12+からのアプリケーションを準備するには:

  1. Financial Managementサービスを停止します。
  2. Financial Managementリリース11.2.12+のデータベースまたはスキーマを見つけます。
  3. リリース11.2.12+のデータベース・スキーマをエクスポート(Oracle)またはバックアップ(SQL Server)します:
    • Oracle Databaseの場合は、Oracle Data Pumpを使用して、Oracle Hyperion Financial Close Managementのリリース11.2.12+のデータベース・スキーマをエクスポートします。

      expdp <user>/<password>@<SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<user.dmp> logfile=exp_user.log SCHEMAS=<schema name to be exported>

      例:

      expdp <hfm_source>/<password>@<SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<hfm_source.dmp> logfile=exp_user.log SCHEMAS=<schema name to be exported>

      Oracle Database 21cの場合 - エクスポート・コマンドを実行する前に、プラッガブル・データベースを開き、次に示すように<CONTAINER=PDB NAME>を設定してください:

      ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN;
      ALTER SESSION SET CONTAINER=<PDB NAME>
      expdp <system>/<password>@<PDB SID> DIRECTORY=data_pump_dir dumpfile=<user.dmp> logfile=exp_user.log SCHEMAS=<schema name to be exported>
    • Oracle Databaseの場合は、リリース11.2.15環境からアクセス可能な場所にスキーマ・ダンプ・ファイルhfm_source.dmpをコピーします。
    • SQL Serverの場合:

      1. SQL Server Management Studioを起動します。

      2. Financial Managementのソース・データベースを右クリックして、「タスク」「バックアップ」の順に選択します。

      3. データベースのバックアップ・ウィザードで、「OK」をクリックしてすべてのデフォルトを保存します。バックアップが正常に完了したことを確認する通知が表示されます。

      4. 前のステップで生成されたHFMバックアップ・ファイル(.bak)を、ターゲットSQLデータベース・サーバー(11.2.15)がアクセスできるファイル・システムにコピーします。

  4. Oracle Enterprise Performance Management Systemリリース11.2.12+サービスを再起動します。