レジストリの最適化

埋込み接続タイプへのJVMOptionの設定

Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementで「埋込み」接続タイプ・モードを使用して、(特に分散構成で)Oracle Essbaseに接続できない場合は、環境変数ESS_ES_HOMEJVMOptionとして設定し、Profitability and Cost Managementbinおよびdataという2つの空のフォルダを含むローカル・フォルダを指すようにする必要があります。

  • システムにAPSがインストールされている場合は、ESS_ES_HOMEAPS_HOME環境変数と同じ値に設定します。(APS_HOMEは要求されたフォルダ構造であることが必要です。)

  • APSがインストールされていない場合は、ESS_ES_HOMEを空のbinおよびdataフォルダを含むフォルダに設定します

注:

APS接続タイプ・モードを使用している場合は、何も変更する必要はありません。

JVMOptionを埋込み接続タイプに設定するには:

  1. Profitability and Cost Managementサーバーを停止します。

  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Hyperion Solutions\Profitability0\HyS9HyS9PftWebのWindowsレジストリを編集します。

  3. JVMOptionXを追加します(ここでXは、既存のJVMOptionsの数値に基づいた1つ上の整数です)。たとえば現在、JVMOptionCountが10進数の17に設定されている場合は、JVMOption18を追加します。

  4. 新しいJVMOptionXの文字列値を、-DESS_ES_HOME=<folder-name>に設定します。ここでfolder nameは空のbinおよびdataフォルダを含むフォルダの名前です。

  5. JVMOptionCountを次の整数に増やします。たとえば、JVMOption18を追加した場合は、JVMOptionCountを10進数の18に設定します。

  6. Profitability and Cost Managementサーバーを起動します。

Windowsの大量のネットワーク接続用の設定

大量のネットワーク接続を処理するWindowsオペレーティング・システムの能力を高めるには:

  1. Windowsレジストリから、次に移動します:

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\TCPIP\Parameters

  2. 次のレジストリ・エントリを追加または変更します:

    • TcpTimedWaitDelay - ソケットがすぐに解放されるようにこの値を低い値(30など)に設定します。このDWORD値の範囲は、30から300の間です。

    • MaxUserPort - ポートに接続できるソケットの合計数を増やすため、この値を高い値(33000など)に設定します。これはDWORD値です。

    警告: これらのパラメータを変更する前に、Microsoft Windowsオペレーティング・システムのドキュメントで詳細を参照してください。

  3. システムを再起動して、変更内容を反映します。