ログ・ローテーション: ODL

ODLを使用する製品のログは、製品のロギング構成ファイルでの設定に応じて自動的にローテーションされます。たとえば、ログのファイル・サイズがmaxFileSizeプロパティで指定された上限に達すると、そのログはローテーションされます。ODLログのローテーションは、メインのログ・ファイルをアーカイブしてメインのログ・ファイルを新たに作成することで行われます。たとえば、FoundationServices0.logOracle Hyperion Foundation Servicesのメインのログ・ファイルです。FoundationServices0.logは、指定の最大ファイル・サイズに達するとFoundationServicesn.logとしてアーカイブされます。nはアーカイブ番号シーケンスにおける次の番号です。ローテーションとログ・ファイルの保存に影響を与えるODLログ・ファイル・プロパティの設定の詳細は、表3-9を参照してください。

log4jログのローテーションの設定を変更するには:

  1. サービスまたはサーブレットのappenders.xmlファイルを開きます。appenders.xmlファイルの場所は、製品によって異なります。
  2. CompositeRollingAppenderの定義を探し、プロパティを変更します。

    表3-10を参照してください。

製品によっては追加ステップが必要になることがあります。

表3-10 CompositeRollingAppenderのプロパティ

プロパティ 設定
RollingStyle
  • 1 - サイズに基づいてログをローテーション

  • 2 - 時間に基づいてログをローテーション

  • 3 - サイズと時間に基づいてログをローテーション

注意:

RollingStyleが3の場合、時間に基づいてローテーションされたログとサイズに基づいてローテーションされたログでは命名規則が異なるため、紛らわしい結果になることがあります。また、削除カウンタは異なる方式でローテーションされたログを一緒にカウントしません。

DatePattern値

RollingStyleが2または3に設定されている場合に、ログ・メッセージを別のログ・ファイルに書き込む間隔

DatePatternには文字列yyyy-MM-dd-mmを使用します; たとえば、yyyy-MM-ddmmは60分ごと、yyyy-MM-dd-aは12時間ごと、yyyy-mm-ddは24時間ごとを意味します。デフォルトは12時間ごとです。

MaxFileSize

RollingStyleが1または3に設定されている場合に、新しいログ・ファイルの作成をトリガーするファイル・サイズ(KB、MBまたはGB)

デフォルト: 5MB

MaxSizeRollBackups

RollingStyleが1または3に設定されている場合の生成元タイプごとの最大ログ・ファイル数(現行ファイルを表す1をプラス)。この数を超えると、最も古いファイルが削除されます

デフォルト: 5