フラット・ファイルのプロパティについて

表3-1は、ディメンション・フラット・ファイルの各プロパティのフォーマットを説明しています。フラット・ファイルの例は、フラット・ファイルのサンプルを参照してください。

メンバーのEssbaseメンバー解決順序プロパティを含めることができますが、位置を表示するために、フラット・ファイルの1行目に追加する必要があります。

注:

ディメンション名は、コメント行がある場合はその後の1行目に表示されます。

表3-1 ディメンション・フラット・ファイルで定義されるプロパティ

プロパティ名 プロパティ・タイプ ディメンション・タイプ デフォルト値 説明

ディメンション・タイプ

ディメンション

すべて

汎用

ディメンション・タイプを識別します。有効な例は、勘定科目、期間、年、バージョン、シナリオ、POV1、POV2、POV3、POV4、ディメンション、属性、ルールです。このリストにプロパティ名がない場合、デフォルトは「汎用」です。この位置は、ディメンション名(Gen1行の場合)またはメンバー名を表します。POVの順序は、年/POV1 = 1、期間/POV2 = 2、シナリオ/POV3 = 3、バージョン/POV4 = 4です。

ストレージ・タイプ

ディメンション

汎用、勘定科目、エンティティ、POV

疎および密

ディメンション名(属性として)

ディメンション、メンバー

汎用

なし

ヘッダーに属性ディメンション名を入力すると、その位置は、ロードされるディメンションに関連付けられた属性ディメンションを表します。その位置にある文字列はすべて"属性メンバー"とみなされます。たとえば、ヘッダーに「My Attribute Dimension」と指定するとします。そのファイルのデータ行で同じ位置にある文字列は、その属性ディメンションのメンバーとみなされます。このため、All Productsのデータ列にMy Attribute Member1を指定すると、ローダーはそのメンバーを属性の関連付けとしてAll Productsに割り当てます。

コメント

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

なし

 

階層タイプ

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

保管済

使用可能、保管済、動的、使用不可

BSOデータ・ストレージ

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

共有しない

ラベルのみ、保管、共有しない、共有、動的計算/保管、動的計算

ASOデータ・ストレージ

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

共有しない

ラベルのみ、保管、共有しない、共有

2パス計算

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

N

有効な値はTrueまたはFalseです(NまたはY)。

ASOディメンション式

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV

なし

 

メンバー解決順序

メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国

なし

Oracle Essbaseでは、解決順序番号が、メンバーがディメンションで評価される順序を決定します。1から127の間の番号を入力できます。解決順序番号が一番大きいメンバーが最初に評価されます(たとえば、解決順序番号が20の式は、解決順序番号が5の式より前に評価されます)。

解決順序番号が同じメンバーは、そのディメンションがデータベース・アウトラインに出現する順序で評価されます。解決順序番号のないメンバーは、解決順序番号があるすべてのメンバーの後に評価されます。

集計タイプ

メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国

未使用

加算、減算、乗算、除算、パーセント、無視、未使用

UDA

ディメンション、メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国

なし

単一のテキスト値、または(カンマで囲んだ)テキスト値のリスト。ディメンションの場合、値はディメンション名のタイプ = UDAです。メンバーの場合、指定したUDAディメンションのメンバーです。例:

myUda1
"myUda1,myUda2"

メンバー

汎用、勘定科目、エンティティ、国、POV、属性

 

親メンバー名を識別します。nullの場合、メンバーが世代2であることを意味します。順序が問題になるため、参照される親は事前に定義しておく必要があります。

別名:別名表

ディメンション、メンバー

すべて

 

例: "別名: デフォルト"、"別名: T1"

説明

ディメンション、メンバー

すべて

 

オプション - デフォルトなし。